« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月

2009年9月29日 (火)

切り抜き

 一ヶ月ほど前、家内が旅行に出た間、大学生の末娘が来てくれており、うれしくて久しぶりに読み聞かせをした。昔話が良いかと思ったけど南木佳士さんの『トラや』を読んだ。しばらく読んで声をかけると、起きてるよと返事が来るからまた続きを読む。結局いつもと同じ、私が先に眠ってしまった。

 先の連休に婿の車に乗せてもらい家族で町に向かう途中平井堅の曲が流れた。聴きながら、新聞で『大きな古時計』の時計はどこにあるのか、その物語はどのようなものか等の記事を見た話をした。見たけど読んだのではないこと、後で読みたくてどこかに置いたことも付け加えた。

 みんなは「読みたい」と興味津々だったので、どうしてもその記事を見つけようと決めた。

 一昨日勤め先で新聞を整理した。もちろん目的はその記事を探すためだ。新聞置き場の片付けが済んでも見つからずトイレまで探したけどだめだった。あきらめイスに腰掛けた時、机の左すみにそれはあった。

Img_7720

 『今度、イギリス中部にあるその時計があるホテルに行こう』とメモを書いて、娘たちに送った。

 もし実現できたらそのホテルで、少し濃い目のコーヒーを飲んで、子供たちに読み聞かせをしてやろう。

| | コメント (2)

2009年9月28日 (月)

季節とにおい

 普段感じないのに、ちょっと家を出て帰って来ると、キンモクセイが香る。

 叔父の家の離れに植えられているものですが、ここに私たちが移ってくるずっと以前からキンモクセイのにおいと叔父の家が記憶の中で一緒になっています。

 夏の間、犬の散歩に入らない秘密基地への林道へ、里帰りしていた『もも』(うっふとシェリーの子)と入った。ストーブ用の薪小屋が見えてくると、香ばしい桂の香りがした。10年ほど前、桂の香りだと気づかなかった頃は、林道の近くに住む伯母が毎日お茶を焙じているのだと思っていた。

Img_7676

 いつものうっふとシェリーの散歩道には、マツカゼソウが花を終わろうとしている。夏の間は、ただ涼しげに葉が揺れているだけでしたが、今になって夏の山の下刈りのにおいがし始めています。

 龍神では、季節と思い出が一緒になったにおいがします。

| | コメント (0)

2009年9月27日 (日)

共存

 午後から雲行きが怪しくなると言うので、『西の岡』に干している峯朝日(米の品種)の稲はち(脱穀)をすることにした。先に「谷辺の小田」(水取り、黒酢、穴、ごん田、谷のそばにある4枚の田の総称)と「沼」を片付け、山際の田に上がった。

 高い場所から見るとほかの家は、収穫を終わりきれいに片付けが済んでいる。

Img_7706

 焦らずにゆっくりしようと思いながら田んぼの中を見たら、稲を刈ってさおに干して一週間の間にサルが来て稲を抜き取って食べたり、山に持ち込んだ跡がいっぱいの残っていた。

Photo

 悔しい思いを抑えながら稲はちを続けた。つらつら考えると、今朝、稲はちをはじめた「沼」(田んぼの名)に行ったとき、きれいな雉が飛び立った。そこもこんなふうに稲が荒らされていたのにそのときは、「共存・共存」と思ったことを思い出した。

 ひと限らず動物も何もかも、『同じ時間を過ごすものは仲良くしなければ』と思いはじめ(自分の好みで許せて、そうでないものにはつらく当たるのは間違っているのです)それからは、心静かに稲はちをした。

 午後は、早めに仕事を終わり、お母さんのお誕生日の準備をした。「共存・共存」

| | コメント (0)

2009年9月25日 (金)

本棚と性格

 薪ストーブの部屋の小さな本棚は、家をなおした時、壁の隙間がもったいないので、大工さんに頼んではめ込んでもらったものです。取り立ててどんな本を置きたいと思ったわけではないので、さまざまな本が納まっています。

