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2008年6月

2008年6月30日 (月)

シェリーのしっぽ

 黒ラブの『シェリー』は10歳、白ラブの『うっふ』10歳の奥さんです。

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 彼女は10歳を過ぎてまだ、おてんばが過ぎます。うれしいときの感情表現はやっぱりしっぽ振りですが、彼女の場合は辺りかまわず振りまくり。冬に怪我したしっぽの先が、治りかけてもうれしいことがあると、しっぽ振りまくり。そばにブロック塀があろうと石があろうと、振りまくり。ですから、また傷ができる。

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 私たちがシェリーの傷と戦い続けてもう何ヶ月になるだろうか。包帯を巻いてもしっぽの一振りで飛んで行く。しっぽにプラスチックのカバーをつけると噛み切って。口輪をしたらその隙間からカバーを噛み切った。首が曲がらないように幅の広い首輪をしたけど、2週間持たなかった。何をしても彼女はすぐに克服?する方法を考え出すのです。

 そしてついに(今は)この方法、傷口に薬をつけ包帯で巻き、散水用のホースをしっぽの長さに切り、そのホースを縦に裂き、しっぽのカバーとしました。これで何とか傷は回復に向かっています。

 彼女の知恵とチェレンジ精神は、見習いたいけど、受身になる側はたまらない。

 

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2008年6月26日 (木)

ちょっとお馬鹿さん

 我が家には『うっふ』というオスのラブラドールと、彼の妻、黒ラブの『シェリー』が暮らしています。彼女を慣用句で言うと「目から鼻に抜ける」がぴったりです。しかも、さみしがり屋で甘えっ子ときます。冬、尻尾に小さな怪我をし、治りかけても、朝夕の散歩に出ようとすると感激して尻尾を激しく振って、だめにする。この繰り返しで以前よりひどい傷になっています。

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 今日の一大事はそんな彼女の、一瞬のひらめきと行動力に持ち合わせのお馬鹿さんが一緒になって起こったのです。

 彼ら夫婦の子犬を家族にしてくれている獣医さんのところへ尻尾の治療をしていただきに町に出た。 待合室で、「すわれ、まて」賢くしていました。私が本を読んでいる間も静か。本を棚に返そうとした瞬間外に飛び出した。『ガッシャーン』見事に玄関のガラス戸を突き破って・・・・・。 こんな場面を映画で見たことはあるけど、実際ははじめてです。「何事?」近所の人達もガラスの割れる音にびっくりして飛び出してきました。私も含め皆さん開いた口が塞がらない状態。シェリーは無傷、ガラスに鼻から当たったので鼻血が出ただけ。

 シェリーは病院を訪れようとした犬を見て「遊ぼう?」って、6ミリのガラスを突き破ったのです。子育ての時、感心するほど良いお母さんだったのに10歳を過ぎてまだ、おてんばのお馬鹿さんをしています。

尻尾も治ってほしいけど怪我しなくて本当に良かった。(皆さんには迷惑かけました)

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2008年6月25日 (水)

アブ

 散歩の後などアブを連れて来たり、夕方過ぎて戸を開け放したままにしておくとアブが家に入ってきます。

「やられたっ!」家内が夕食の片づけをしていて叫んだので、何事かと思ったら背中をアブに刺されたらしい。『刺された』のが正しいのではなく『吸われた』が正しいのかもしれません。

 早速、私が登場。まず台所の戸を全部閉めて、逃げられないようにし、部屋の中をさがす。飛んでいなければ、壁、天井に1センチほどの黒い影をさがします。片手にはバトミントンのラケットを持って、見つけたらスナップをきかせて『ぱしっ』といきます。さがしましたが、台所にはおらず、ついに隣の部屋で見つけ見事捕獲。「お母さんこれで大丈夫」となりました。

