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2009年11月

2009年11月30日 (月)

発見を分けてもらう

『これ何の巣やと思う?』私はそのメールを見て、息子が作業している山へわくわくしながら行ってみました。

「これはきっと鳥の巣やでー・ねずみとかやったら球になっとるやろし」名前は分からない『たぶん鳥?』から「猪の掘った跡がいっぱいやなあ」‥‥しばらく二人で話したあと私は山をおりた。

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狭い場所だと思っても、時間をかけてゆっくりみてみるとたくさんの発見がある。それを作業しながらできるのだから、こんな幸せなことはない。

そして、ほかの人には一見つまらないような発見でも感動がありそれを分けてもらえることがうれしい。

写真中央がぼやけているのは、昨日おやつに食べたパンのマーマレードがレンズについていたためです。

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2009年11月29日 (日)

ちょっとリゾート

朝から良い天気なので引き続きウラジロ収穫に山に行くことにした。山の斜面を上ったり降りたりしていると腹が減る。昼までは何とか我慢したが、午後はおやつを持っていくことにした。雨が降るつもりの晴れなのだから、少しゆっくりしようと思ったのです。

そんなつもりで山に入ってもついつい頑張ってしまいます。腹が減って時計を見ると三時前「それではおやつにしよう」

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親友が焼いてくれたパンに、先日作ったゆずのマーマレードをいっぱいつけたものをタッパーから出しヒノキの切り株におく。『うまそー』

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椅子に座って(山のところどころにおいている)美味しいものをちょっと口に入れると、一瞬ですがそこはリゾートです。

食べ終わって少し休んでまたウラジロ採り。四時半頃には少し暗くなってくるのでさあ帰ろうと『思い出の切り株』(子供たちが幼かった頃、切り株の上をチェーンソーで切って、切り株の椅子を作った)を見たらリスがここで松ボックリを食べたかすがのっていた。

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リスはここで毎日リゾートしているように思えた。

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2009年11月28日 (土)

晩秋の一日

 先日からひじの痛みに困っている。「年のせいです」家内は言うけど、田植えのあとの草取りマシーンを使っての作業の時おかしくなって以来ずっと調子が悪いのだから、草取りのし過ぎでこうなったのです。

 例年でしたら、11月に入ってすぐに麦まきをするのですが運機を使えないのでそれができないでいました。耕運機の代わりに鍬を使ってなどはさらによくない。それで、息子のウラジロ採り(正月のしめ縄などにつけるシダ)を手伝うことを条件に、田起こしをを頼んだ。午後それをしてくれると言うので、午前中一緒に山に入った。

 2haの山に暇を見つけては、息子と家内が入りウラジロを採り、夜みんなで仕分け作業をするのが日課になっている。久しぶりのウラジロ採りですが私は、二人が行かない少し急な斜面へ入りました。

 体全体を使ってバランスを崩さないように注意しながら斜面を進む。そうして一枚ずつつんでいくのですが、形の良いものでないと出荷できませんから、一箇所にとどまってよくさがして採り、そして次の場所へ移動しながら作業が進むわけです。

 この作業で楽しいのは、一箇所にとどまるのでさまざまな発見や感動ががあることです。今日も静かな山の中で枯れ葉が落ちる音を楽しんだ。何気ない音でも、ゆっくり聞いてみるとさまざまな落ち方で音が変化する。

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 このようなウラジロの採り方でしたが、午後には息子が田起こしをしてくれました。

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夕方麦を蒔きました。

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 次は、この周りに電気策を張って鹿が入らないようにします。うまくすれば春には収穫できるようになります。

 わくわく、楽しい一日でした。

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2009年11月27日 (金)

副産物

春と秋にそれぞれ味噌を仕込む

この秋3度目の味噌の仕込みをはじめています。

今回は、今年採れた大豆を使うことにした。おじいちゃんたち(父母)が畑から株ごと引いてきた大豆を整理してくれているのですが、大豆に不要な『豆がら』等が混ざっているのでそれをより分けるために板箕(いたみ)を使っています。

板箕に豆を乗せ、軽く投げ上げると重たい大豆と塵が分かれていく。

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それに息を吹きかけ不要なものを飛ばす。誕生日のローソクを消すようにテレながらするのではなく、思いっきりしかも豆を飛ばさないように吹く。

