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2009年5月31日 (日)

田の名

 我が家の田には全て名前がある。

 父から作業を受け継いだとき、名の無い田もあったので、家族で話し合って決めた。

 丸田、腰切れ、大田、岡田、沼、三角、長通り、柳田がもとからある名前。

 チリ、腐れ木、水取り、黒酢、穴、ごん田、本田、高月が後からつけた名です。

 どの田にも、名前と面積が書いており、田植えが済むと稲の品種を書いた板をつるし、収穫が済むまでそのままです。

Img_7098

 これを見ると、岡田に『もち』を植えたのが通りかかった人にさえわかります。このような作業をすることで家族には、面積や収穫の多少にかかわりなく一つの個性を持った田にかわります。小さな田一枚が、次の田に水をつなぐ役割があったり、獣の被害を一手に引き受けてくれる田だったりする。

 人に名があるように田にも名があったほうが良いと思う。棚田の田は稲を育てるだけではなく、多くのかかわりの中で、微妙なバランスの一端をそれぞれが担っているのです。

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