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2010年1月

2010年1月31日 (日)

時計

 午後は雨になるという日曜日。

 昨夜は家内がいなかったので、しめしめとタマネギいっぱいの日清焼きそばを作って食った。美味かったけど朝起きると体調はいつもの朝ではない。この年になるとインスタント食品はそのとき美味くてもあとにひびく。

 雨が降り始める前に、姉夫婦が山から切り出してくれ、昨日白浜から運んだ薪を寸法に切ることにした。

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 作業は雨が降り始めるまでに終わった。早速秘密基地の薪ストーブに火を入れた。ストーブが小型だけに早く温度が上がるので、すぐに煙が出ているのが分からなくなる。そんな煙突をニヤニヤ見ながら使い終わったチェーンソーの手入れをした。

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 秘密基地に行くときは、時計を持たないようにしているし、置いていません。ところが、多くの失敗がこのことからうまれたので、時計を置くことにした。

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 ちょっとした抵抗は、時計を小屋の中には置きたくなかったので、外につけたことです。

 それから、幼い頃から通っている田辺の歯医者さんでもらった箱いっぱいの本を棚に入れ、おさまりきらないものをロフトの机の周りに置いた。

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 これでまた、ここで過ごすきっかけができた。

 予定していた作業は終わり、雨が降り始めたので、夕方まで本を読んで過ごた。

 暗くなり帰ろうとドアを閉め、時計を見たら2時で止まっていた。私より小屋のほうが『時計いや』みたいです。

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2010年1月30日 (土)

誕生日プレゼント

 私たちの子供はどいつもこいつも20歳を過ぎた。長女が結婚したので、息子が二人と娘が二人になった。

 家を離れている3人の子供たちの誕生日には毎回決まった豪華プレゼントを贈る。私はこれにルールを作り守っている。

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・『たまや』に行き一番小さな箱をいただく。

・顔を思い浮かべ『箱いっぱい』のお菓子を買う。

・家に持ち帰り、食べたいのを『我慢』する。

・誕生日に『合わせて発送』する。

これらの守るべきルールには、こだわりがいっぱい入っています。このこだわりの箱におばあちゃんたちの手紙が追加で入ることもあります

 今回は、大失敗がひとつある。

 家内が先に送ってしまったのです。写真だけ撮って主催者の了解もなく。

 「誕生日より早よう着いたら面白みがないやろう」文句を行ったら「配達日を指定して送ったら大丈夫」やて・・・・味気ない。スリルのない世の中になったものです。 

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2010年1月29日 (金)

有難い時代

 明日から、おじいちゃんとおばあちゃんは2泊3日のショートステイを体験する。

 一昨日から家内は、施設の説明書を頼りに持ち物に名前を書いたり、着替えをそろえたりと準備をしていた。

 両親にとっては初めてのことなので戸惑いもあるようですが、こちらは「きっと楽しいと思うよ」などといい加減なことを言って不安を払っている。

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 夕食後、二人でおばあちゃんが持って行く薬を袋に詰めながら、私は「子供の修学旅行準備みたいや」と言った。ショートステイの期間中に家内は、実家の両親の面倒をみに行くことになっている。

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2010年1月28日 (木)

秘密

 去年の秋に収穫した南瓜を保存しており、順に食べています。

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 「南瓜、半分に割って」と家内が頼んでくるので、「まかせなさい」と台所に立つ。

 まず、つるのところを切り落とす。すると黄色の身が現れるので、そこに包丁を入れる。黄色いところを中心にして外側に向かって切れ目を入れ、今度はその反対方向に切る。

 地球儀で言うと、これで北半球に亀裂が入ったことになる。次に南瓜をねかせ、残った南半球を一気に切ると簡単に二つに割れる。仕上げに底のヘタを落とすときれいに見えます。

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 このようにすると、力もいらず簡単にできるのですが「お父さんありがとう」などと言われるのがうれしいので、南瓜を二つに割る方法は秘密です。

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2010年1月27日 (水)