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後ろで見ているのは寅次郎。

『うっふ』と『シェリー』(ラブらドールの夫婦)の子供です。彼の飼い主さんが体調を崩されたので今日から家に預かっています。

私たちのくらしの基本は手作りです。板箕で大豆を選別するときも味噌の仕込みをするときも、何かを思いながら作業しますが、その思いを込められるところに手作りの良さがあります。

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2009年11月26日 (木)

昨日と今朝と

 昨日の朝は雨上がりでからっと晴れて薄く霧がかかっており、8時過ぎにはきれいな青空とお日様が西の岡を明るくした。

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 今朝は、天気予報で濃霧注意報だったか出ていただけあってけっこうな霧です。

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 収穫を終えた田などは、寒くなってきたので息を潜め、その様子にあまり変化はありません。ただ景色全体は、風の日、雪の日、霜の日、雨の日・・・そしてお日様が輝く日。夏場よりもたくさんの気象条件を受け、さまざまに移り変わる。

静かな冬のくらしのなかで日々、風景の移り変わりが楽しみです。

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2009年11月25日 (水)

ゆずの香り

 もう、よほど暖かな日が無い限り薪ストーブの火は、春まであり続けると思います。実際ここ2週間ほどは、灰の中から火の残った炭をさがし、それを火種にすることが朝の日課になっています。

 和歌山でも龍神村のような山間部では、黒潮の海の気候が嘘のように寒い。そのうえ山に囲まれているので日照にも限りがあります。ですから、底冷えはもちろん湿気も相当なもので、洗濯物の乾燥は大変なものがあるようです。家でも、薪ストーブの部屋の隅っこには、物干し竿がかけられるようにしており、薪ストーブで家が温かいこともうれしいのですが、家内は洗濯物を乾かすのに重宝している。

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 それでもまだ期待は大きく、先日搾ったゆずの皮を薪ストーブの周辺において、乾燥してくれないかお願いしている。

 うまく乾いてくれるかどうかはさておき、部屋中ゆずの良い香りがしています。

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2009年11月23日 (月)

翔龍祭

翔龍祭は村の林業まつりと文化祭が一緒になったものです。

林業まつりはよそからの来場者も多く、何十年と続いているので龍神周辺の町や村からも楽しみにやってくる人もいます。

文化祭は地元の人たちの作品展示と、踊りコーラスなどの発表会があり、来場は村の人たちが多い。

ここで暮らしている人たちは、この期間に会場へ行かないと、近所の話題に取り残されるようなところもあって、たいがいの人が訪れます。

私も林業まつりに行ってきました。

まず入り口で一番に買うのは、翔龍祭の手ぬぐいです。

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一から手作りの翔龍祭ですが、この催しの費用の一部をまかなうものだから、買わなければならない。それにあのMizooさんのデザインとなればなおさらです。

次が、全国植樹祭の缶バッジ

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これをつけて『周辺の子供たちにアピールする役』を仰せつかったのでこれは良い役だと自分のバッジを作ってもらって、周辺を歩いた。

数年前似顔絵を描く女性が来ていて2年続けて描いてもらったことがあった。ここ何年か姿を見なかったが、今回は来ていたのでお願いした。

「どこかでお出会いしました?何となくそんな気がするんですけど・・・」返事をせずに我慢した。

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なんとかわいく描かれたものか

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2009年11月22日 (日)

冬支度

昨日からポン酢作りの準備を始めています。

殿原の高ちゃんにお願いし、木になった柚子をいただき、採りに行ってきました。昨夜はウラジロの選別をしたあとコンテナ3杯分の柚子を搾り4升ほどジュースを確保しました。

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あと2升ほど準備できたらポン酢作りを始める予定です。

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 ところで搾った柚子の残りの皮ですが、マーマレードを作りのためと、種は家内が化粧水を作るために残しました。

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今は、今季2度目の味噌の仕込み作業と、ゆずの加工を平行して進めています。この季節、雨が降るとか、寒いとかいっておれません。

我が家の冬支度は、来る寒さを忘れるための忙しさです。

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2009年11月20日 (金)

ウラジロの収穫

先日からウラジロの収穫を始めています。

haほどの場所ですが、両親の用事の合間を見て家内と息子が山に出かけます。

そして収穫してきたものを夕食後みんなで選別します。

サイズにより5段階に分け、20枚ずつ数えひもでくくりそれを5つ集めて100枚の束にしてサイズごとに箱に詰めます。

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この作業ばかりは、いつもと違い、みんなで黙々と作業します。ちょっとでも話しかけようものなら「ほら、何枚数えたか忘れた」となるのです。