Img_7666

 各棚の高さも適当に指定してお願いしましたが、こうして見るとそれぞれの本が納まるところに納まっているように見えます。

 下の2段は絵本ばかりで、リスのパペットが乗っかっています。その上段には辞書とおもちゃ。その上にはコラムとピーターラビット、山の手入れの本。その上はレイチェルカーソンと詩集と落合信彦。一番上は漫画。やっぱりばらばらです。

 家の者は時々ここから本を抜き出して読む。その後はどこかに移動して別の本がここに納る。そんなことが繰り返される。

 本棚でその家の個性を垣間見ることができるとすれば、我が家はずいぶん複雑な性格だろう。

| | コメント (0)

2009年9月24日 (木)

momo

 『もも』は、うっふとシェリーの子供です。正しい名前は、『もも・サマンサ』ラブラドールの女の子です。

 今朝から我が家に里帰りをしており、薪ストーブの部屋にケージを置いて、その中で過ごしています。家の外にもつなぐ所はあるのですが何せ女の子ですから、心配で外には出せません。

 私が言うのもおかしいのですが、きりっとしたべっぴんに生んでもらっているので、座っている姿はスフィンクスみたいに堂々としています。はい

Img_7660

 ところが、眠り始めると、寝言は言うし、急に嘆くような声は出すし、とても年頃のお嬢さんには見えません。

Img_7661

 私たちとっては、そのようなことはどうでも良くて、家にいてくれると家族が増えたみたいでうれしくてかわいい。用事もないのにもものそばにいって話しかけてしまう。

 生まれた家と言っても、ももには飼い主さんと離れた寂しい夜になるかも知れないから、今晩は一緒に寝てやろうと思う。

| | コメント (0)

2009年9月23日 (水)

夕方の雨

夕方から雨になりました。

 この連休、作業の手助けにとみなが帰ってきてくれたので、ずいぶん助かった。おまけに天気に恵まれたので、ことのほか作業ははかどった。Img_7636

 田んぼの作業がひと段落着いて、家内の実家の墓参りも、スノーフレークを観るのも、久しぶりの外食も子供たちみんなが付き合ってくれた。(おやじギャグには黙ったけど)前日の作業の疲れからか気が付くと昼寝もみんなひとつ部屋に一緒だった。

 スノーフレークを観た夜の帰り道、虎ヶ峰で遠くに光る灯台は、家内の実家近くの日ノ岬だ。御坊に両親だけを残して龍神に帰ってしまうのが申し訳ないような気もした。

 そして今日、みんなはそれぞれの暮らす場所へ帰っていった。長男も都会の風に当たるために一緒に行った。

昨日までの、にぎやかさがうそみたいに思われる、静かな夕方の雨です。

| | コメント (0)

2009年9月22日 (火)

人の力・天地の恵み

 連休前、仕事で二日間大阪にいる間に、私の知る限り、40年ほど前から雰囲気の変わらない従兄弟が経営する食堂に行った。

 そのグリルABCという店に大阪と京都でくらす娘と誘い合って行ったのです。私のおばあちゃんの弟、つまり父の叔父が戦後始めた店でそのころから内容は変わっていない。

 例えば『カツ丼』などは一般的なイメージとはずいぶん違うものですが、この店では半世紀以上このカツ丼なので「これは『カツ丼』ではない」と言う人がいても無駄な抵抗となる。つまり、この小さな店にはそのようなつまらないことには動じない強いものがある。

 そして、メニューの元になっているのだろう言葉が、小さな紙に書かれて壁に貼られていた。従兄弟はきっと「そう思って食べてほしい」のではなく、この気持ちで料理を作り続けていると書いているのだ。

Abc

 これを見た後は、料理が懐かしいだけではなく、うれしくなってすべてのメニューを食べたくなった。みんなで別々の品を注文して、心から美味しくいただいた。

| | コメント (0)

2009年9月21日 (月)