庭の冬

 庭はおじいちゃん(父)の友人の岡田さんが造ってくれました。

 庭造りに使った石も土も我が家の山から、イチイはまえに住んでいた家の池のそばから、モチもツツジ、たいがいの木は身近な場所にあった思い出の木です。この庭に来て、生き生きと育つものもゆっくりと枯れていくものもあります。

 岡田さんはそのような我が家の思い出を庭にいっぱい集め、心地よく配置してくれました。

 おじいちゃんは一年中、その季節で、一日のうち一番過ごしやすい時間に庭に来て座っています。

 今朝は、けっこう霜が多かったので私は少し写真にとって見ました。

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つつじ

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マメツゲ

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イチイ

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コケ

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コメツツジ

どれもこれも、霜がのって白くきれいです。

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そして、こんな日は、薪ストーブのそばで過ごすことが多くなったおじいちゃんたちです。

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2010年1月25日 (月)

欲張り

 外から家に帰るとまずは薪ストーブの部屋です。夕方など、暗く冷えた外から、ほんのり暖かい場所に入った瞬間がうれしい。

 薪とストーブのおかげです。

 それなのに・・・・・。今日は、暗い雨上がりの外から部屋に入ったとき、少しかわいそうな気がした。

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 湯たんぽに鍋、おまけにやかんが二つ。家中を暖めてくれているのに「もっと働け!」みたいです。

 何故、家内は感謝も情けもなく薪ストーブを使うのか。

 鍋のふたを開けたら、猪の肉、たまねぎ、大根、ニンジンのごった煮。

 これを食ったらぬくもるから、家内の『ストーブ欲張り』は許すことにしよう。

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2010年1月24日 (日)

視察

 正月四日から勤め先の仕事が続き、日曜日の今日も弁当を持って会社に出たが何とか午後は休みになった。

 昼ご飯を済ますとすぐに、おじいちゃん(父)を間伐作業の進んだ山に案内した。「ちょいと来ん間に、大分変わった」とどこを見ても驚いていた。

 それから帰ると、収穫後の大雨で崩れた柳田の畦の復旧工事が始まりそうなので、鹿避けの電気柵が作業の邪魔になると思い、柵の張替え作業をすることにした。

 さて出発しようとしたら、おばあちゃん(母)が地下足袋を履こうとしているのを家内が「榊はあるよ」と止めていた。家の周辺を歩くのがやっとのおばあちゃんですが、言い始めると落ち着くまで家族は目を離す事ができません。

 仕方なく、一人では大変だから柵の張替えを手伝ってほしいとたのんだら「行くよ」と目が輝いた。

 作業は1時間ほどで終わり、おばあちゃんはその間、柵として張っていた細い電線をドラムに巻いてくれた。

 せっかく柳田に来たから、北(屋号)へ行って千代子さんに出会う?と聞いたら「はい」。それで、同い年で一学年上の千代子さんの家へ。

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 西日が暖かい庭先で、田んぼの話や、体の調子やらを話し、少し風が出てきたのでおいとま。「また来るよ」「また行くよ」二人は同じ言葉を繰り返した。

 帰り道、懐かしい元我が家から、薪ストーブの煙が上がっている。ガラス越しにあゆんく(あゆみちゃんの愛称)が糸つむぎをしているので、「暖かそうだし寄ってみる」「はい」

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 うっふの甥っ子のビリーがじゃれてくるけど、おばあちゃんは動じず家に入り、糸つむぎの様子を不思議そうにじっと見たまま。私も何となく、よりをつけているのはのは分かるけど、動きが早いので分からずじまい。

4時半になって日が翳り寒くなったので家に帰りました。

 暖かな日曜の午後、おじいちゃんは山に、おばあちゃんは田んぼにそれぞれ視察に行ったのでした。

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2010年1月23日 (土)

カツラ

 桂という木の名をはじめて知ったのは、高校の修学旅行で行った善光寺です。

 案内の方に「ここの柱は何でできていますか」と訊いたときでした。そのときに出てきた名が桂でした。1本だけが桂だったのか、1本だけが桂ではないと聞いたのかは忘れてしまった。