ここでのくらしは、季節に従ってさまざましなければならないことがあるのですが、ウラジロの収穫は、年越しの大切な収入源になるので特別力が入ります。そのようなこともあり、ウラジロの収穫と夜の選別をしないと年末がやってくる気がしません。

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2009年11月19日 (木)

天から雨、森から水  翔龍祭

 翔龍祭(しょうりゅうさい)の準備が進んでいる。

 最初の段階からすべてが手作りで、取り組み方法から最終の仕上げまで計画され、人手が必要な時期には村中からそれぞれに手馴れた人たちが集まってきて、計画に従い手際よく準備が進められる。

 準備に行かないのは気が引けるので、今日勤め先で時間ができた夕方近くなって林業祭の会場になる龍神ドームへ様子を見に行った。会場内は、明日出展の人たちの持込み準備がすでにできており、玄関先にはチェーンソーカービングの作品がどっかとおかれていた。

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『天から雨、森から水』のテーマに合わせたものだということが、素人目にもよく分かる作品です。

翔龍祭は林業祭の部と文化祭の部があり、21日から始まり林業祭りは22日まで、文化祭は25日まで開かれる。

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2009年11月18日 (水)

味噌の準備

 昨日家内が水に浸けておいてくれた味噌作り用の麦と米を今夕から蒸して麹の準備をした。

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一度に作って寝かす味噌は約1斗です。

麦を3升、米を4升、あとから入れる大豆が3升です。今回使うのは、麦と米。

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どちらを先に蒸すかという決まりは無く、今回は麦から蒸しました。

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麦も米もつまんで食べられるようになったときを『蒸しあがり』として、『もろぶた』に広げます。

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 次に米が蒸しあがったら、大体等しく分けて先の麦と混ぜ合わせ、

温かさが残っているときにモヤシを一袋振りかけ軽く混ぜ合わせます。

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 あとは、保温用のシートにくるめば菌が広がる熱でさらに菌が広がる感じです。

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 私は、春温かくなった頃と10月の中ごろからあとに味噌の仕込をしています。

この時期を選んでいるのは、菌が広がりやすい気温のこともありますし、虫が飛んでいないためでもあります。

 多分あさってには、この麦と米に菌がいっぱいに広がっていると思います。その頃大豆を焚いて潰し、出来上がった麹と塩と混ぜて寝かせる味噌が完成します。

今回の作業は、勤めから帰り、かまどの準備からはじめ、途中夕ご飯を食べて7時半にはほぼ片付けまで完了となります。ですから手間がかかるというようなものではありません。

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2009年11月17日 (火)

若い味噌を食べる

昨年仕込みをした味噌を食べつくしてしまい、ついに今年の春先に仕込んだまだ若い味噌を開けることになった。

味噌を出す時は、どこかにこぼしたりしそうな不安があって、一人では作業をしないようにしている。今夕から家内が実家の両親の元へ看病に行くので、朝から封を開けてみることにした。

一度仕込むと食べるまで覆いを取らないから、不安と期待をいっぱいもって封を開ける。

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3月18日、みんなでわいわい話しながら仕込んだだけあって、すごくよくできた味噌のように見える。

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混ぜてみると、ますます美味そうな匂いと色です。

ただ、家で採れた、麦と米と大豆それだけで素人が作るのに、日本の風土と言うのはまことに有難い。『手前味噌』の言葉どおりにすごく美味しい味噌が出来上がる。

明日の朝の味噌汁にはこれを使ってみます。

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2009年11月16日 (月)

木とくらし

大学生の末娘とプロジェクト・ラーニング・ツリーの講習を受けるため大阪狭山市へ行った。

教育的な刺激を定期的に受けることは、お客さんを自然の中に案内する仕事の基礎になるだけではなく、この年になると自主的な生涯学習の機会というのが正しいのかもしれない。

そして、今回娘を誘ったのは、まかり間違って次の春社会人になってしまったらしばらくは、環境をゆっくり考えてみるチャンスはなかなか無いと思ったからです。

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前日は、会場近くに暮らす長女のところに泊まった。長女の婿は友人と城之崎か天橋立かに3日ほど遊びに行っているので、夜は3人で過ごした。

