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2009年12月

2009年12月30日 (水)

餅つき

 正月準備で一番は餅つきです。

 久しぶりにうすと杵が登場。うすには水を入れ、たわしを使ってきれいに洗う。仕上げに熱いお湯を入れると、ケヤキのうすはあまり良いとはいえないにおいを発する。

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 杵で蒸しあがったもち米を押さえつけてつぶして、全体がつぶれて粘りが出てきたらつき始める。つく人と手水をとる人がいて餅をついていく。

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 素人衆がやるとみんな心配顔で覗きにくる。でも、そうしてみんなでつくのが正月準備らしくて良い。おじいちゃんが餅つきのコツを伝えるのも、大切な仕事のうちです。

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 黙って見ておれない人もいる。それこそ、『昔取った杵柄』おばあちゃん登場。手水の後も体がうすから離れないので、危なくて素人衆には任せられず私が登場。

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 鏡餅用、あんころ餅、よもぎ餅6升のもち米を3回に分けてつきました。これを「三くぼ搗く」といいます。

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 餅を搗くときいつも使う『照子の部屋』できれいに丸めて、正月準備の一番の仕事は無事に終了したのでした。今回、つまみ食いした人はいなかった。と、信じたい。

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2009年12月29日 (火)

シカゴ しめなわ

 40年近く前、私たちが中学生の頃はシカゴにはまっていた。今もその頃買ったレコードは大事にとってあるのですが、プレヤーが壊れ聞くことができないでいた。何年か前に古本屋でCDを見つけ、それ以来何故か年末には聞かなければならないように聞く。

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 今日は注連縄を作る日です。例年は谷の秘密基地で作業するのですが、先日から、ウラジロ、シキミ、榊松竹梅と正月用の出荷作業をしていた家の作業場で作業することにした。「掃除してあげるから、寒い小屋よりここでしたら」お母さんが協力的なので、それに甘えることにしたのです。

 注連縄は、家で揃う自然素材で簡単にできるもの、『ものより気持ち』を重要視。とにかく心を込めて作ればそれが一番と決め作業を始めた。願い事より感謝かなと思ったり、いやいや無心でいこうなどと、この一年間のさまざまな事柄を思い起こしながら楽しく作業した。ただ藁で形を作るだけなのですが、そのようなことを考えながら作業することに意味があると納得した。

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 シカゴを聞きながら、家の分、御坊の実家の分、友の分、勤め先の分、気持ちだけは込めて何とか注連縄が出来上がりました。

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2009年12月27日 (日)

竹内さんから Ⅱ

 昨日ブログに書きました、翔龍祭の開会式でのインタープリテーションの翻訳をいたしましたので・・・・

翻訳版

私たちが耕作している田は、大概段々になった棚田になっている

春になれば谷から田に水を引き込みます。

その頃には雨が降ってくれる。でも谷の水はあまり増えない。

ですから、少しの水を頼りに、上の田から順に水をため田植え準備をしていく。

雨が降っても水が増えない谷はあてにはできないから、大丈夫かなと心配しながら

少しでも水漏れが少なくなるように、丁寧に土をかき混ぜる。

そう言っても、作業するのは耕運機だからその後をついて歩くだけです。

その後にあぜぬりをします。少し畦を削る感じで底のほうまで土を掘り取って、削った畦に思いっきりうち付ける。

丁寧にすればそれだけ、夏まで水の心配をしなくてすむような気がするのです。

今年もそのようなことを思いながら畦塗りをしていたとき。腰が痛いので、少し腰を伸ばして、ノヒロギからフナザコのほうを見たら、杉の新芽が美しく見えて、木1本ずつの外側を黄緑で包むように見えた。

