« ホタル | トップページ | 栴檀(センダン) »

2009年6月11日 (木)

さなぶり

 麦を刈取ったあとの田をおこし、水をためて『ひて田』にして、代かきを済ませ、ついに全ての田植えを済ませた。『さなぶり』です。

 田植えの始まりが『わさ植え』で植え終わりが『さなぶり』だと、おさやんに教えてもらった。田に限らずここでの暮らしは一年をとおして終わることなく、ぐるぐると作業がつながっています。ですから、たいがいの作業に節目はあっても、そこが起点でもなく、終点でもない。常に通過点のような気がしています。

 今朝、田んぼの水を見に行くとシカの足跡が棚田を横断するように下から上の段に続いていた。わさ植えをした一番上の丸田なども、植えた苗が食べられていた。

 夕方、猟師をしている『とし君』にお願いして、どこから入ってどこに移動したか足跡をたどってもらい、どのように対策するか一緒に考えてもらった。

 田を耕し、山の手入れをしながら、くらしていると作物や木の一生を知ることになる。同じように周囲の同世代、異世代の人たちから様々な知恵をいただいてくらしていると、人の一生は、稲等の作物の一生と同じような気がしてきます。

Img_7109

 自分の命は大きな流れの中の一部でしかない。だからこそ、どう生きるかが重要なのだと自分に言い聞かせるのです。

 

|

« ホタル | トップページ | 栴檀(センダン) »

季節とくらし」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ホタル | トップページ | 栴檀(センダン) »