 初めて訪れた彼らの部屋は、新築だけあって明るくきれいなものだった。ただ、壁にも床にも木はどこにも見当たらなかった。

 新しい町で暮らす多くの人はこのような部屋で過ごしているのだろう。そのときは何も思わず龍神の家に帰ってきた。

 木を使わないくらしは危険がいっぱいひそんでいる気がする。

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2009年11月13日 (金)

薪割り道具

 薪割りのとき杉やヒノキが少しある時はヨキ(斧)を使い、堅木(かたぎ=薪用の広葉樹)の太いものや枝が出ているものは、油圧を利用した機械で割っています。

 家で使っているヨキは何種類かあり、薪割り作業用にだけ使うものがこの右側にある2本で、左の2本が山で木を切ったりするときなどに使うものです。

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 これらを比べて大きく違うのは刃と柄です。割るために使うものと、切るためのものは違って当たり前ですが、まず刃の角度が違います。左が薪割り用で右が山仕事用です。

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 薪割り用を使うと『ポッコーン』と気持ちよく割れますが、山仕事用はそうはいかないことが多い。

 柄は、薪割り用は太くて真直ぐですが、山仕事用は断面が楕円で刃と反対方向に少し反っています。

何気なく使っているものですが、このように見てみると目的に合わせてよく考えられている。

きっと昔の人は、これらの道具の形だけに頼るのではなく、例えば薪を割るとき太い木、枝分かれしたところ、その木に合わせさまざま工夫し上手く割ったのだろう。

 家にあるそれぞれのヨキをもう一度観察してみようと思う。

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 今夜も燃えてます。

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2009年11月12日 (木)

秘密基地の修繕

アスファルトシングルで葺いている屋根の端っこが、木(北欧パイン)丸出しで、腐ってきていた秘密基地の修繕の続きです。

一度葺きかけた透明の波ポリカだったが、かさ釘を打つとひびが入るような長年の在庫品だったことに気づき、販売店に返品したりする間に、雨が降ったり仕事が忙しかったりで、やっと日曜日に今度はガルバを買ってきて葺くことにした。

これまでポリカのほうをよく使っていたのは、おっちょこちょいの素人ですから怪我が怖いのと少しでも光が通ったほうが楽しいからです。

今回は屋根の勾配が急なので金属で葺くのは怖かったのですが、息子に手助けしてもらって無事一時間足らずで張り終えることが出来た。

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ちょっとギンギラに光るので山には不似合いな気もするのですが、またそのうちに谷の湿気でコケのようなものが表面に付いて風景になじんでくれると思う。このガルバリュームトタンのおかげでこの秘密基地も寿命が延びた。

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2009年11月11日 (水)

冬イチゴ

 この季節、うちの犬たち(ラブラドールの夫婦)は、山のイチゴを狙っている。たとえば散歩道のすぐそばに鹿がいたとしても、地面に鼻を寄せてくんくん嗅ぐのは、イチゴをさがすため。

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 メスの『シェリー』は上手に見つけてイチゴをむしゃむしゃ食べるのですが、オスの『うっふ』は見つけるのも下手ですし、食べても木苺ほどでもない棘が口に当たったりして痛いのでしょうか「フンッ」てくしゃみみたいな、ためいきみたいは息をはきながら、ちょっとずつ食べています。

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 犬たちの背が届かないイチゴを時々採ってたべてみます。小さな実をひとつ口の放り込むと、うぶげがちょっと気になるのですが、やっぱり冬イチゴは冬の風味があっておいしい。

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2009年11月10日 (火)

薪割り

 我が家は、薪が風呂とストーブの燃料です。毎夕方になるとおばあちゃん(母)が薪割りを始める。風呂の焚き口に座ってヨキ(小さな斧)でこつこつと音を響かせながら作業を続ける。

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 様子を見ていると、火をつけて風呂を沸したいのだろうと思うのですが危なくてさせてあげられません。

 おばあちゃんが薪割り始めるまでに風呂を掃除して洗い、水をためておきます。そうしておかないと、目を離した間に火をつけてしまうこともある。今までも何回か空焚きをしてしまったことから、先にできるだけ安全な状態を作っておかないといけないのです。

 一日家でゆっくりしていると、何か後ろめたい気がして家族のために風呂でも沸かそうかという気になるのでしょう。ですから、気が済むまで薪割をしてもらって、おかげで温かい風呂に入らせていただいています。

 

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2009年11月 9日 (月)