蜂の針

 昨夜遅くに娘婿も来て、今日の作業は手下が4人になった。

 柳田に干している稲を脱穀して、西の岡の餅を刈って片付いたらおしまいにして夕ご飯の準備を使用と決めて、朝から作業を始めた。

 一人でスタートしたがなかなか手下がやって来ず、やっと9時ころに来た。娘婿だけが『遅くなりました』というので『まったくじゃ』と冗談だったが真顔で言ってやった。

 その瞬間、ばちっ「痛い」何かが太ももの裏を刺した。いつまでも痛い。娘がズボンを脱いで見てみたら?と言うので裏返したら、小さな白い塊(かたまり)を見つけた。

Img_7642

(軍手にのせて写真を撮りました)

 婿が見て「塊の先に小さな棘(とげ)が付いている」という。現場は彼らに任せて、家に帰った。

 お母さん(家内)に、診てもらうと(医者ではないけど)皮膚が台になってすでに腫れ上がっている。リムーバで毒を吸い出そうということになった。5回ほど繰り返えすと、刺されたところから水のようなものが吸い出された。

 朝の蜂の一刺しの痛みは、婿への一言で、ばち(蜂)が当たったのかもしれない。

 それでも、夕方にはすっかり腫れが引き、から揚げ食い放題も無事に終了した。

| | コメント (0)

2009年9月20日 (日)

四国の山並み

『美味しいものが食べたい』長女が大きな声で叫ぶ。

Img_7637

 朝から西の岡の大田に干していた稲の脱穀(龍神では稲はち)をし、その上のチリ、サルに荒らされた腰切れと、まだ稲が青い丸田、そして猪が近くまでやってきていた腐れ木の稲刈りをした。

 夕方東光寺薬師堂の前の柳田の稲はちをしていたら、西明の田んぼで稲かけをしている子供たちから『町に行こう、早く準備をしよう』と誘いの電話が入った。

 連休の残りは、娘婿もやってくるので、餃子、から揚げ食い放題をすることにし、花光のカフェオレ大福も食べたいと言う。

 いつも行く田辺の山正という肉屋さんへ急いだ、本来なら店が閉まるぎりぎりの時間でした。途中虎ヶ峰を越えるころにはお日様は沈んでおり、西のずっと向こうの空は夕焼けになっていた。

Img_7638

 よく見ると赤く染まった空の下のシルエットは、紀伊水道の向こう側、四国の山並みでした。広場に車を止め、ガードレールに並んで立って「手前で光ったのが日ノ岬、向こう側で海に突き出しているのが蒲生田岬や」みんなに話しながら、肉屋さんが閉まっていてもこの時間のほうが良いと思っていました。

 ところが、行ってみると奥さんがシャッターを下ろしているところだった。ぎりぎりセーフ。悪いとは思いながらも、いつものようにミンチもその場で、から揚げ用も希望の大きさに目の前で仕上げてくれた。ご主人と奥さんが旅行に行ったときの話しまでおまけにしてくれながら。

 餃子もから揚げも、美味しいものができそうな気がする。

| | コメント (0)

2009年9月19日 (土)

稲はち

 ついに食べる米がなくなり、『かよちゃん』に無理をお願いして分けてもらったのは1週間前でした。今日は、娘たちも帰ってきて、敏やんから借りている中西の田で先日からさおに天日干しをしていた稲をこなした。

Photo

 娘婿が1日遅れて帰ってくるので子供たち3人が田の中を走り回って、脱穀をしてくれるので、私は別の田の稲刈りをすることにした。

 稲刈りをしているとお母さんがやってきて「おじいちゃんたちが、『仲間に入れろ』と怒っている」というので、どうぞどうぞと返事をした。そこへ、中(なか=屋号)の『まーやん』が手伝いにやってきてくれ、谷を隔てた向こうとこっちで、大賑わいになった。

 刈り終り、さおに稲をかけ終わり一休みしようとしたら『まーやん』はテレビのヒーローみたいにさっと家に帰ってしまった。

Img_7618

 みんなで明日の段取りと、婿が来たら新米を食べることにしようと相談して、家に帰ったのでした。

めでたしめでたし

| | コメント (2)

2009年9月15日 (火)