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 アブ対策は、ブンブン体の周りを回っても、こちらがうろたえないことです。落ち着いてよく見て何かにとまったら、こっちのものです。今夜は1匹でしたが、昨夜は5匹も退治しました。アブには困ったものですが、こうして退治をすることでお母さんに認められるなら、努力の甲斐はあります。

 しばらくはラケット片手に頑張ります。

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2008年6月24日 (火)

特別な朝

今朝は特別でした。

空には月があり、新緑は輝いていました。

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少し歩いて振りかえるとやっぱり絵のような世界でした。

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おじいちゃん(父)がよく「こんな自然のなかで暮らせるのは幸せじゃ」と言う。私も時々そう思う。

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2008年6月23日 (月)

用材搬入

「明日、雨やから木を引き取りにおいで」

 5月の連休に運び込んだ薪用材を、サイズにあわせって切っていましたが、息子とあと1日で何とか片付くかなと話している矢先の電話でした。うれしいやら、つらいやら、山の手入れにも行きたいし、田んぼの草は伸び放題やし、でも結局あり難い話なので息子と二人4トンダンプに3車分の用材を広場に運び入れた。

 杉や桧の伐採で邪魔になる木を切るときがあり、その中から広葉樹を選んで山から土場と呼ばれる木材集積場に出してきてくれているのを引き取りに行くわけです。積み込みには、一般にユンボと呼ばれているキャタピラで移動する建設機械の先に、木をつかむアタッチメントを取り付けたものを使います。

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 厄介な機械で、なかなか思うようには使いこなせません。だんだん使い方が慣れてくると上手にトラックへ積めるようになリますが、なれた頃にはもう終了。次回はまた、慣れないところからのスタートです。

 明日からはまた暇を見て木をカットしていきます。

 

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2008年6月21日 (土)

ルール無用

今朝のこと

 「おばあちゃんどこ行くん?」面倒くさいときは返事をしません。雨の中、黙々と家の裏の道を畑に歩くので付き合った。ラッキョウ漬けが美味しくて今から掘るらしい。ラッキョウは普通植えて2年から3年目を掘るらしいが、1年目でも掘るおばあちゃんに普通は通じないのです。

 掘っては鎌で葉を切り落とす。『葉っぱつけたままにして、そばの溝から落ちる水で洗ったら?』と提案したら、私がラッキョウ洗いする羽目になった。全部掘り終って、溝でラッキョウを洗う私の後ろを何の関心も示さずおばあちゃんは家に帰った。道路にキャタピラのような足跡を残して。

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 そんな普通は通用しないおばあちゃんは、その後別の場所に行き、そばに空いた畑があるのに、お母さんが芋を植えたりした畑を掘り返し、大根の種を蒔いたそうだ。ルール無用ってやつです。タイガーマスクだったらこれは悪党ですが、寛大な家内は笑いながら我慢しています。

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 夕ご飯の後、「おばあちゃん、ポケットに入れといて、仕事で疲れたらこれなめたらええで」と私は飴をひとつあげた。母は私を見て「我が子なりゃこそじゃ」物をもらったときのお上手はしっかりしているのでした。

 

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2008年6月20日 (金)

バイオチェーンオイル

 チェーンソー用のオイルを買ってきました。

 チェーンソーには給油口が2箇所あります。一方はエンジン用に混合ガソリンを入れ、もう一方はチェーンがスムーズに回転し熱を持たないように飛ばし油を入れます。今日、龍神村森林組合へ行きそのオイルを買ってきました。

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 以前から環境のこともありこの植物性のオイルを使っていました。さて買おうと財布の中身を見たらギョ!とても買えない。「バイオじゃないのはいくら?」帰ってきた答えは約半値。

 安いほうなら買えると思いながらよくよく聞くと、ここの森林組合では「バイオチェーンオイルを仕入れより安く販売している」とのことでした。そしてとにかく植物性を続けて使ってほしいと説得され、車に戻り小銭もかき集めて何とか支払ったのです。