ものの見方

 おじいちゃん(父)は、何気ない周辺の草花を鉢や庭に植えて楽しむ。特別なものではなく、ありふれた、そばを歩いても見過ような草花を大切そうにしている。

「美しゅう咲いたなぁ」大きな声で言うから見に行った。

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 例年であれば、添え木を使って真直ぐきれいに立たせているのですが、今年はおじいちゃんも忙しかったのでしょう。支えるものが無いリンドウは、だらりと家の壁にもたれ掛かって日向ぼっこでもするように咲いています。

 それでも「きれいに咲いて、特に青が鮮やか」とおじいちゃんは言います。おばあちゃんも時々そのようなことを言う。

 たくさんの季節を過ごしてきた感性で、ものを見ているようです。

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2009年11月 8日 (日)

秋の待ち合わせ

 交差点で待ち合わせをした。前日その相手は「龍神からだったらそこまで20分だから、ゆっくりおいで9時半な!」ホンマかいなと思いながら9時に出たら、おっしゃるとおり、9時20分の到着した。

 しばらくすると相手から電話が入り、急いで行くから待ってほしいと言う。田舎と言えども車の通りの多い交差点で、ぼ~っと立っていたが、横に葡萄のような葉が見えた。よく見るときれいな実をつけている。

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 卵のように白く見えるものや緑のもの、それにつられ周辺をさがすと、同じ蔓ですが葉が少ないものがあり、それは実の色も変わっていた。

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 私は決めた『秋をさがそう』 そして、壁を見ると別な草に形よく実がついていた。

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 そのように、交差点の周辺をカメラ片手に、歩いてはしゃがみしていたら、偶然通りがかった知り合いが「なにしてるん?」って車の窓を開けて訊くから「秋をさがしてる」と応えると、にっこり笑って窓を閉めそのまま通り過ぎた。

 30分後、人の時間は計れるけど自分の時間を計れない待ち合わせ人は、しきりに謝りながら交差点に現れた。私は、もっと遅れて来てくれても良かったのにと思いながら、嫌味になると思い「すっかり秋ですね」と返答した。

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2009年11月 7日 (土)

特別なこと

 夏の初めの頃だったか、京都に暮らす娘を誘った家内は、龍神村小家(おいえ)で藍染をされている計良(けいら)さんのところへ藍染体験に行った。

 帰ってくると「やっぱり、若い子は、すぐに理解するし、アイデアがいっぱい湧くみたいや」と言いながら、二枚のTシャツをさおに干して、どれが誰の作品か当ててみろと言った。

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 そのとき当たりだったかはずれだったかは忘れたが、どちらかが家内の作品で、違うほうが娘の作品であることに違いがない。その事実以外は今もおぼえていない。

 Tシャツはモノではあるけれど、そこに自分の手間と自然から生まれた藍が加わり特別なものになる。ここでの体験は、家内と娘にとって特別な時間となったようです。人と人の間に自然が入ると特別なことが生まれる。

 夏の終わりに石垣島へ遊びに行った家内は、よせば良いのに向こうでまた藍染体験に挑戦したらしい。そこでどこから来たのか尋ねられ、龍神村と言うと、石塚さんという女性を知らないかと訊かれ、家の近くで草木染をしていた方だと応え、さまざまな話をしたらしい。藍を通して旅先でも特別なことがあったらしい。

 

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2009年11月 6日 (金)

お茶の花

 お茶の花が咲いています。けっこう早くから咲き始め寒くなっても順に花を付けるので『いつ咲く花』とは言えません。

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 白くきれいな花ですが、霜が降りたり雪が積もったりすると蝋梅のように透き通った花びらに変わり、それはそれでまた美しいものです。

 私たちのくらしの中でこのお茶の木は無くてはならないもので、物心ついたときから家の近くの田畑の周りにあり、春その葉を摘んで加工、乾燥したお茶は、おかいさん(茶がゆ)を炊くには無くてはならないものです。ご飯を食べることのほうが多くなった今では、食事の後のお茶にとその役目が変わりました。

 花はだらだらと長く咲くけど、このお茶の渋みは私たちの日々の生活に節目をつけてくれています。

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2009年11月 5日 (木)

廃校の秋

 廃校になった小学校が解体されると聞き写真を撮りに行った。

 黒板には幼い子供の字で『○○参上』と自分の名を書いていたりするのは廃校になってからのものです。そんな教室に、先生のものらしいきれいな字が書かれていたり、、チョークが落ちていたりするのを見ると、時間が止まったみたいです。すりガラスの窓、秋色に変わった蔦の葉の影を見ると、大切なものを忘れていった時間を感じる。