虫眼鏡

 私の使っている虫眼鏡は、紀伊田辺の駅前にあるトイランド・ヨネクラで見つけたものです。使ってみたら勝手が良いので重宝しています。

Img_7613

 左の3本がそれで、右側が従来使っていたものです。まず持つところが長いのでしっかり握れて軽いのが特徴です。色も気に入っています。

 自然案内でよく使うので、傷ついたり、なくしたりしますから補充するためにヨネクラに行きます。子供たちの感性を大切にするおもちゃしか置いていないお店ですから、この店で買ったものは、自信を持って自分の仕事に使えます。

 先日も新しいグッズ(奥の二つ)を仕入れてきました。

 Img_7605

 ふたの部分が赤い手前にあるのがこれまで使っているもので、手に持てないムカデや、すばやく動く虫等を観察するのに便利です。

 右奥は、上にのっている物はこれまで使っているのと同じですが、下に鏡がセットされ、横の赤い覗き穴から見ると鏡を通して捕まえた昆虫などの裏側を観察できるしろものです。

 左側のものは、大きいサイズでやはりふたの部分は拡大鏡になっていて、水の中の生き物を捕まえて観察するときなどに便利そうです。

 虫眼鏡と言う昔から変わらない道具ですが、これを使うだけで身の回りの見慣れたものが、別のものに見え始めるのです。

| | コメント (0)

2009年9月14日 (月)

行きと帰り

 稲は機械で刈ります。タイヤは幅の広い一輪ですから少々のぬかるみでも、稲の株に支えられて刈り進みます。

 今年は収穫前に良い天気が続いたので田んぼの中はよく乾いていますから、調子よく刈り進むかと思ったら、かえってバランスがとりづらく、機械を倒しそうになります。

Photo 

 西の岡の大田を刈り終わったとき気づいたのです。刈り残った株は、稲刈り機(収穫の為の機械)の進んだ方向によって色が異なることを。

 つまらないことに思われるかもしれませんが、私は大変な発見をしたようでうれしかった。

| | コメント (0)

2009年9月13日 (日)

おじいちゃんのファンから

 柚子彦は、滋賀県竜王にくらす『うっふ』と『シェリー』の子供です。飼い主さんは、農業を通して男のロマンを追い続けるすごい人です。昨日、定期便のようにそこから秋の野菜が届いた。

Img_7607 

 どれもこれも、虫がつくものは虫がつき、傷がつくところには傷があるもので、アイデアいっぱいの農法で育ったおいしいものばかりです。

 同じように育てる野菜ですが、近江平野と龍神の棚田ではずいぶん様子が違います。ちょっと悔しいけど、柚子彦の親父さんの農業への考え方にも精神力にも勝てません。

 ところが、その親父さんは、我が家のおじいちゃんのファンなのです。私たちには『ただのじいさん』なのですが、不思議です。

 男のロマンが詰まったおいしい野菜。ありがたく いただきます。

| | コメント (0)

2009年9月12日 (土)

自分をまもる本

 私は心動かされるものに出会ったとき、誰かに伝えずにおれない。

 先週の日曜日雨上がりに田んぼの様子を見に行き、納屋の前に車を止めて薬師堂のほうを見たら虹がかかっていた。

 薄く今にも消えそうな虹でしたが、そのような薄い虹を発見したのがうれしくて、散歩途中の人を引き止めて「お薬師さんの左のほうの・・・・」はじめは、『何を言い出すのか』そんな顔をしたが、虹の存在が分かると、私の大きなお世話にお礼を言ってくれ、今度は空を見ながら散歩を再開された。

Img_7563

 『自分をまもる本』に出合ったのは10年ほど前、今は日高川町になったけど、美山村のイハラ・ハートショップ(小さな、村の本屋さん)だったと思う。

 ローズマリー・ストーンズさんが書いたというより、まとめた本です。『いじめ、もうがまんしない』という副題がついています。

 いじめに限らず、自分や親しい人がつらいことに出くわしたとき、どのように冷静に整理し対処するかをこの本で学んだ気がします。これまた大きなお世話でしたが、10冊買って家族と知り合いにプレゼントしました。その内の一冊を、私が治療に通う歯医者さんに贈りましたが、ずっと待合の本棚に置いてくれている。

