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2009年12月 5日 (土)

運搬船

  会合に出席するため大阪へ行った。

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  会場になっている大川沿いのホテルに予定より早くついたので、係りの人の勧めでコーヒーを飲んでいた。はじめは本を読んでいたが船が川を上ってきたのが窓からみえた。白い泡を立てながら一生懸命進む船と、そのすぐ後ろにくすんだ緑のシートでつつまれた船が波を立て引っ張られていた。

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 前の船には人影は見えず、それよりはるかに大きな引っ張られている船の後ろにぽつんと人がひとり立っていた。操縦する人の姿が見つからない先を行く船を見ていてつらい気になった。目の前に見えるものが悲しいのではない。

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 家内の方の父は若い頃から船に乗っており、瀬戸内から紀伊水道で砂利を運んだりしたことを何度か聞いた。時には神崎川からこのあたりの川の名が話に出たこともあった。そのことを思い出したのでした。

 その父も90歳近くなり、わがままが若かった頃とは違い子供のような駄々のこね方をしたりすることが多くなった。私は父の話を聞きながら、要求をどのように処理するかを考えることはあっても、父の自慢話を聞く機会がなくなっていることを反省した。

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 今日、私が大阪から帰るのと入れ替わりに家内は、両親の面倒をみるため実家に向かった。今度家内が龍神に帰ったら、私が実家に行って大阪でみた運搬船の話をしながら、おじいちゃん(父)が現役だった頃の話を聞かせてもらおうと思っている。

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