 西国三十三札所のうちのひとつにも、桂で有名なお寺があり、家族で行ったのですが近江のなんというお寺だったかは忘れた。

 桂は、4月はじめ入学式の頃に新芽が出始め、しばらくするとハート型の葉になる。夏の間はそれが風にゆれ、その頃から落ち葉の季節にお茶を焙じる時のような香りを漂わせる。

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 今、寒さの中、静かに枝を伸ばしているその姿には凛としたところがある。

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2010年1月22日 (金)

間伐

家の山林は10haです。畑の感覚で言うと家庭菜園みたいな面積です。

家庭菜園の例えのとおり、私たちが住んでいる家は、何箇所かに分かれている我が家の山林から切り出した木からできています。

その山林で年末から間伐作業が始まっています。森林組合にお願いしており、二人のベテラン作業員さんがチェーンソーを使って木を切り倒しています。

私は現場には見に行きません。なんとなく辛いからです。

今は、秘密基地の周辺を切ってくれているので嫌でも見てしまいます。朝夕の散歩の時ですから、作業の様子は見ません。

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倒されている木を見ると

・上手に切っている

・昨日まで生きてたのに

・思い切りよく切ってくれている

間伐で残され立っている木を見ると

・空がよく見える

・風が吹いたら倒れそう

・明るい山になった

このように、作業の進む山を見ていると、空しさと喜びと心配でいっぱいになる。

山も畑も田んぼも家族と一緒です。

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2010年1月21日 (木)

左 龍神

 旧田辺市から龍神に向かうのは、『会津川』を遡り、途中から左に枝分かれした『右会津川』をさらにのぼり、奇絶峡を通って虎ヶ峰を越えます。

 今の車道は奇絶峡あたりまで、川の左岸(上流から見て)を通っていますが、私たちが子供の頃は対岸に道がありました。

 久しぶりに旧道を通ってみました。そして福助堂(三万五千石というお菓子が有名)の工場の近くで、若い頃見た懐かしい石標(昔の道路標識)が今もあることに気づきました。

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 『左 龍』までしか見えませんが以前は『龍神』の文字が見えていたと思います。そして右側が私たちが以前通っていた龍神への道です。

 石標にはステンレスのポールがくくりつけられ、車が誤ってぶつけないように先にはカバーが目立っています。

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 時代の移り変わりとともに、左折が直進になり、今は対岸を通るようになりました。

 『左龍神』だった頃は、移動する手段も忙しくなく、人は歩き、荷物を運ぶ動力は牛や馬だった時代でしょう。道行く人達は、季節や天気を盛り込んだ挨拶を交わし、困っている人がいたら助け合う・・・・。

 そのような光景を想像しながら、近くの福助堂に立ち寄り、シューロールを買いました。

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 雰囲気的に次は三万五千石(ごく)を買ったほうがよさそうです。

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2010年1月20日 (水)

梅の種 いっぱい

 私の人生に、このような暗い朝があってよいのか?今日は、そのような暗く重たい朝が始まりでした。

 私の勤め先のアルバイトで測量を手伝うことになっていた息子が風邪をひいたので、かわって久しぶりに現場へ出た。

 龍神行政局から日高川をはさんだ向かいが測量の現場で、晴れていないのに春のようにあたたかく、目が覚めた朝とは感じも大分違ってきた。

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 作業の途中、朽ちた切り株の上に梅の種がいっぱいのっていた。

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 ネズミがかじった種かな?それにして同じ場所に、よくこれだけ集めたものです。

 暗く重たい朝から始まった日が、急に楽しくなった。

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2010年1月18日 (月)

目のトゲ

 犬たちの散歩は用足しをさせるためでもあり、朝夕欠かすことはできません。用足しで、小の方はそのままで大丈夫ですが、大のほうは土に埋めます。

 私は、大きな角スコップとクワを持ちます。角スコップでキャッチしクワで穴を掘って埋めるのです。そのようにしないと雪の日などは、雪やら土やらが混ざってきちんと処理できないからです。

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 しかし、2頭が相手ですから、キャッチするのが大変で、その兆候を見つけたらダッシュしてスコップを受けます。

