ご馳走
我が家でぜんまいの料理が出る日は、盆、正月など特別な行事があるときです。
ぜんまいは春に収穫して綿を取り、軸が指でつぶれるくらいに茹で、水切りをしてお日様に干し、何度も揉みながら仕上げていきます。
仕上がる頃には軽くなりますから、春の風に飛ばされないように、見張っていなければなりません。
こうして仕上がったものをナイロン袋に入れて保存するのです。
ほぼ、今日でぜんまいの収穫を終わります。後から出てくるものは、そのまま残し夏の間に来年の養分を蓄えてもらいます。
『収穫終了宣言』は、毎年おじいちゃんがするのですが、今年はその前に入院したので、例年のその日と同じような状況が分かりますから、終了となりました。
ぜんまいに限らず、自然の恵みは沢山採るのが良いのではなく、自分たちのくらす範囲で、微妙なバランスを考えながら必要以上いただかないように収穫しております。
そのことを知って恵みを口にすることは、ご馳走です。
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