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2009年8月15日 (土)

思い出のページを開く

 叔父の家に盆で里帰りした従妹の娘、帰るようになって家に来てくれた。

 すたすたと台所に来ると、引戸に背を合わせ「どう、身長変わらへんやろ」と言う。私には何を言っているのか意味がわからなかった。で、その娘が言うように、頭に定規を当ててその引戸にマークを入れた。

 老眼鏡をかけ、よく見るとかかわりのある子どもたちの名前とマークした日付が書いてあった。その中には私や家内の名もあるのに忘れていた。そして、今日私がつけたマークに、高校1年生になったその娘は、新しい線と日付と名前を自分で書き込んだ。

Img_7480 

 彼女は、思い出をさがすように家の中をしげしげ見ながら「魔女の宅急便を見ると、この部屋を思い出す」と言い、学校の様子や家のことなど近況を話してくれた。

 私は、縁側に座ってずっと話していたかったけど「そろそろ家に帰る時間やろ」とその娘のおじいちゃんである叔父の家に帰って、帰り支度するように言った。

 さっき、その娘は「次はお正月に来る」と言って大阪に帰って行った。家というものは、そこに住む者だけではなく、かかわりのある人にも思い出のページを開かせるものなのだろう。

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