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 草が茂った庭に出ると、猪が土を掘り返した跡があるけど、コケが足に優しかった。卒業生が残したオブジェには思い出を一杯詰め込んだことが読み取れた。これを創った人たちはきっと今も、支えあったり許しあえる『同級生』しているのだろうと思う。

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 いたずらっ子が滑り降りないように、二階から降りる階段の手すりには小さな板が打ち付けてあった。子供たちがここを上り下りする声が聞こえるような小さな板でした。

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 大きな藤棚の下には看板がぽつんと置かれ・・・・明治の終わりにここに植えられた白藤は、学校の様子が変わっても、毎年白い花を咲かせ、遠くから見ると学校に白い雲が舞い降りたみたいに見える。先輩たちはこの藤に見守られながら学び巣立っていった。静かに聞いてごらんなさい私たちの学校の長い歴史を語りかけてくれるでしょう・・・・そんな内容のことが書かれていた。                      

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2009年11月 3日 (火)

満月の夜に

 月があまりきれいなので夜の散歩に出た。

 夕方からりRYOEIの『コンサート2009』~愛こそすべてのいのちをつなぐ~へ行くために十分な散歩をしてやらなかったシェリー(ラブラドールのメス、黒)をつれて出た。

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 満月の明かりのした 普段とはまったく違う光の中は、静かで冴えていてとても不思議な気持ちになる。

 しばらく歩いて気づくとシェリーの姿がなかった。黒いからだは月の光の影に隠れているのだろうとシェリーを呼んだが物音ひとつしなかった。

 いったん家に帰り、家内にわけを話し、犬小屋の戸を開け、いつでも帰ってこれるようにしておき、すぐにまた見失った山に戻った。今度は遠慮せずに指笛を吹きシェリーの名を呼ぶことを繰り返した。10分もそんなことをしていたら、息を切らせてシェリーが帰ってきた。山の中を走り回って暑くなったのだろう、谷に飛び込んでずぶ濡れになっている。そんなシェリーを撫ぜてほめてやりながら家に帰った。

 家に帰ると、家内は大きな声でシェリーの名を呼んでいた。

 シェリーは月明かりの山の中を駆け巡るし、私たち二人はそれぞれ別の場所で、山に向かって『シェリー帰っておいで~』と叫んでいたのです。

 シェリーも私たちも満月の夜に狼みたいな行動をしたのでした。

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2009年11月 2日 (月)

わら切り

 稲の収穫が終わり、後片付けをしています。脱穀の後田んぼで雨にさらしていたわらを息子が順に切っています。

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 別の仕事に理由をつけて、その作業を手伝ってなかったのですが、先日様子を見に行ったらごらんのように田んぼに平均してばら撒くように機械を動かしていた。あまりに面白そうなので、仲間に入れてもらい、カッターにわらを投げ込む役を引き受けた。

 この機械は、エンジンでカッターを動かし、カッターは回転しながらわらを切ってその勢いでカットしたわらを飛ばすのです。

 機械からわらが飛び出すところの上下の角度で飛ぶ距離が変わるようで、それに湿り具合や、わらの先と根元のほうではまた飛ぶ距離が違うようです。

 これだけうまくばら撒かれるのを見ていると口出しすることもありません。うれしいやら悔しいやら。

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2009年11月 1日 (日)

松茸ごはん

 昨日、叔父が松茸を届けてくれた。若いとはとても言えない叔父が自分の山に入り採ってきたもので、お礼の言いようが無い。

 それをすぐに食べず、半分は嫁いだ長女に送り、残りを今日の秋祭りに合わせて家内が炊き込みご飯にしてくれた。今回の松茸ご飯は、その独特の香りが口の中で広がる感じがした。

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 『ハイタ籠(背負うようになった大きな竹篭)に一杯採った』『ドンゴロス(昔、米を入れた麻袋)に一杯採ったこともある』等の話は毎年松茸ご飯を食べる時両親の定番となっている。今年は、それに娘夫婦が龍神から届いた松茸を西宮の両親の元に持っていた事が加わった。

 大阪の南の方に住む彼らに、わざわざの苦労をかけた気もするが、山へ行ってきた叔父の気持ちを思うと、それなりの行為だと思う。

 旬のものを分け合って頂く贅沢は、何にもかえ難く有難い。

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