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2008年4月24日 (木)

写真の無い思い出

 写真に撮れなかったから、いつまでも忘れられない思い出があります。

 10年ほど前、小学生だった娘と二人で3日間の金沢旅行に出た。

 ホテルの人も初めてというような、春の嵐が過ぎた朝早く犀川へ散歩に出た。家内に犀川沿いに室生犀星の碑があることを聞いていたのでそれをさがしに二人で出たのです。フロントでいただいたパンフレットのイラスト地図が頼りですからなかなか見つかりませんでした。

 やっと見つけた碑には「あんずの詩」が刻まれていた。

 では、記念写真。

 あっちゃぁ!「カメラ忘れてきた・・・・」

 仕方がないので、この詩だけおぼえて帰ろうということになり、一生懸命おぼえた。詩の前のほうと後ろのほうと担当を決めてみたり、一緒に暗唱したりした。碑を離れては確認のために戻り、忘れたといっては戻り、碑と帰り道を行ったり来たりした。

 詩は、忘れてしまっていましたが、私にとって、写真がないからこその大切な思い出です。

 あんずよ花着け 地ぞ早やに輝け 

 あんずよ花着け あんずよ燃えよ

  ああ あんずよ花着け

 

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