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2008年1月24日 (木)

夫婦

 季楽里で若いご夫婦に出会った。仲のよさそうな落ち着いたいい雰囲気のお二人だった。聞けばこの夏ごろに結婚されたそうだ。

 私たちは結婚して30年近くになるが、新婚の頃はどんなだったのかなあと考えた。

 おじいちゃん達と同居して色んなことを助けてもらいながら、半人前の二人がなんとか今まで喧嘩しながらも一緒に過ごしてこれたのだなあと思う。

 喧嘩といえば思い出すことがある。長女が小学校1、2年生の頃のことだ。何で喧嘩したのだかは思い出せないが、(多分、布団を誰が上げるとか他愛もないことが原因だったのだと思う)朝、こぜりあいをしたのだと思う。

 学校から帰ってきた長女が、表に絵と一言を書いた手作りの封筒をランドセルから出して「お母さんこれあげる」といって渡してくれた。みると「おとうさんおかあさんけんかしないでね。アサガオの花きれいにさくからね。」と幼い手で書いた大きい目の文字が並んでいた。袋の中にはアサガオの種が何粒か入っていた。

 ドキッとして「これどうしたん」と聞くと、私たちの朝の口げんかを気にしていたのだろう。担任の先生が心配して聞いてくださったようで一部始終を話したのだそうだ。そしたら、先生がこの種を「これをお母さんたちにあげよし」といって下さったのだという。こんな思いをさせていたのかと情けないやら恥ずかしいやら・・・。

 で、その種を撒くまでまだ間があるからと台所の壁に貼っておいた。そのまま何年かそこに貼っていて喧嘩して腹が立ったとき、「おっそうや、あかんあかん」と戒めにしてきたように覚えている。

 その種と手紙は、いつかの大掃除のときにどこかに置いてそのままどうしたのかは忘れてしまった。

 だが、「おとうさんおかあさんけんかしないでね。アサガオの花きれいにさくからね。」という言葉は今も胸のすみっこに貼ったまま確かにある。

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