Img_7603

 同じ時を生きるものが、うれしいこと、つらいこと、素直に出し合って、分かち合ったり、助け合うことが何より貴重だと思う。

| | コメント (4)

2009年9月11日 (金)

柳田

柳田は我が家で一番大きな田です。

 ほかの小さな田に比べると大きいだけで1反2畝(12アール)しかありません。でも、この田の刈り取りは子供のころから家族全員でするのが決まりのようになっています。

Img_7594

 午前中は刈り取りで午後に稲かけをすることになりました。おばあちゃんは『家に残されては大変』と、ご飯を食べた後、勝手口に座り込んで私たちが出て行くのを見張っていました。

 結局、おやつのスポンサーになることを条件に田んぼへ行くことになりました。午後、家を出て、みんなで『たまや』に寄って、パンとお菓子を買って柳田に向かいました。

 おじいちゃんたちが来ると、できるだけ作業が短時間で済むようにします。そうしないと体力的に無理があるからで、今回は、竹紙漉きの仕事が忙しいと言っている菅野さん(通称かんちゃん)に「2時間で終わるから、何とかひとつ・・・・」無理をお願いした。

Img_7602  

作業が始まると『つなちゃん』がブイ~ンといつものバイクで来てくれ、「てるやん(私の母)ええのう、達者で・・・・」と言いながらおばあちゃんの調子に合わせて作業を手伝ってくれた。

 稲を刈っているのか草を刈っているのか分からないような田でしたから、刈り取った稲束の根元のほうは緑色で、稲の株を上にして干したさおの上はきれいな緑が並びました。

こうして、柳田の刈り取りは今年も無事に終わったのでした。

Img_7601

(田植えのとき、苗が足りなくなって、4条だけ植えた餅が残ってるけどね)

| | コメント (0)

2009年9月10日 (木)

怪盗からの手紙

 花光(はなみつ=お菓子やさん)のカフェオレ大福は我が家で評判がよい。

 昨日、おじいちゃんの検診で町に出た息子が、花光でお菓子を買って帰った。先にみんなで食べて、私のためにカフェオレ大福を残してくれていた。すすめてくれたのが夕ご飯の後だったので、食べるのは明日にするとお断りした。

 今日、お母さんが旅行に行った間、助っ人に来てくれた末娘が下宿に帰った。夕方、家に帰った私は小腹がすいていたので、『昨日のカフェオレ大福』と冷蔵庫から紙袋を出してあけたら、ずっしり重さを感じたのは保冷剤で、空っぽの容器と手紙が入っていた。

Img_7583

 犯人は「ひとあし おそかったようだな わはははは」と手紙を残していた。

 この不敵な怪盗の正体は、いまだに分からない。

| | コメント (0)

2009年9月 9日 (水)

幸い

生きると言うことは、つらいことにいっぱい出会うと言うことです。

私の場合、『つらいことに出会った』とき、理解しあえる家族がいることは幸いです。無条件で手を差しのべてくれる友がいることは幸いです。近くに澄み切った自然があることが幸いです。

そう考えてみると、つらいこともあってよいのだと思える。

Img_7578

Img_7568

Img_7577

偶然のプレゼントをくれる、家族や友や自然に感謝しなければならない。

| | コメント (2)

2009年9月 6日 (日)

リプルーグル・グローブスの地球儀

 男には、いつまでも子供のようなところがある。

 親友が我が家を訪れ、午後の半日を遊んで帰った。遊ぶと言っても、たわいない話を4時間もしゃべるわけではなく、そのようなことは2時間ほどで済ませた。

 後は、私が愛用する直径30cmのリプルーグル・グローブスの地球儀を持ち出して、一番海流の速いのはどこか、ソマリア沖って・・・・タスマニアは・・・・話は尽きなかった。

 こういったことに興味の無い人は、『地球儀?今さら?』と、ちょっと小ばかにしたようなことをいう。地球儀は小中学生が使うものと思っているらしい。

 我が家では、ニュースで話題になる場所や、テレビなどの旅行番組でその土地をさがしたりする。リプルーグル・グローブス社の地球儀は大人の男のロマンなのです。なぜなら、壊れたときなどに、男の夢を壊さない対応をしてくれるのだと私の体験談を親友に話した。

