2009年7月11日 (土)

レストランのにおい

 嫁に掘られるくらいならと思ったかどうか、

 おばあちゃんが早々と掘ってしまったことを家内は、小さなジャガイモを見て笑いながら嘆いていた。

 ところが世の中捨てたものではない、滋賀県で農家をされている知人から、たくさんのジャガイモが宅配便で届き、これは当面のものだから残りはトラックで引き取りにいらっしゃいとメッセージを頂いた。

 荷物の主Kさんは、我が家の愛犬『うっふ』(ラブラドール♂)と『シェリー』(ラブラドール♀)の子供『柚子彦』(♂)を飼ってくださっている方。毎日田畑に連れていってくれ、かわいがってくださっている。

 そこで早速、滋賀県まで柚子彦に会うことを言い訳にしてトラックで出かけた。そして沢山のタマネギと何種類ものジャガイモを頂いて帰った。

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 これはほこほこ、これは煮崩れしない、これはもちもち、これは・・・・。家内はすぐにそれぞれの特徴を把握した。毎日、タマネギ、ジャガイモ、それに出荷用に栽培しているピーマンを使って料理をしてくれます。

 今一番ヒットは、ジャガイモの冷たいスープです。

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 以前、村にある知り合いの店『梅樹庵』(めいじゅあん)でいただいて以来です。これを家庭料理として飲ませてくれるとは、家内も大したものです。

 我が家は、毎日手作りレストランのにおいがしています。

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2009年7月10日 (金)

雨ぶさん

 雨降りに仕事を休みゆっくりすることを『雨ぶさん』といいます。

 谷の水がなくなって田んぼに引き入れる水をどうしようかと心配しているところに雨が降り始め、今度は毎日続く雨で田畑が崩れてしまわないかと心配しながらおります。

 朝から雨脚の早い日は、雨ぶさんとなります。それは人間だけではなくて、愛犬たちも同じ事です。

 犬走りを一日中うろついて、宅配便にだけは尻尾を振るのですが、それ以外の人には吠える『うっふ』も玄関に入って雨の様子をじっとみて一日を過ごします。

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 雨ぶさんは、人間も動物も日ごろの仕事を忘れて、ゆっくり休むことができるのです。

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2009年7月 9日 (木)

ナメクジの糸

 長身の家内には、勝手口につるしている玉ねぎが邪魔だというので場所を変えた。

 脚立を片づけながら 今日も雨か・・・と、何気なくアルミ製のひさしの柱を見たらナメクジが糸の先にぶら下がっていた。どう見ても自分で糸を出しているとしか思えない。そして、徐々に降りてきているのです。

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少し勇気はいったけど、下からも見てみた。

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 糸がなかったらアクロバットです。(糸があってもアクロバットか)

 その後、地面から50センチくらいの位置まで来たとき、ナメクジは無謀にも飛び降りた。

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 ベッチョッ!となっていたけど、その後、角も目玉も出して元気に動きながら石の陰に入った。≪おそるべしナメクジ≫

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2009年7月 8日 (水)

楽しい一日

 私は、登美屋で、田畑で働くこと、訪れた人を案内する仕事のほかに、建設会社で働いている。

 建設会社の関係で山に行くことも多いのですが、今日も朝から現場を見るために林道に入った。先日来の雨で落石があったりして、道路に落ちたい石を避けながら進むのです。が、ジープタイプの軽四でも、たまには石をどけないと通れない場合もある。

 一度だけ、そのような場所があり車から降りた。また車に乗り込んで何となく足を触ったら、ヌルッとしたものに指が触れた。『ヒル』。車を止めて払い落としたとき、目の前に『カモシカ』「なあ、ちょっと待って」呼びかけたら、止まってくれました。

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 ヒルに食われたことも忘れて気分よくしていたのですが、少し進むと土砂崩れ。仕方なく歩くことにした。林道のカーブを曲がると鹿が跳ねるように逃げる姿。彼らに「ちょっと待って」は通用しませんでした。そのようなことが何度もあって午前中だけで10頭あまりの鹿に出会った。

 家に帰ると、七夕飾りを流すのであれば仲間に入れてほしいというメール。それではと一緒に出かけた。「七夕飾り、きれいに闇の中に消えたよなぁ」と話しかけたら、手をあわせ目をつぶっていたから見えなかったとこたえられ、この行事も来年からはまじめに取り組もうと思ったのでした。

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 いろんな楽しいことでいっぱいの一日でした。(パソコンがこわれたこと以外は・・・・)

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2009年7月 7日 (火)

七夕飾り

 子どもたち、兄弟、親友、みんな笑いながらそれぞれの願い事を伝えてきた。

 笑い事では済まない願い事もあるのですが、願いを口に出すことで少しほっとしたような、人に伝えた安堵のようなものを相手から感じながら、木製の短冊に依頼を受けた内容をできるだけ忠実に墨で書いた。誤字も読めない字もあるけど、気持ちがそれを補ってくれると信じている。

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 紙を切って飾りを家内と作った。色紙が足らなくなったので夕方『たまや』へ行ったら、今は置いていないという。宮代小学校がなくなったことをこんなことで知らされることはさみしかった。気を取りなおし家中をさがして何枚かの千代紙で不足分を補った。

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 楽しそうだから始めた七夕飾りです。皆さんに「願い事はひとつだけ」を条件に出していただいたものには、これまでの付き合いだけでは気付かなかったそれぞれの、気遣いいっぱいの生き様を知ることになった。

