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2010年1月17日 (日)

誰が呼んでくれましょう

夜が明けぬ三時。

「は~い」と言うお母さんの大きな声で私は目を覚ました。

その後、誰かが二階の階段を落ちてくる音。

そして、おばあちゃんの声

「お母さん、あんころ餅が固くなるから、あぶろうか」

「その餅は、もう食べたよ」とお母さん。

しばらくおばあちゃんと話した後

「朝になったら、餅を見つけて食べようか」私は、懐中電灯を持ったおばあちゃんを離れに送っていった。

おばあちゃんの声にびっくりして階段で転んだ息子はひじを押さえながら二階に戻った。

夜中に目が覚め、餅が気になってじっとしておれなかったおばあちゃんは、おじいちゃんが気づかないうちに私たちのところへ「お母さん」と呼びながらやってきたのでした。

離れに送っていったものの、おばあちゃんがどこかへ行きそうで、空耳の足音が気になってしばらく私たちは眠れなかった。

P1000686

夜中に目が覚めたとき、誰が「お母さん」と家内を呼んでさがしてくれるだろうか。誰が、階段で転びながら様子を見に来てくれるだろうか。

家族の存在がうれしかった。

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