私はやっと気づいたのです。山の杉やヒノキが、今の雨をいっぱい吸い上げているということを。

それで、今度は反対に、夏に雨が降らないとき谷の水が枯れないのはそのようなことの逆のことが起こっているのだろうと。

本当に昔の人はよく考えて

谷があれば、その後ろに控える山の分の水があり、それに合わせて田を開き、そこから収穫できる米の分で人が暮らせる環境を整えてくれている。

私には大発見だ。でもそれを先輩方に言うと笑われます。何十年も山の手入れをし、稲を作ってきた人たちは、よく知っている。言葉に出さないだけです。

知っているからこそ、一生懸命になって手入れをするのです。

私たちが本当に幸せなのは こういったことをテレビや本で知るのではなく、『ここでくらし、自然の中で働きながら知ることができる』ということだと思う。

私たちは、自然現象で何が起こっても後悔がないように、一生懸命稲を作り山を育てていきましょう。

 昨日の『竹内さんから』と今回の『竹内さんからⅡ』では少し意味の違うところがあるかもしれません。それに実際、翔龍祭で使った方言とは違います。でも、大体のところは同じです。

 このような、水と人と山、自然とそこに暮らす者の関係を、田植え準備しながら体で感じたことは、私にとって今年の大きな収穫のひとつです。(米はめちゃくちゃ不作でしたが)

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2009年12月26日 (土)

竹内さんから

 「え~さん、翔龍祭の開会のときの、インタープリテーションの原稿があれば、いただけませんか?」

 梅樹庵の竹内さんが言ってくれたので 「はい」 返事はしたけど内容は原稿とは違っていたので大変なことを引き受けたと後悔した。そのままにしておいたが、昨日「翻訳のほうもお願いします」と催促された。

 横浜からこちらに移り住まれて20年余り過ぎても、龍神の言葉はわからないのだろうとおかしくなり、昨夜『龍神語版』を書いた。今回はそれをここに書きます。

以下は、翔龍祭開会のときのインタープリテーション龍神語版です。

わしらの作くりょる田んぼは大概段々の棚田になっとる。

春になったら谷からみぞーあててひてていくんじゃ。

そのころにゃー雨ン降ってくるる。でも、谷のみざーどだい増えてくれん。

そいでちょいとの みぞーあてもうて、上から順にひててくんじゃ。

雨ンふんのに水の増えん谷にゃあてにならんさか、気づかいないんじゃろうか心配しもーて

ちょいとでも水持ちんええように、たーを丁寧にすくんじゃ。

ちゅうても、耕運機がやってくるるさか後付いて歩くだけじゃけどな

そのあとは畦塗りじゃ、くわでちいとあじょー削るみたいにしもうて底の方から土ちょーかき起こいて、そいで、そりょうそのまま削った畦んとこいみて、てっつくんね。

丁寧にすりゃ、するだけ 夏まで水ん持ってくれそうな気いんすんねだ。

今年も、そがんこと思いもうてあじょー塗りょってんだ。腰ん痛とうなってきたさか、ちいと腰しょう伸ばいたんじゃ。そいでノヒロギからフナザコの方・・・おさやんの背戸の方じゃ 見たら、杉の新芽が美しゅう黄緑いろに見えてない、木一本ずつの外側を包んどるみたいに見ゆんね。

わしゃーやっと気―ん付いたんじゃ。山の杉やヒノキん、今の雨をいっぱい吸い上ぎょったんじゃちゅうことん。

ほいで、こんだーさかっとに 夏に雨ん降らんときに、谷の水ん涸れんのも、そがんことんあるさかじゃろうとわかった。

ほんまに、昔のひたー よう考えて

谷んありゃー、そこの背戸山の分だけ水んあって、その水ん分だけのたぼー開いて、そこで採るる分だけの人ん暮らするようにしてくれとる。

わしゃー大発見じゃと思うたけど、そこらの年寄りにそがんこと言うてみらんせー、笑わるるで。

何十年も山の手入りょうしたり、田おこいてきた人らーとーにそがんこたー 知っとんねだ。しゃべらんだけじゃ。

見よってらんせえ 知っとるさか、一生懸命丁寧に手入りょーしよら。

わがらんほんまに幸せじゃと思うのは、そがなことをテレビでも本でものうて暮らしょるうちに、体動かしもうて知ることじゃと思う。

こいから先もわがら、雨ん降っても、お日さんが照っても、何ん起こってもええように一生懸命田んぼ起こいて、山の手入りょうしていかんかい。

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2009年12月24日 (木)