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 飾り付けた願いは、雨の中に飾った

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2009年7月 6日 (月)

田の草取り

田の草が生えてきました。

除草剤を一度やったのですが、思い通りにはいかなくて、でも2回も除草剤を使う気がしなくて、そこで登場するのが草取り機です。

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 私の知る限り我が家では、母が手で草取りをしていたように思います。

 最近あるはずのない草取り機が乾燥場の前においてあった。きっと誰かが下さったのだと思う。そこでここ3年ほどは、田の中に草が伸びてくるとこれで退治している。

 それで田の草がなくなるわけではなくて、秋には草だらけになっています。

 それにしても、このように草取り機を横から見ると、格好がよい。走るためだけに生まれたマシーンと同じように草取るためだけに洗練された形になっているような気がします。

 そのように思いながら田んぼの中を押したり引いたりしながら進んでいるとおしゃれな気分になります。

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2009年7月 4日 (土)

円形劇場の観客席

 私が生まれ育った古い家は、宮代オートキャンプ場の向いにあります。

 その宮代キャンプ場を円形劇場の舞台に見立てると、日高川をはさんで観客席に当たるところが棚田になっており、そこに家々が点在する。私の田畑は、生まれ育った家を中心にして、その観客席の西と東の端にあります。

 稲が育つ間は、朝夕西の端にある田に行きます。水の管理をするためですが、それ以外にも畦の草刈りをしたり、田の草取りにもいきます。

 西の田には納屋と車庫と乾燥場があり。農機具・肥料など資材を保管しており、一番使うのが乾燥場です。乾燥場は昔は『あぶり小屋』と呼ばれ、しいたけの乾燥をしたところなので、ひと休みする場所ですが今でも乾燥場と呼びます。

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 農作業のいっぷくは、30年現役のサマーベッド。最近それに加わったのが、家内の実家でもらってきたテクニクスのスピーカーと公平ちゃんの家でもらったミニコンポ。

 円形劇場の観客席で寝ながら聞くクラシックも良いものです。

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2009年7月 3日 (金)

理想と現実

 田植え準備にもみを蒔く時、苗を育てる箱に品種ごと異なった色のテープを張ることで識別します。間違って田に植えてしまうと大変だからで、作業前にはみんなで確認するための、ラミネートした計画を見せます。

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収穫までこのシートは使われ、それにより計画通りにことが運ぶのです。

そして今年も田植えを始めたのでしたが、一番大きな柳田で苗が足らなくなり仕方なく最後の4筋だけ『もち苗』を植えた。

準備の段取りがよくても、実行に移すと失敗するのは登美屋では常識。どうしたらよいか考えたあげく、看板をあげることにした。離れたところに1枚だけある田ですから、識別の必要もないのですが、心を込めて看板を作りました。

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来年こそ、吊り下げる品種名プレートは計画通りの1枚にしたい。

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2009年7月 2日 (木)

尽きない心配

 雨音がひどい夜は、大きな音で音楽を聴きながら眠る。

 実は、大風・大雨恐怖症なのです。風雨で山や田畑が崩れないか、その心配が神経をすり減らすのです。

 ここ2晩は雨がひどく、特に昨夜のように眠るようになって激しく降られると、夜中に何度も目が覚める。

 今、私を救ってくれているのは、坂田明さんの『ひまわり』。これで何とか眠っているのです。夜中に目が覚めるとまたそれを再生する。

 昨夜の雨も明けてみると心配するほどのことはなかったようで、すがすがしい朝になっていました。

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 朝の気持ちよい空気の中で、この先台風が来たらどうしようかと心配は尽きない。おじいちゃん(父)が言う『何が起こっても、家族が元気ならそれでよい』などという心境にはなかなかなれない。 

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2009年6月29日 (月)

男の料理教室 09.06

誰が提案したのか、今日のメニューはそうめんと天ぷら

私は朝から山へ、イワタバコとミツバとウドを採りに入った。簡単にさがせると思ったら、ミツバがなかなか見つからずやっと人数分確保した。

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10時に集合場所の市民センターへ、行くとすでにメンバーは集まってなにやら話し込んでいた。これは出遅れた。こんなときは毒舌攻撃を受けることがあるから要注意。

ところが一番の講釈師が来ていなかったので、「Mさんは何故じゃろう」と自然な形で話しに入った。電話すると「虎ヶ峯を柳瀬に向かって下るところじゃ」と言いながら、どうも事故があったみただとか、昨日の事故はなんだったのかなどといらぬ話をするので、待ってるから気をつけて早くおいでと言って電話を切った。

親分は相変わらず、「男の料理ちゅうのはなぁ、この5人組(指のこと)が活躍するんじゃ」とミツバのじくを手でちぎっていた。そんなことがあるのでこちらが真似ると「もっと丁寧にしろ」と言ったりする。

でも男の料理教室は、年功序列ですから、「ははーーっ」っと聞かなければならない。

それぞれが講釈を言いながらも12時には完成。みんな飯時は守る。

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夜勤明けで遅れてやってきたMさん、料理の間、隣の部屋で寝ていたけど、不思議やね、誰も声をかけなかったのにいつの間に起き出したのか『てんつゆ』を椀に入れ時はお玉を持っていた。そして一番先にそうめんを食べ始めた。

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講釈には追いつきませんが、少しずつ、料理の腕前はあがっています。

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