 1年に一缶も使わない私のような者にまで、時間をかけて自然への負荷が少ないオイルを使い続けるようすすめる森林組合ってええなあと思ったものです。おかげでちょっとこだわりの、環境にやさしい薪作りができます。

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2008年6月19日 (木)

チェーンソー

 山から広場に出して来た薪ストーブ用の木をチェーンソーで長さを合わせて切っています。

 長さは40cmに揃えていくので、チェーンソーは大活躍、それに杉やヒノキと違って桜や樫といった硬い木を切りますからすぐにヤスリで手入れをしなければなりません。私のような素人がヤスリを使うとどうしても切れ方がおかしくなってきます。

 そこで、山で働く人に聞いたら「ヤスリを使うときの定規がある」とのこと、早速林業機械を扱う店に行ったら、ありました。

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 右側がグリップ、中の溝のようなところの裏にチェーンソー用のヤスリがついていて、表側の光っているのが定規、左に斜線が見えるけど、チェーンをこの角度置いてヤスリを押し出すようにすると、いつも一定の角度で歯が研げるわけです。

 機械屋さんの説明を聞いて「な~んだそんなものか」 「大した物ではない」がその時の感想。それで家に帰り使ってみたら、なかなかの優れものでした。急に「さすがオレゴン(メーカー名)」と感想はかわった。

 以前は切れなくなると、ブンブン吹かしたり、チェーンソーを押し付けたりしていたのが、今は豆腐をきるみたいに・・・(ちょっと大げさかな)エンジンの回転に合わせてすーっと切れていきます。そして切れる歯で作業すると、体も楽です。

 機械や道具は、基本を守って手入れをするのが大事なことだとつくづく思いました。

 

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2008年6月18日 (水)

ササユリ

 ササユリが咲きはじめました。

 葉が笹に似ているからササユリ。名前は良いし、匂いも良いし、色もよいのに、何故かつぼみは恐ろしい。

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 監視しているような、攻撃態勢みたいな姿です。

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2008年6月17日 (火)

おっちょこちょい見つけました

 地域の小学校が今年で廃校になり周辺の3校が統合され上山路(かみさんじ)小学校という名になります。この私たちが通った宮代小学校が、今年で130年の歴史に幕を閉じるのです。こんばんは、廃校に合わせて行事や記念誌を作るための集まりがありました。

 行事嫌いの私は、もちろん記念誌作りの部に立候補しました。さてどんなものに仕上がるか今からあれこれ考えていますが、それはさておき、見つけました。

 小学校の駐車場に車を止めようとしたらライトの先に自転車。「夜の寄り合いに自転車で来る人もいるんだ・・・」でも・・・よくみると、母ちゃん愛用の自転車です。先日、学校のそばにある大工小屋へカンナ屑をもらいに来たとき、家内が遅れて自転車で現れたのを思い出しました。

 私が見つけたから良かったものの、先に自転車を乗り捨てたことを忘れている家内が家の車庫に自転車がないことに気付いたら、「自転車泥棒!」と一騒ぎになったところです。  ホッとしながら、私まで自転車を忘れて帰ってはいけないのですぐに軽トラの荷台に積みました。   ああ良かった。

 でも、何より良かったことは、このおっちょこちょいが、宮代小学校の卒業生ではないことです。

 自転車は、こっそり車庫の隅にかえしておきました。

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日課

 朝は5時半、夕方は家に帰ってから田んぼの水を見に行きます。

 朝は、前日の夕方田に引き入れた水を止めに行きます。夕方は、田に溜まった水の具合を見てどれくらい引き込むか決めます。引き入れの量はホースにつけられたバルブ調節だったり、樋の場合は流す具合を変えたりします。

 田にある程度水が溜まれば、落し口から流れ出るようになっているのですが、たとえ谷に水が多い時期でも必要以上の水を引き込むのはもったいない気がして、翌朝水を止めに行ったとき丁度良い加減に溜っている状態になることを目指しています。

 こんなふうに田んぼの水管理だけで、毎日同じ道を朝夕通ることを続けていると、別なものが見え始めます。それは、田んぼの植え付け準備のときに感じる活動的なものではなく、もっともっと静かなものです。

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植えて2週間、稲はイネミズゾウムシに食われながら頑張っています。

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2008年6月16日 (月)

見つからないように

 麦を収穫したあとの田に大豆を蒔いています。 

 残った麦の株の中に大豆を2~3粒ずつ30センチ間隔で埋めていくのです。そうすればハトが容易に掘れないから安心だと、パン屋に聞いていたので早速今日から、家内と二人仕事の合間に植え始めた。

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 それでも心配なので、ハトに見つからないように『静かにこそこそ』植えた。私が用事で家に帰り戻ってくると「ハトがもう来た!」ハトは歩いてくるわけじゃないもんナ、木に止まったままでも空からでも見放題。

そこへあいちゃんが通りがかり。「賢いで、ハトは植えた間隔まで解るかして、蒔いたとこだけ掘っとるで」らしい。我が家では鳥害には釣り糸と決めている(あの透明な糸を張り巡らすと羽が引っかかる危険から、鳥が寄り付かない)ので夕方糸を張ろうと思いましたが、「株の間に蒔いた種は掘りづらい」を採用したほうが楽なので、今日明日様子を見てみます。

 楽しみなような、こわいような。

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2008年6月15日 (日)

麦こなし

麦こなし終わりました。

 正しい表現は「麦こなし終わっていました」です。と言うのも、土曜の夕方田んぼの水を見て歩いていたら、おさやんが「え~さん、どこへ置いとこう?」よく聞いてみると、天気が良いので干していた麦を奥さんと二人で脱穀してくれたらしいのです。「登美屋の人に言わずに失礼しました」とも付け加えた。私もあっけにとられ「じゃ、車庫に」と返事してしまった。

 本当に何もお返しらしいことはしないのに周囲の皆さんに随分お世話になる。

 麦は脱穀しその後お日様に干し十分に乾燥させたあと、精米所などへもって行き精麦してもらうのですが、去年まで精麦をしてくれていたところが今年からしてくれなくなり、新しいところをさがすのが大変だった。おさやんやらみち子さんやらうちであらゆる情報網を使って調べたけどなかなか見つからなかった。

 結局、今までの精麦してくれていた精米所から「壊れた機械を譲り受け修繕した方が引き受けてくれそうだ」という情報が入ってきました。

 細々とですが、以前からのくらしを続けるのは小さな挑戦がいくつもあって、みんなで乗り越えていく楽しさがあります。 

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2008年6月13日 (金)

琵琶湖博物館

琵琶湖博物館で、「ファーブルからまなぶ」という企画展をみて来ました。

 この滋賀県立博物館へは今までにも何度か行っていますが、企画展と常設展を一緒にみると体が持たないくらい疲れます。今回も10時過ぎに入って3時までいたのですが、企画展で3時間ほどおり、フロアートークに参加し、そのあと学芸員さんから色々お話を聞き、忘れていた昼食、水辺の植物園で休憩というような具合でした。

 企画展では展示方法に関心があるし、内容は書きとめておきたいことがいっぱいあるし、訪れた人は何を見ているか興味があるし、全ての面でわくわくしながら過ごしました。監視カメラが設置されていたらきっと私は不審人物に写るでしょう。

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 昼食は、『にほ(カイツブリのこと)のうみ』で琵琶湖産食材の天丼(エビ、ブラックバス、ビワマス入り)がありそれをいただきました。館内は平日にもかかわらず、遠足の子供たちや近場のお年寄りの方たちが多くみえており、広い年齢層で楽しめる場所だとそれだけでわかります。

 こんな素敵な場所に私は学生として入ることができます。

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2008年6月10日 (火)

ふたつでひとつ

暖かくなり保温の弁当箱から木の弁当箱にかわってしばらくになります。

 勤め先の事務所や、現場の谷のそばでお昼になれば食べたあと洗えるのですが、山の中に入ったり、道路に車を止めて食べるときなどはそのまま家に持ち帰ります。弁当の内容は、家にいる家族がその日の昼ごはんに食べるおかずが並びます。

 今朝、「どうしたん」縁のかけた弁当箱を見せられた。「昨日の昼はかけてたよ」というと「一昨日かけてた」らしい。取り立てて気付くことはないが、多分犯人は私でしょう。前回は私が見ているところで家内が落として壊した。

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 2段重ねの木製の弁当箱が今年に入って2セット壊れてしまったのです。「新しいの買おうか?接着剤でとめるのも、食べ物入れるものやから」と家内。私はどうしたものかとさっきまで考えていました。馬鹿でした。壊れていないそれぞれひとつを使えばいいのです。

 今日から10年余り使うふたつをひとつにして弁当を持ちます。

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2008年6月 9日 (月)

山に手を合わす人

村にある宿泊施設「季楽里龍神」でお客さんを案内して「朝の散策」に出ています。

 季節の花、朝露の様子、動物たちの話、水と木とそこに暮らす人たちのかかわり、山の手入れの話、質問に答えたり、逆に教えていただいたりしながら、林のなかで同じ時間を過ごします。

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 きれい事に聞こえるかも知れませんが、「一生に一度きりの出会いかも知れない」そんな気持ちで龍神のことをお伝えしています。

 今朝も、いつもどおり緩やかな林道で様々な、ものに、においに、かぜに立ち止まりながら歩きました。そして、行くときとは違う発見をしながら同じ道を帰ったのです。林道を出ようとしたとき、一人の方が振り返り、山に手を合わされた。続いて林道から出る何人かの方が同じように手を合わされた。

 私にははじめての経験でした。自分を振り返り、毎日をこの自然や環境の中にいて、手を合わすほどの感謝をしているだろうかと反省した。それと同時に、やっぱり一生一度かも知れない出会いを大切にしようと思いました。

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2008年6月 8日 (日)

薪準備

先日ここで宣言したとおり薪の準備を始めた。

 運んできている木を見ていると気後れするので、少しでも時間ができたら作業するように心がけ、30分だけの日もあるし、夕方1時間の日、雨で何もできない日もあります。道具はチェーンソーなのであせりは禁物、怪我をしないように、石を切らないようによく見ながらの作業を心がけています。

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 今日も、季楽里で『朝の散策』のあと家に帰り10時過ぎから12時前まで、午後は用事で町に出たので、帰って来た4時半から1時間の作業となりました。

 変な表現ですが家での作業は「ついではしても、いっそはしない」ようにしています。今回の薪作りもゆっくりと楽しみながら、一つ一つゆっくりカットしていきたいと思っています。

 

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2008年6月 6日 (金)

さみしさと向き合えば

 訃報には慣れている私ですが、今日のそれは家内からのメール、じわーっとさみしい思いがわいてきました。私が自分の田とは別に耕しているのがその方の田です。

 私が二十歳ごろ父の体調が悪い春があり、何も解らないまま田を耕しておりました。作業は遅れるし日が暮れてもライトを点けて耕運機を使った日があり、翌日その方が耕運機とともに来てくれ、色々教えてくれながら田植えの準備を終わらせてくれたのです。

 10年ほど前から体調が悪くなり田を耕せなくなったので、しばらく休耕されていましたが、それでも手間がかかるので私が耕すことにしました。以来「もう今年こそお返ししよう」と考えながら稲やピーマン等を作ってきた。あの日の朝「昨夜は遅うまで頑張ったのう」慰めともとれる言葉でほめてくれながら、やってきた顔を思い出し、この人が生きてる間は作らせてもらおうと頑張った。

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 今年も田に立ち、上の方に見えるその家にいつも人影をさがした。なかなか水が溜まらないときは「苦労する姿は見せたくないな」とか、畦塗りしながら「水が溜まったのを家から見てくれているかな」と思いながら作業した。田植えをはじめる時は、報告にと電話を掛けたけど今年は留守みたいだった。

