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2009年5月20日 (水)

あぜぬり

 田んぼの水が持つようにあぜぬりをします。

 棚田では、一枚の田にそれぞれ畦と岸があります。岸は山側で畦はその反対側です。棚田の形からするとやはり畦側の水漏れが一番怖いのであぜぬりは大切な作業です。

 最近は、畦波と呼ばれているものを畦にセットして、畦塗りをしない田も多い。私の家も面積の約半分が畦波を入れています。

 畦塗り作業は、田に水を引き入れ耕運機でかき混ぜて「ひて田」にして土が落ち着く1~2日後にします。畦の土を薄く床(水漏れしないように田んぼの底は赤土で固めている)まで作り土を取り除き、そこに泥土を塗りつけていくものです。

 時間はかかるし、腰は痛いし、体は疲れるしって作業です。

Img_7071

 この畦塗り作業は修行みたいなところがあって、とにかく同じ動作を繰り返さなければ終わらない。手を抜くと水が抜ける。秋まで水が持つように願いながら作業を続けるところに良さがある。

 「明日も良い天気になるでしょう」などとお天気お姉さんがテレビで予報を言っているのを聞くと、何が良い天気だ!谷の水は少なくなり雨がほしいところだ。

 この季節いつも谷の水が少なくなる。畦塗りしながら気付きました。雨が降らないからではなく、木が動き始め根からいっぱい水を吸い上げているから谷水が少ないのだろう。

 顔を上げると、夕日のあたった薬師堂のほうの木々は生き生きとしていました。

Img_7074 

 木たちは「田に引き入れる水を大切にすること」を今のうちに教えてくれているのでしょう。

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