 今朝も、うっふの兆候を察知し『ダッシュ』キャッチしようとしたとき、ビシャコ(ヒサカキ)の枝が目に当たった。痛みはありましたが、落としたら大変ですから違和感を感じながら我慢して右目だけあけて見事にキャッチした。

 一日中違和感は続いたが、目をこすったりしてはいけない、じっと我慢です。そして夕方、下のまぶたにその違和感が降りてきたと分かり、鏡を見ながら自分でとった。

 これは、ゴミというよりトゲです。無事でよかった。ちょっと感動的な出来事だったので写真に撮りました。

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2010年1月17日 (日)

誰が呼んでくれましょう

夜が明けぬ三時。

「は~い」と言うお母さんの大きな声で私は目を覚ました。

その後、誰かが二階の階段を落ちてくる音。

そして、おばあちゃんの声

「お母さん、あんころ餅が固くなるから、あぶろうか」

「その餅は、もう食べたよ」とお母さん。

しばらくおばあちゃんと話した後

「朝になったら、餅を見つけて食べようか」私は、懐中電灯を持ったおばあちゃんを離れに送っていった。

おばあちゃんの声にびっくりして階段で転んだ息子はひじを押さえながら二階に戻った。

夜中に目が覚め、餅が気になってじっとしておれなかったおばあちゃんは、おじいちゃんが気づかないうちに私たちのところへ「お母さん」と呼びながらやってきたのでした。

離れに送っていったものの、おばあちゃんがどこかへ行きそうで、空耳の足音が気になってしばらく私たちは眠れなかった。

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夜中に目が覚めたとき、誰が「お母さん」と家内を呼んでさがしてくれるだろうか。誰が、階段で転びながら様子を見に来てくれるだろうか。

家族の存在がうれしかった。

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2010年1月16日 (土)

危険がいっぱい

 用事ができたので、早い夕食を済ませ南部(みなべ)へ行った。

 9時前に家へ帰ってきて「腹が減った」とお母さんにお茶漬けを頼んだけど「頂き物のお茶漬けのリがあるから自分でしなさい」とつれなくいう。戸棚をさがし、お歳暮と書かれた箱を見つけ出して開けた。

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 どれにしようか迷いながら、先日高校時代の先輩からいただいた梅干があることを思い出してニンマリ。

 左の青い箱『のり茶漬け』を選び、南部へ行って帰ってきたのだから「本場の梅干で茶漬けでしょう」独り言を言いながら、のり茶漬けの箱を空けたら

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 カフェオレ大福が被害にあって以来事件は沈静化したと思っていましたら、また、怪盗にしてやられたのでした。

 仕方なく梅茶漬けを食っていたら、「おいしそう」と、お母さんに半分とられた。

 私の周りは危険がいっぱいです。

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 先輩にいただいた梅干だけは、台所と関係ない場所にしまっておこう。

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2010年1月15日 (金)

わくわく杉の木

 以前から気になっていた一本の杉の木。傷ついた古い木で、小さな穴があいている。

 通るたびに覗くのですが、出会った事がない。

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はじめは、違うかな?

ついに出会いました。

間違いなくムササビです。

写真を撮らせてくれるかな?

近づいたら、頭をすっこめるかな?

古い杉の木の洞で元気に過ごしているようです。

ムササビがすんでいることが分かったので、その姿に出会わない日が続いたとしても、今までよりもっと、わくわくしながらこの木のそばを通ることになる。

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2010年1月14日 (木)

寒さと備え

 朝一番の仕事は、薪ストーブの灰皿に灰を落としそれを片付けること。炭に残った火が大きくなりそのまま薪をくべ、燃え始めると家族のために一仕事した気分になります。

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 普段でしたらそれから犬たちの散歩に出かけるのですが、今朝のように雪が積もった朝は、離れとの通路、車庫への階段などとにかく両親が移動するところは雪を掃除しなければなりません。滑って転んだりしたら大変です。

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 道具は竹ぼうきと雪かきスコップです。このスコップは龍神では売っていなくて、高野山の金物屋さんで買って来たものです。

