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2009年11月 5日 (木)

廃校の秋

 廃校になった小学校が解体されると聞き写真を撮りに行った。

 黒板には幼い子供の字で『○○参上』と自分の名を書いていたりするのは廃校になってからのものです。そんな教室に、先生のものらしいきれいな字が書かれていたり、、チョークが落ちていたりするのを見ると、時間が止まったみたいです。すりガラスの窓、秋色に変わった蔦の葉の影を見ると、大切なものを忘れていった時間を感じる。

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 草が茂った庭に出ると、猪が土を掘り返した跡があるけど、コケが足に優しかった。卒業生が残したオブジェには思い出を一杯詰め込んだことが読み取れた。これを創った人たちはきっと今も、支えあったり許しあえる『同級生』しているのだろうと思う。

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 いたずらっ子が滑り降りないように、二階から降りる階段の手すりには小さな板が打ち付けてあった。子供たちがここを上り下りする声が聞こえるような小さな板でした。

P1000128 

 大きな藤棚の下には看板がぽつんと置かれ・・・・明治の終わりにここに植えられた白藤は、学校の様子が変わっても、毎年白い花を咲かせ、遠くから見ると学校に白い雲が舞い降りたみたいに見える。先輩たちはこの藤に見守られながら学び巣立っていった。静かに聞いてごらんなさい私たちの学校の長い歴史を語りかけてくれるでしょう・・・・そんな内容のことが書かれていた。                      

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