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2009年8月12日 (水)

おばあちゃんがやさしかったわけ

 正月、彼岸、盆、なぜか仏壇の掃除は私が一手に引き受けている。

 勤めから帰るとすぐに仏壇の掃除を始めた。しばらくすると宮代オートキャンプ場に手伝いに出ていた家内が帰ってきたが、それはお父さんの仕事と言ってすぐに畑に出て行った。

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 大方掃除が終わるころに帰ってきた家内は、仏壇の引き出しの書き物を見ながら、「だからみつゑさんておばあちゃんは、え~さんをかわいがったんや」と言う。 おばあちゃん子だった私は、毎晩グリム童話を読んでもらいながら、あるときは昔話を聞きながら眠った。

 仏壇の左の写真、私の知らない祖父は、昭和31年の5月に亡くなり、翌年の1月に私が生まれたので、おばあちゃんは私をおじいちゃんの生まれ変わりやと思って可愛がったにちがいない。と言うのが家内の説。

 右の写真のその祖母も、私が20才のときに亡くなった。認知症になって数年を過ごし、最後に急に意識がなくなっていびきをかき始めた。終わりが近いと親戚が集まったとき、祖母は自分の布団をそばに眠る人にかけるような仕草を繰り返した。集まったみんなは、おばあちゃんのその仕草から、そばに眠っているのは自分だとそれぞれが思ったようだった。

 盆を迎えるとき、仏壇の掃除を私に任す家内の話から、あのときの布団の仕草を思い出し、亡くなった人たちへの感謝を教えられた。

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