 今朝の雪は乾いていたので、軒下も雪があり大変でした。

 豪雪地帯のようなことはないのですが、和歌山でも山間部では寒さと雪対策に備えが必要です。

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 今朝の雪は、山の薪小屋にも吹き込んでいました。

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2010年1月13日 (水)

株田を起こす

 秋のうちに済ませておけばよかった。と、毎年思うのですが、米を収穫の後は何かと忙しく、稲の株が残ったまま春を迎えることもあります。それで、今日息子が株田を起こし始めました。

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 秋、ちょうど川向の宮代オートキャンプ場で『わっか市』が行われている日に、兄弟とその家族が集まって記念写真を撮った田に堆肥を入れ、耕耘機で起こしていきます。

 道は狭く急で、なれない人には危ないので、ここの田を移動するときだけでもと思い手伝いに行きました。ところが息子は落ち着いたもので、上手に耕運機を操作していた。私がここを引き継いだときのように、田んぼの中で耕運機を倒してしまうような下手くそではありませんでした。

 石垣の見える4段の田を合わせて3畝(アール)に足りない田です。家族が集まって写真を撮ったとき初めて聞いたのですが、私のひじいさんはこの田を耕しているときたおれて亡くなったのだそうです。

 おじいちゃん(父)は、受け継いだからといってそこに執着したり、こだわったりせずに、手放すのも自由だと言ってくれますが、私はそれら我が家の田んぼの歴史を知りながら耕すことに意味があると思っています。 

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2010年1月12日 (火)

越冬めだか

夏のはじめ、和歌山市に住む友人が家内に届けてくれためだか

『ギリシャの水がめ』みたいな素焼きのかめに入れておりました。溜まった水がにじみ出るので夏の間は冷却効果があってよかった。時々水を追加すればそれでよく、息子が市販のえさをすりつぶして与えていた。

夏が過ぎ、秋から冬になり、めだかのことはすっかり忘れていた。年末の雪は家の庭を真っ白にした。

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一番向こうで雪に埋もれているのが、ギリシャ風『めだかの住みか』です。庭の雪が解けたとき、手遅れかもしれないと思いつつ、冬枯れのホテイアオイが痛々しく、シャーベット状の水が溜まったかめを軒の下に移した。

一昨日、水が少ないかもしれないと、バケツに水を汲んで入れようとしたら、枯れた浮き草の下にめだかが泳いだ。めだかが驚かないように、ゆっくりゆっくり水を入れると、それは氷の上に広がった。

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このような小さな命、氷の下で泳ぐのが不思議だった。

めだかの世話と一緒に忘れていた友の気遣いが冬を越します。

 

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2010年1月11日 (月)

蝋梅(ロウバイ)

 雪の日、犬たちの散歩から帰ったとき気にはなったのですが、そのまま忘れていました。

 忘れるはずです、周囲に香りはしていないし、きっと間違って咲いたのだろうと今朝は思いました。

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 この蝋梅は、長男が家で暮らすようになったのと、長女の結婚が決まった記念に、息子と新しい息子と三人で植えた木です。香ったとき私自身が彼らへの感謝を思い出すためです。

 夕方、勤め先の出窓の花瓶に南天と一緒に活けられているのが、蝋梅だと気づき鼻を近づけると良い香りがしました。

 いっぱい花をつけて、家の周りを良い香りで包んでくれる日ももうすぐです。それまで、彼らに感謝しないでいよう。

 

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2010年1月10日 (日)

贅沢なアップルパイ

 末娘は冬に帰ってくるとアップルパイを焼いてくれる。例にもれず昨日良いにおいのパイを焼いてくれた。

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 毎年冬に友人がりんごを届けてくれる。その友人の同級生が長野県の中央道から見える場所にりんご園をもっておられ、そこから取り寄せ届けてくれるのです。

 で、りんごは沢山ありますから、そんじょそこらのアップルパイとは比べ物にならない贅沢なものを焼いてくれる。

 今日、娘と家内は御坊の実家に両親の様子を見に行くとき、途中にある友人の家にカットしたパイを届けるのだと言っていた。

 娘も家内もいない夕食の後、パイを食べようと切ったら、パイ生地は崩れりんごははみ出してしまった。

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 薪ストーブのそばで食べようとしたらうっふ(ラブラドール♂)が、ジロ~ッと見るのでりんごを一切れやったら、今までにない舌をならして食べた。

