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2009年4月 6日 (月)

なつかしの牛乳ビン

 昭和10年ごろ宮代に牛乳屋さんがあった。

 先日、今度案内するコースの下見に行き、ある家で取材していたら2軒の集落になったが、以前はもう一軒あり屋敷跡があると教えてくれたのでその場所に行ってみた。確かに、石垣と屋敷への階段もあった。

 残されたものをみながら、風呂の跡、便所の跡、台所かななどと、残っている腐食しない陶器やガラス製品で想像する。帰りがけにふと足元を見たら『宮代』の文字の見えるビンがあった。

 土を払ってみると『宮代畜産組合』と書かれてあった。裏には『高温殺菌 全乳  一、八デシリットル』の文字が入っています。

Img_6774 

 この場所を教えてくださった屋敷跡の持ち主さんは、ここに住んでおられた方の親戚ということだったので、このビンを持って行き、わけを話し頂けないかとお願いしたら「どうぞ」と快く下さった。

Img_6776 

 宮代の薬師堂近くに住む『けーやん』にこのビンの話をしたら、「針金でぱちんととめるふたの付いたビンは、昭和10年ころじゃ」と教えてくれた。『けーやん』は14歳の頃、この宮代畜産組合で働いていたそうだ。

 乳牛を飼い、乳を搾り、瓶に詰め。自転車にこれを100本積んで日高川の上流へ行く者は温泉まで、下流へ行く者は柳瀬まで、毎日配達したという。値段は10本入りのタバコ『バット』と同じ7銭だったそうだ。

 屋敷跡で見つけたこの1合入り牛乳ビンには、まだまだ多くの人の思い出が詰まっていることでしょう。

  

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