正体

 10年ほど前のクリスマスイブ、友人の家に行くと小学校低学年のその家の男の子が夕方なのにもう布団に入って眠っていた。枕元には『さんたのしょうたい』と鉛筆で書かれたメモが置かれていた。

 そして今朝、正体はどうでも良いから、我が家にサンタがやってきてほしいから毎年の看板を道路に向けてかけた。ついでにポスト代わりの大きな靴下と人形をもみじの枝に吊り下げた。

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 薪ストーブの煙突掃除は、きれいに燃えているから煤はまったくといってよいほど付かないので心配ない。問題は夜も火があるから熱いことだ。

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 夕ご飯はクリスマス風。赤と緑と鶏肉があればクリスマスになるのだと家内は言う。「じゃ、サツマイモは?」とは訊かなかった。

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 息子が、入院中の家内の両親にケーキをプレゼントして見舞い、ついでに家の分を買ってきてくれたので、みんなでいただいた。チョコレートはおばあちゃんが先に食べた。

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 さて、今夜から明日に、サンタクロースの正体を知ることはできるのでしょうか?

 自分を気遣ってくれる人(動物も含む)みんながサンタなのだと思いたい。けど、実際はプレゼントを届けてくれる人がサンタかな。

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2009年12月23日 (水)

自然体

薪ストーブとおばあちゃんとシェリーです。

昨夜の残り火に薪を入れ足し、1時間ほどが過ぎました。ストーブの温度計は200℃近くになっています。空気の調整口をほぼ閉じると、炎を揺らめかせながらきれいに燃え続けます。それで部屋はほこほこと暖かい。

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シェリーは、さみしがり屋で、おてんばで、人付き合いがすごく良い。

 雪の日に犬小屋の前を通ったら、歯をがちがちならしていたので、寒いのだろうと思い、薪ストーブの部屋に入れてやることにしてから一週間ほどになります。気づいたのですが、シェリーはそばを離れようとするとがちがち歯をならすのです。「なあ、遊ぼうよ」と歯をならしていたのでしょう。

 そのようなことには関係なく朝ごはんのあと、ごろりと寝転ぶおばあちゃんです。

 おばあちゃんは最近になって、そこに何がいようと、誰が来ようと自分流に時間を過ごすようになった。自然体で過ごしているおばあちゃんをみていると、うらやましいときがある。

 薪ストーブとおばあちゃんとシェリー、何かつながるものを感じる。

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2009年12月22日 (火)

冬至と山祭り

今日は、旧暦霜月七日の山祭りと、冬至が重なった日でした。

何とか柚子風呂には入りました。柚子の香りがして肌にぴりっとした刺激があり、風呂から出たあとも、体がほこほこする感じです。

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ところが、年末の花木出荷に追われて、山祭りを忘れていました。

家内に「ぼた餅作ってもらうの忘れた」と言うと「ほんまや、忘れとった。でも神棚にお供えするもの作ってたら許してくれるンちゃう」と榊の松竹梅を束ねながら応えが返ってきた。

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私も確かにそう思う。少し落ち着いたらぼた餅を作ってもらって山神さんにお供えすることにします。

こんな偶然の日を大切な一日として過ごしたかった。少し残念な気がします。

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2009年12月21日 (月)

なお達者

おばあちゃん(母)は11月で82歳?かな。敬老の日はお祝いしないけど、みんなでケーキが食べられるから家族の誕生日は必ずお祝いをします。ですから、家族全員の誕生日は覚えているのですが、誰が何歳なのかはあまり気にしていません。

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それはともかく、先日から年末用に神棚にお供えする榊に松・笹・梅をつけた通称『松竹梅』を農協へ出荷するために準備をしていますが、何故かこのようなことに闘志を燃やすおばあちゃんが、明け方?3時に起き出して作業しようとしたらしく、畳の上でこけた(転んだ)。おじいちゃんが助け起こし、布団に寝かせたけど、どこかを打ったらしい。その話を聞き心配したが、ご飯は美味しいと食べるから『大丈夫』とした。

その日は雪。「わしも榊を・・・・」雪の積もった外に出てくる。ですからいつも雪の掃除をしておかないと、いつおばあちゃんが外に出て転ぶかもしれない。次の日からは打ち身の痛さが出たのか、部屋でゆっくりするようになった。