 皿がフォークで音を立てるたび目線を感じた。見るとうっふは座敷机の下からジ~ッとこちらを見ていた。

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贅沢なアップルパイ 少し残して、うっふとシェリー(ラブラドール♀)に食べさせてあげよう。

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2010年1月 9日 (土)

水仙

 御坊のおばあちゃんが育てていた草木を谷沿いの秘密基地に置いている。

 入院はしたけど家にはもう帰ることはできないとおばあちゃんは覚悟したからでしょう、どこかに処分してほしいという。実は欲しかったのだと返事をすると、私の嘘に付き合ってくれ、ちょうど良かったと言っていましたが、その目は悲しそうでした。

 ヒイラギや千両は植え替えたり、よさそうな場所に鉢を置いたのですが、プランターはあまり気にも留めず置いてそのままにしておりました。

 11月の終わりだったかプランターの草は水仙だと気づきました。ちょっとした斜面においていたので、株から斜めに芽が延びていました。それであわててそれより少し平らな場所に移しました。

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それから何度かの雨に会いながら水仙は見事に立ち直りました。

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でもまた年末には雪が覆いかぶさり、もうだめかと思いました。

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雪が消えると水仙は腰もしっかり元気です。

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そのうち良い香りで花をつけてくれたら、一番におばあちゃんのところに水仙を届け、見せてあげようと思っています。

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2010年1月 8日 (金)

サクサク

 昨夜の雨は夜中に雪にかわったようです。

 そのみぞれのような雪は朝の寒さで凍り、いつもの散歩道はサクサク気持ちの良い音を立てました。

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 犬たちが立ち止まり、クンクンと鼻を動かす場所には動物たちの足跡がある。普段は不可解な行動としか受け止められないけど、雪の日にはその訳が分かる。

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 さて、谷の秘密基地はどうなっているのだろうかと、サクサク先を急ぐ

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 変わらず地面はサクサク気持ちよい音を立てるから、ずっとずっと歩いていたくなる。

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 帰り道、『のひろぎ』の見える道に出て見上げると、キブシの枝に氷がひかっていた。 寒さの中に春の始まりが見える気がする。

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2010年1月 7日 (木)

夫婦というものは

 我が家には12歳になるラブラドールの夫婦がおります。

 名前は、白いオスを『うっふ』、黒いメスを『シェリー』といいます。

 世間の円満そうな夫婦と同じで『かかあ天下』です。冬になり寒そうにするので、夜は薪ストーブの部屋にケージを置き、朝までそこで過ごします。

 悲しいことにそのケージが狭いので、シェリーが対角線上に寝転ぶと、うっふはオスワリで眠らなければなりません。

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 うまくいくと、横になって眠ることができることもありますが、それでもやっぱり主導権はシェリーに行っちゃってますから、「ちょっと失礼して休ませていただきます」みたいに眠ります。

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情けないやつですが、それだけに親しみを感じます。

「頑張ろうな、うっふ。」

おじいちゃんだって、おばあちゃんの用事ばかりさせられてるよ。

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2010年1月 6日 (水)

誕生日

 今日は誕生日会。敬老の日、母の日などお祝いはしませんが、誕生日は特別料理を食ってケーキを食ってお祝いをします。

ケーキのスポンサーは原因を作ったおじいちゃんです。

 チーズケーキを八つに切って、みんなでいただきました。残った二つは、昨日が誕生日だった友達にプレゼントしました。

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 美味しいご飯やケーキも良いけど、その後 みんなで薪ストーブを囲む時間も楽しかった。

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2010年1月 5日 (火)

初詣

 「初詣に行かなければ」おばあちゃん(母)が言い張り、近所に住む叔母を誘っているので仕方なく私も行くことにしたのは正月の一日のことです。

 一日の午前中は雪が風に舞う寒さだったので、少し和らいできた午後になって叔母と三人での初詣となりました。

 氏神様も地蔵様も私たちの集落の北側の山に少し入ったところです。そこに行くには、小さなため池のそばを通るので、歩くのが少し困難になったおばあちゃんには危なすぎて手を取って歩かないと、とても見てはおれません。