Img_7571

 今日もこの地球儀ひとつで私たちの話は盛り上がった。親友の奥さんのまさちゃんと、かよちゃんは、自分たちの話に飽きて「さっきからどこを探してるん?」って訊いた。3人の男たちは「Hな地名」と返事をしてまた、虫眼鏡を駆使して地球儀に挑んだ。

 目が疲れるまで私たちの挑戦は続いた。まさに男のロマンです。

| | コメント (4)

2009年9月 3日 (木)

別の豊かさ

 たいていの食材は、家の畑から採れたものです。

 平成のはじめに登美屋は、日高川の川端から新しい国道371号線沿いに引っ越してきました。1キロほど移動しただけですが、以前とはずいぶん勝手が違います。まず近くに自分の畑が無くなったことでした。

 そこで、新しい家を建つための土地を提供してくれた叔父に、またまた無理をお願いして家の近くに畑を借りました。でも、そこはおばあちゃん専用になっているので、家内は家の田を畑として使っています。

Img_7557

 サトイモ、南瓜、キュウリ、ナス、トマト、サツマイモ、ヤーコン、大豆、小豆、インゲン、オクラ・・・・。草を栽培しているのか野菜を栽培しているのか分からない菜園ですが、田んぼへ行った帰りに、真っ赤なトマトをほおばった時など、こんな美味いものが世の中にあったのかと、ひとり満足する。

 実際は、経済的な負担を小さくするための切実な野菜畑ですが、それとはまったく別の豊かさをくれています。

| | コメント (0)

2009年9月 2日 (水)

秋風が吹いてわかること

 ボツボツ気ぜわしくなってきました。

 我が家の田は、西明(にしみょう)と東光寺にあります。とし君やマーやんの家ではもう稲刈りをはじめており、長やんは脱穀まで済ませた田がある。

Img_7555 

 そのような事を食卓の話題にしてはならない。農作業は、よその家と同じかそれよりも先でないといやな両親の耳に入ると、『田んぼスイッチ』が入り「ああじゃ、こうじゃ」と大変なことになる。

 まわりの皆さんの収穫作業が終わったころに登美屋の刈り取りが始まるので、自然と皆さんが手伝ってくれるのですが両親は『それが恥ずかしい』らしいのです。

 先日、長やんがわざわざ田んぼに来てくれて、「登美屋の秋(稲刈りなどの収穫作業)は、放っとけんと思うとるさか」とありがたい言葉をいただいた。

Img_7559 

Img_7558 

 例えば、田に水を送ってくれる谷があり、その後ろにその水量を支える山があるように、ここに暮らしている人たちがいて、それぞれの気持ちや、状況を察しながら助け合って収穫のときを迎える。周りにそのような人たちがいて、支えあうから自然の恵みを受けることができるのです。

 最近やっとそのことが分かってきました。身にしみて

| | コメント (2)

2009年9月 1日 (火)

月を食う秋の恐竜

「恐竜がお月さん、たびょるで~(食べているよ)、早よう来て見て!」

 いつものでかい声で家内が叫ぶからカメラを持って飛び出した。

「ほら、遅いから移動した」

 おばあちゃん(母)の実家、澄田屋(すみだや=屋号)の裏山にある木々のシルエットは、恐竜の何とかサウルスが丘を登っているように見える。

 我が家で『澄田屋の山の恐竜』と呼んでいる。決して省略して『澄田屋の恐竜』などと呼んではならない。それが昨夜、月がちょうど口のところから顔を出したので、食べているように見えたのだそうです。

Img_7553 

  しばらく、秋のにおいのする物干しで家内と二人、月と恐竜を見ていましたが、蚊に刺されたので家に逃げ込んだ。

 大きな声で人を呼ぶ秋の母ちゃんや、月を食う秋の恐竜より、止まったと思ったら血を吸う秋の蚊のほうが怖い。

| | コメント (0)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »