« うちのお茶が美味しいわけ | トップページ | 洗濯物がよう乾く »

2009年4月19日 (日)

28回目

 夕方から家内の実家へ行った。

 さて、薄い財布の中身から、何をてみやげにするか考えながら店を回ったが、結局何も買わずに実家を訪ねた。

 母は布団に入っており、父は管から流れる酸素を吸いながら、起きてテレビを見ていた。

 行くとすぐに、夕方から何か用でもあったのかと父に聞かれ、今日が私たちの結婚記念日で、おかげで28年になると報告をした。布団にいた母が急に、赤飯でも炊いたらよかったと言い、父はそうかといったがそれ以上は何も言わなかった。

 「おじいちゃんが、へろへろに酔っ払った日から28年」言わなくてよいことを口にしたと思ったのに、父は私の言葉にてれ笑いをした。

 これまで、些細なことからいさかいもあったし、両親にはずいぶん迷惑をかけた。

 実家で、母に頑固を通す父も、私が言うことはたいがい聞き入れてくれる。そのことで母は、私を便利に使っているところもある。

 元は他人という緊張感と、家族という甘えが、この28年の間に気心が知れる関係を築いてくれたのかもしれない。

 帰るようになると母は、運転には気をつけるようにといつもの言葉を繰り返した。

 Img_6909

 <君がいればこそ>  エビネランが咲きました。 

|

« うちのお茶が美味しいわけ | トップページ | 洗濯物がよう乾く »

ひとり言」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« うちのお茶が美味しいわけ | トップページ | 洗濯物がよう乾く »