 土が浅く、水持ちが悪い田ですから、その方も春には苦労をして水をため、夏には谷の水を心配し秋を迎えたと思う。この春、田植えが終わったら、その苦労をほめてあげようと思っていたところでした。

何となくさみしいのは、苦労をわかり合える人が減ったからかも知れない。

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2008年6月 4日 (水)

宣言

明日からストーブ用の薪にサイズを合わせて丸太をカットします。

 5月始めから10数トンの薪用丸太を広場に運びましたが手付かずです。今夜チェーンソーのチェーンも新しいものに交換しました。明日から勤めに行く前と帰ってきてからカット作業をします。梅雨明けには薪割をして真夏には乾燥してよい薪に仕上げます。

 山の手入れにも入りたいし、したい作業はいっぱいあるのに体はひとつ。

 どれもこれも楽しくて楽しくて。ああつらい毎日です。とりあえずは薪作りかな

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2008年6月 3日 (火)

雨の朝

 昨夜は雨で寒かったので・・・・薪ストーブに火を入れました。

 どうでもいいのです。とにかく薪ストーブは生き物のような存在で、火を入れるのはペットとじゃれているようなもの、生き物でないが故にこちらのわがままがまかり通るのです。それに、雨で洗濯物を部屋に干した家内には喜ばれ、まさに一石二鳥というものでした。

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今朝も雨でしたが、雨が降っても田んぼへ様子を見に出かけまます。

 大きな粒の雨が降るとき傘をたたむと、水の溜まった田んぼに、チャッポンとかチャッピンとか小気味良い音が聞こえます。そして時々水面に水玉ができて転がるのです。不思議なことですが本当です。それがあちこちで音を立て、水が跳ね、水玉が走り、小波が様々な模様を作るのです。雨が水柱になって水玉になって水になる。水が忙しくて忙しくて、それを見ているだけで時間が過ぎてしまいます。

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わくわくする贅沢な時間をすごしているなと感じています。

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梅雨

天気の良い日に田植えが終わり、翌日は麦を収穫しそして今日梅雨入り。

 ここでのくらしは例えば、晴れた日が続けば水を心配し、雨が降れば水を心配するのです。年中どきどき心配しながら暮らすのは体に良くないから、悔いを残さぬように一生懸命耕し、あとは天に任す。

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 散歩に出れば、雨の日はみずみずしく、晴れた日にはうきうきする。そんな時、大きなものや、きれいなものに目が奪われないように、別の何かを探してみる。そうすることで何となく安心するのです。

 

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2008年6月 1日 (日)

麦秋

昨日さなぶり、今日麦秋

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 刈取りも最終はおばあちゃんが仕上げます。ここまで来るのも大変な足取りでしたが畑に出ると元気になります。このあと落穂を全部拾い集め、ハウスに運び込みました。あとは、おさやんが奥さんとふたりで来て脱穀してくれます。集落でこうして麦を作っているのは数軒で麦栽培の話だけで結構盛り上がったりします。

 同じことを経験する一体感はこの年になっても楽しいものです。子供の頃のクラブ活動みたいな感じと言っても表現に間違いと思います。栽培上の苦労や心配事を共有するのは大切なことです。

 いつも庚申さん(農業の神様)におまいりしているMさんも麦を作っていますが、庚申さんの掃除をしながら「え~さん鹿に食われとってよかったのう」といわれた。鹿に食われることで草丈が伸びず結果倒れずに済んでよかったというのです。そうしてしばらく味噌や醤油の話をした。その夜にMさんから電話をいただき「今日話しそびれたことがあって・・・」それでまた10数分麦のことで楽しい話をした。

 それぞれ耕す畑はちがっても、同じ作物を作り体を使って知った苦労や喜びを共有することは、親しみを倍増させる。

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