歩くのが大変だろうし、雪で転んだら大変なので、離れで一緒にご飯を食べるようにした。

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お母さんが御坊の実家へ両親の看病に行ったので、息子が食事の準備。シチューに、さばの煮付け、おひたし。味噌汁が運ばれる前におばあちゃんは食べ始めた。

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食べながら、おじいちゃんに『はんちゃ』(綿入れ)を着せてもらって、みんなが食べ終わっても、まだ食べて最後はバナナでやっと「ご馳走様」。

今日、息子に連れられ診療所で見てもらったら、背骨がずれてるけど今回が原因だったら痛くて我慢できないだろうと先生は言う。

おばあちゃんが言うには「こけたとき、体の中でグキッって音がした」らしい。大変な時代を生き抜いた人は、こけてもなお達者です。

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2009年12月20日 (日)

今朝の雪

土曜の夜の雪は9時ごろから降り始めた。朝起きると一面に真っ白になって、最近にはない積もり方だった。

ノヒロギに当たる朝日がまぶしい。

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手前の田んぼはもやがかかったように白かった。見とれている場合ではない、犬たちが散歩に行こうとキュンキュンないている。

散歩道にいくと、昨日とは大違いです。犬たちはこの方が気持ちが良いのか元気にはしゃぎまわっていましたが私は、足がしもやけになりそうなくらいに寒さがきつかった。

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早速、小屋で薪ストーブに火を入れ、足をあぶった。

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このような雪がまだ降るのかどうかは分からないけど、これからもっと寒くなるのは間違いない。今年は防寒用の長靴を買っておこうと決めた。

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2009年12月18日 (金)

雪の助けをかりて

冬になったと気づくのは寒さではなく、私は雪が舞ったときです。

今朝、窓を開け雪が見えたとき、寒さなんかどこかへ飛んで行って早く散歩に出ようと思った。私たちの田んぼがある西明の裏山(ノヒロギ)あたりから渦巻きながら雪はやってきていた。

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まだまだ冬本番の雪ではないから、道はうっすらと白いだけですから、犬たちをせきたてて山の小屋に急いでいると、くもの巣に雪がのって小さなハンモックみたいに見える。周りを見てみると、あそこにもここにも、くもの巣のハンモックが見つかる。

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そして小屋に着くと、ヒイラギの白い花は目立たなくなり、小屋の屋根は白くなっている。こんな日は薪ストーブに火を入れる。すぐに火はつき少し温かくなった頃には家に帰らなければならない。せめてきれいな煙になるまで小屋で過ごしたいけどそうもいかない。

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勤めに向かう途中。車を止め、本当に少しの雪がこうも景色をかえるのか、そして木々に雪をのせるだけで、見えてくるものがこうも違うのかと感動する。

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雪の助けをからなくても、新鮮な目で毎日を過ごすようにしたい。

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2009年12月17日 (木)

シキミ完了

正月用の花木(かぼく)を出荷していまして、ウラジロ(正月飾りのシダ)に続いて、斑入りの笹(門松、神棚の榊に添える)を終わり、仏壇や墓に供えるシキミの出荷準備をしていましたが今晩で完了です。

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簡単そうに見えるのですが、形を整える間中しっかりと束をつかんだまま離せませんから、こつがつかめるまで、体力の要る作業と言えます。今回はそれを100束作りました。出荷用の箱にすると2箱です。

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退屈な作業ですが始めると、けっこうはまってしまいます。それに昨日友人が家内にとCDに曲を入れプレゼントしてくれました。

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「仏教のお供え物作りながら、クリスマスソングかい」などといいながら作業しました。おかげで、楽しい中で、さきほど『シキミの出荷準備完了』となったのでございます。

さて明日からは、榊に縁起物の松・笹・梅をセットして出荷する、『榊松竹梅』の準備をはじめます。

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2009年12月16日 (水)

いっぱいありすぎて

朝散歩しながらシェリーを見たら尻尾が傷になっていた。広がったら大変なので今回もホースでカバーした。

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その後、勤めに出たけど、祖母の33回忌の法事を忘れていてお寺に急いだら家族はまだ来ていなかった。大応寺(臨済宗)の和尚さんと話をしていたら、しばらくしておじいちゃんたちが雨の中をやって来た。

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法事が済み家に帰り、墓参りを済ませ、男の料理教室へ行った。今回のテーマはおせち料理

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会場に行って20分ほどで完成。おっさん達が作った料理を美味しくいただきました。

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食べ終わって窓の外を見たら、古久保谷の山の上のほうが白くなっていた。山は雪だったのだ。そして、よくよく周りを見たら冬枯れの山も緑の山も急に冬らしくなっていた。龍神は今日から冬です。

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また、勤めに戻ると、あちゃー用事を忘れていた。そんなことが二回あり片道40分の町まで二往復‥‥。

いろいろなことがいっぱいあって、楽しい一日でした。

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2009年12月15日 (火)

くらしの中に

もう、薪ストーブは春まで火を絶やすことはないと思う。

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真冬になると、家の裏山からお日様が顔を出すのが11時ごろですから、家全体が冷蔵庫状態になるので、暖房器具は欠かせません。数年前、家に薪ストーブ(ネスターマーチン)を入れてから、石油ファンヒーターは登場しなくなったし、コタツも使わなくなりました。それ以外の暖房器具と言えば、朝の台所で家内が石油ストーブを使うのと、湯たんぽぐらいです。

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布団に入るときの湯たんぽはステンレスのものを使っています。寝るまで薪ストーブにのせておけば朝まで暖かく、布団をあげるときその中にうずめておくと夕方でも十分温もりが残っているという便利な代物です。

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湯たんぽのほかに一日のうちで、やかんだったり鍋だったりがローテーションで薪ストーブの上にのっています。私は、おでんが一番うれしい、一番が厚揚げ、二番が大根、と言うようにつまみ食いをしてしまうのでよくしかられます。具がだいぶなくなってきたので、冷蔵庫からちくわを頂いてきて放り込みました。

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薪ストーブは、我が家のくらしの中にとけこみ、温かいだけではなくて調理にも役立っています。それにテレビや音楽の代わりもするのでしょうか、火を入れ始めてから、そのような家電もめったに使わなくなりました。逆に使い始めたのが扇風機です。

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2009年12月14日 (月)

習慣

うっふ(白)とシェリー(黒)は、ラブラドールの夫婦です。

うっふは生後2ヶ月くらいの時、ブリーダーさんのところから家にやってきました。そして5歳か6歳のときシェリーがお嫁に来てくれたのです。

シェリーは我が家に来た頃、山に連れて行くと少し急な斜面などは横断することができず「キュンキュン」ないて動けなくなったりした。山に慣れていなかったせいもあるのです。すると、うっふが「こっちにおいで」みたいに、よく迎えに行ったりしていた。

 そして今、散歩に行ってシェリーが冬イチゴを食べることに夢中になって遅れたりすると、うっふは私とシェリーの中ほどに立ち止まって心配そうな顔をする。

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 おかしいのでそのまま進むと、うっふは少し進んでは立ち止まることを繰り返す。私からシェリーは見えないけどうっふからは、両方が見える場所で情けなさそうにしている。

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仕方なく私が、指笛を鳴らしてシェリーを呼ぶと、うっふは急に走ってお迎えに行く。途中でシェリーに追い越されるけど、うれしそうにじゃれながら後ろをついてくる。

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それを雨の日も風の日も繰り返す。

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よくよく思い出してみると、シェリーがお嫁に来てくれたときからこの習慣は続いているのです。

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2009年12月13日 (日)

親と暮らす

正月を迎えるための準備のほかに、農協へ正月用の花木を出荷しなければなりません。

先日は、ウラジロ(しめ縄などに使う裏の白いシダ)の出荷が終わりそのあと、熊笹を出し、今はシキミ(仏壇や墓に供える)の出荷準備をしています。

おじいちゃんと息子が畑に行って切ってくれたものを、60cmの長さに形を整えて束ねるのですが、それが馴れないと早くはできない。土曜日の夕方家内がその作業をしているので「それでは私が」と手伝った。

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「お父さん上手」おだてているのではない、確かに私は上手なのです。20~30歳まで農協に勤めていたとき『店先で売れるよう束ねて出荷する』ことを尼崎か宝塚だったか、駅前の花屋さんに教えてもらってそれ以来続いているのだと思う。

今日はお母さんが御坊の実家へ行ったから、シキミを束ねるのは止めにして山に行くつもりだった。車庫から出ようとしたら、おばあちゃんがやってきてシキミを束ねる作業を始めた。そのままにしておくとせっかくのシキミが短く切られてしまい、出荷できないものにしてしまう。それで仕方なく一緒に作業することにした。

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おばあちゃん(母)は思いついたことはしないと気がおさまらない。小さなときから働きっぱなしで、休むことに罪悪感を持っているから、何かしていないとストレスになるので、ストップをかけることができない。付き合うよりほかに手はないのです。

そのような両親4人(龍神と御坊)の面倒を見続ける家内と息子はたいしたものだと思う。

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2009年12月12日 (土)

ポン酢をしぼる

仕込みをして寝かせていたポン酢をしぼりました。

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 鰹節と昆布の味がしみこんだポン酢を取り出すのではなくて、柚子酢と醤油がしみ込んだ鰹節をしぼるイメージです。それで我が家ではこの作業を『ポン酢をしぼる』と表現します。

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 かめから昆布を取り出し、鰹節をざるですくい取り、残ったポン酢を順にビンに入れ替えます。先にすくい出した鰹節は、柚子酢をしぼる時の道具を使って水気がなくなる感じにしぼります。

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 このときのポン酢は量も少ないのですが、一番鰹節の味が濃くて美味しいものだと決めていますから正月用です。

 残った鰹節に昆布をきざみ、ちりめんジャコやゴマを混ぜてふりかけを作ってもらいます。これがまた美味しいのです。

 順に正月の用意が出来上がってきています。 

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2009年12月11日 (金)

一番美しいのは

私は家の仕事以外に、建設会社へ勤めに出ています。

作業することはめったに無いのですが、時々現場を見に行ったりします。先日、林道を修繕する予定の現場へ行ってきました。

ひとつ目の現場を見て次に向かっていると、茶色に輝くヤマドリが道路に出てきたので車を止め、通り過ぎるのを待ちました。やり過ごし少し走って車を止め降りると、たぶん同じ鳥がえらい形相で追っかけてきたので慌てて車に逃げ込んだ

そのヤマドリはその勢いのまま茂みに入ったので、安心して林道の様子を見ているとまた現れ、今度はずっと鳴きながら私の周りを離れない。

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きっと彼(尾が長いのでオスだと思う)が何か大切にしている場所に私が近づいたのだろうと思い、早々に立ち去った

 それがあまり不思議なことだったので、現場の人たちに話をしたら、時期的にはおかしな行動だと言いながら、ちょくちょくはく製にする人はいるが、生きて自然の中におるヤマドリが一番美しいと話は一致した

 私は、良い人たちと一緒に仕事をさせてもらっているなと感じながら話を聞いた。

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2009年12月10日 (木)

山の恵みで年を越す

ウラジロの収穫が終わった。

今日はウラジロの収穫最終日です。明日、農協に集められたものが花市場に出荷され、しめ縄や鏡餅の飾りとして使われることになる。

私が二十歳から三十歳まで農協に勤めている間にはじめたことが今も続いているのですが、そのとき自分がその恩恵にあずかることになるとは想像もしていなかった。

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家内と息子が自分の家の山に入り収穫してきたものを、夜みんなで選別して整理し箱に詰める作業は、眠くなるまで続いた。薪ストーブの部屋のそばにある作業場は冷えるから、仕切りの戸をあけて扇風機をかけると温かな空気が作業場に流れてきた。

片付けも終わったので、お茶を入れ3人でささやかな打ち上げをした。

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11月半ばから今まで作業して10万円前後のお金を得る。それが多いか少ないかは問題ではなく、自分の山を隅々まで歩き、正月を迎える収入を得るのは、昔話の『かさ地蔵』みたいでうれしくなる。

私は父から、父もその父から受け継ぎ、手入れを続けてきた山からさまざまな恵みをいただき、暮らせることは本当に幸せなことです。

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2009年12月 9日 (水)

ともに生きる

朝夕、犬たちの散歩は何があっても欠かしたことは無い。

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逆に犬たちは、私や家族を引き連れて散歩に出るのが日課と考えているのかもしれない。

それはどちらでも良くて、一緒に自然へ踏み出し同じ時を過ごす大切な友です。

散歩に限らず同じ時間を過ごすとき、そこに互いを思いやるものがあるなら、相手は何にもかえ難い大切な存在になる。

それは、家族だろうが動物だろうが生きるものすべてに共通だと私は思う。

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今朝は、霜、初氷。散歩道は、さくさくと一歩踏み出すごとに気持ちよい音をたてる。寅次郎(『うっふ』と『シェリー』の子)が家に帰ってしまう日にふさわしいシャキット気持ちよい寒さです。

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トラ(ラブラドール♂寅次郎の愛称)のお母さん(飼い主)が体調をくずされ、我が家でしばらくトラの面倒みることになったので、今回の里帰りは一番長く家にいたことになります。

長くなると生活のパターンが出来上がる。「お前は本当にお馬鹿さんやなあ」と撫ぜると「うん」って返事しているみたいにごろんと寝転び腹を見せたりする。

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夕方、飼い主さんが待つ家へトラを送っていった。

「なぁトラ、お前はほんまにアホやなあ」車の中で何回も話しかけた。トラはそのたびに「そうかなぁ」と首をかしげた。

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2009年12月 8日 (火)

親らしいこと

娘が嫁に行くとき「親らしいことをしたいから」と頼み込んで日本画家の牛尾武さんに画をお願いした。あとになって、よくそのようなことが頼めたものだと思うし、引き受けてくれたものだとも思う。

お願いしてから牛尾さんは何度か家の周辺を見に来てくれ、私たちの田んぼから見える景色に『歴』と言う名をつけて描いてくれた。

先日娘夫婦が暮らしているところに行き、木を使っている様子が見えない今時の部屋で、居場所の無さを感じながらおりました。そのような無味乾燥の空間に無造作にその画が壁にかけられていた。

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嫁ぐとき「部屋にこの画をかけたら、いっつも帰りたくなる」と言った娘でしたが、そのときは「ええやろ、ほっとするんや」と意見は変わっていた。

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2009年12月 6日 (日)

毒見

私には自分用のエプロンが何種類かある。

味噌やポン酢の仕込み、焼豚を作るときに使うのは防水のもの、台所では普通の布製のものを自分の椅子の後ろに掛けています。

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今日は、夕ご飯に賞味期限の切れたひき肉を使ってハンバーグを作ることにしました。レシピをさがすのは面倒なので、娘に電話して聞きました。にんじん、たまねぎを入れるがきのこを入れるのも良いと言うので、シメジも細かく刻んで、におい消しにウィスキーを振りかけたひき肉と混ぜ、パン粉、卵を放り込んでぐちゃぐちゃ混ぜた。

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下味は、塩と胡椒。何もかも分量は適当にする。こういったところは、男の料理教室に通っている成果だと思う。

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それを適当な大きさにして。フライパンで焼いたがなかなか美味そうなものになった。

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次を焼こうと思ったのですが、良い方法を思いついた。お好み焼き風ハンバーグです。何も小さく分けて焼く必要はないのですから、これでよいのです。これが男の料理というものです。

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そこに息子がやってきて、煮込みにしたらと言うので、そのようにしたらこれまた美味そうに出来上がりました。

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お好み焼き風煮込みハンバーグの完成です。

美味そうで良いのですが、焼いているときからにおいが変だったので、息子と私が今晩食べてみて、大丈夫だったら明日みんなで食べることになりました。

さっき食べましたが今のところ大丈夫です。

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2009年12月 5日 (土)

運搬船

  会合に出席するため大阪へ行った。

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  会場になっている大川沿いのホテルに予定より早くついたので、係りの人の勧めでコーヒーを飲んでいた。はじめは本を読んでいたが船が川を上ってきたのが窓からみえた。白い泡を立てながら一生懸命進む船と、そのすぐ後ろにくすんだ緑のシートでつつまれた船が波を立て引っ張られていた。

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 前の船には人影は見えず、それよりはるかに大きな引っ張られている船の後ろにぽつんと人がひとり立っていた。操縦する人の姿が見つからない先を行く船を見ていてつらい気になった。目の前に見えるものが悲しいのではない。

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 家内の方の父は若い頃から船に乗っており、瀬戸内から紀伊水道で砂利を運んだりしたことを何度か聞いた。時には神崎川からこのあたりの川の名が話に出たこともあった。そのことを思い出したのでした。

 その父も90歳近くなり、わがままが若かった頃とは違い子供のような駄々のこね方をしたりすることが多くなった。私は父の話を聞きながら、要求をどのように処理するかを考えることはあっても、父の自慢話を聞く機会がなくなっていることを反省した。

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 今日、私が大阪から帰るのと入れ替わりに家内は、両親の面倒をみるため実家に向かった。今度家内が龍神に帰ったら、私が実家に行って大阪でみた運搬船の話をしながら、おじいちゃん(父)が現役だった頃の話を聞かせてもらおうと思っている。

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2009年12月 3日 (木)

目を合わせ声を聞く

家の台所にはテレビを置いていない。

ご飯はみんなそろって台所で食べますから、ご飯を食べながらテレビを見ることはない。これが、私の家にテレビがはじめて来た昭和30年代後半から続いているし、平成に入って今の家に越してきてからも当たり前のように食事の時間にテレビは見ない。

家内は、子供たちが幼かった頃、部屋にテレビを置くことを嫌ったので、私は『正義の見方』のように家内の目を盗んで子供たちとテレビを見たりした。

今、決まってみるのはNHKの朝のニュースぐらいですが、それも薄っぺらな内容になってきているように思う。そうなると特に家族の時間や、食事の時間にテレビが割って入るのは、すごくもったいない。

これからも天気のことや愚痴やそこらの世間話でも良い、大切な人と目を合わせ、声を聞きながら日常を過ごしていこうと思う。

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2009年12月 2日 (水)

味噌3度目の仕込み

この秋3度目の味噌の仕込を済ませました。

もろぶた(餅などを入れる木箱)に蒸した麦と米をひろげ、『もやし』を振りかけた麹はばっちり出来上がっています。

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水に浸けて3日目のよく水を吸った大豆を煮ます。

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煮あがったらそれをつぶします

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出来上がった麹に塩をふりかけ混ぜます。

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そこへ、つぶした大豆を加えまた混ぜて馴染ませます。

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それを、順にたるへ詰め込んでゆく

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雑菌を抑えるために、表面に塩をまき密封します。

たったこれだけの作業。これを一年寝かせれば自慢の手前味噌になります。

本当に日本の風土はありがたい。

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2009年12月 1日 (火)

ポン酢の仕込み

芦口さんに行くと「ああ、龍神の方。ポン酢用ね。」一年ぶりに行ったのに覚えていてくれて、昨年と同じように目の前で しゃっしゃか・しゃっしゃか 鰹節を削り始めてくれた。良いにおいのする店先で出来上がるのを待ちながら、このような贅沢は無いと思った。そして白い粉がいっぱいふいた昆布を北海道から届いた箱から出してもらった。

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秋幸(あきこう)さんでは「お父さんたちは元気にされてる?」明治20年頃醤油屋さんを始めて四代目になるご主人が話しかけてくれる。我が家は、ここで醤油を買い続けて100年近いといっても大げさではない。私たち家族はここの醤油の味で育った。

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調味料の入っていない瓶詰めしてすぐのものを分けてもらった

今度来たときは醤油が眠る樽の並んだ蔵へ案内すると言ってくれた。

今日それらと先日搾った柚子酢(柚子の生ジュース)を混ぜて、ポン酢の仕込をしました。

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醤油・柚子酢・みりんをかめに入れる。

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昆布を入れ・鰹節をこれでもかと入れる。

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よくかき混ぜて 覆いをして寝かす。

こうして混ぜ合わせたものを約一週間寝かせると完成です。

作ったり加工したりする人の姿が見える食材で作るポン酢は格別です。これを冷蔵庫で保管しながら一年間使うのです。

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