 お地蔵さんには、狭い祠の中の三ヵ所にかさね餅をお供えし、氏神様は一つです。おぼつかない足取りで向かったのですが、手を合わすときは形になるのが、年季というやつでしょう。

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 もう一ヶ所、何故お参りするのかわからない場所がある。地蔵様の南側にある水取り場のそばです。

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 一緒に行ってくれた叔母によると「何故かは分からないけど、おばあちゃん(私のおばあちゃん)がお参りしていたから」だそうです。

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 何をお願いするでもなく、手を合わせる。さらに、何に手を合わすのかさえも分からずに形を守る様子は、美しい。

 おばあちゃん(母)は初詣を済ますと、来るときよりもさらにおぼつかない足取りで家に帰った。

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2010年1月 4日 (月)

つかの間

 正月をゆっくり過ごすと、貧乏性なのか生活の不安がちらちら頭に浮かんで憂鬱になる。加えて勤め先で気になっている仕事もあり、会社に出た。

 ありがたいことは、私には田畑や山の仕事、勤めの先の仕事、案内という仕事、生活の不安を吹き飛ばす場がたくさんあることです。

 そのようなことを思いながら、少し早い昼ご飯を食べに家に帰ると、両親が物干しに椅子を持ち出し、日向ぼっこをしていた。

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 散歩から帰り、天気が良いのでみかんを食べながら座っているのだと言う。

 朝、そう寒くはなかったけど洗濯物を干し、タオルのしわを伸ばそうとしたらもう凍っているような晴れた日ですから、日中のお日様はやさしく温かい。

 親と暮らしているとたくさんのことを教えてくれる。それは先輩から受け継いできたことや、これまでの経験や知恵、笑いだったりします。

 そして今日のように「幸せはいっぱいあって、つかの間の幸せでもそれに気づけば良いのだ」と背中で教えてくれることもあるのです。

 あせることなく、日々のくらしの中から幸せをさがそうと思う。

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2010年1月 3日 (日)

明かり

 秘密基地には電気がきていない。

 夜などは明かりにランプを使っています。

 実は一番明るいのは、ランプではなく日本船燈の石油ストーブでゴールドフレームです。暖房用ですが薪ストーブがあるので、もっぱら明かりとして使っています。問題は、これを使うと夏冬部屋が暑くなること。

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 もうひとつはドイツのフェアハンドランタン。部屋に吊るして使います。外に持ち出せますが、歩くときは使えません。明かりが自分の目にまぶしくて、しかも足元は底のタンクが影を作り見づらい。それに転んだら大変です。P1000940

 正月休みは、暇さえあれば谷の秘密基地へ行って年始の掃除を済ませました。他の2つのランプ類も芯の調整をしたりしてけっこう快適な小屋になりました。

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2010年1月 2日 (土)

割り箸を使う

龍神には割り箸を作っている人がいます。

昨年の翔龍祭で、その人の孫さんが「おじいちゃんの作った割り箸買って帰って」と声をかけてくれた。家の買い置きが少なくなってきていたのでちょうど良かった。

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最近、外食するときに「マイ箸」を持つ方も多いのだそうだ。

海外の森林を伐採し加工して安い箸を作り、日本に入ってきて外食産業に流れるのだそうです。輸入ものの箸を使わないことは海外の自然や森林を守るために良い運動だと思う。

逆に、私の家ではできるだけ龍神の割り箸を使うようにしている。材料は杉、傷があったり曲がっていたりして建築用材に使えないものを加工して箸を作っていることを知っているからです。

この割り箸は、一度使った後も料理用に使うのでしばらくは箸たての中で出番を待っています。そして割り箸としての役目を終えると風呂の焚きつけに使います。私は、よく手入れされた山で育った木を使うことが、その地域の暮らしを支え、受け継いできた地域を守ることにつながると信じています。

箸に限らず、食材であれその他の材料であれ、そこで育ったものを使うことは大切なことだと思う。

あけましておめでとうございます。

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