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2010年2月22日 (月)

廃校に立って

 和歌山県も特に南の方は、主要な道筋から少し外れると空き家や耕作をしていない田畑をよく見かける。

偶然、廃校に出会った。

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 校舎のすぐ裏手にあるのはたぶん教員住宅。先生と遊びに来た子供たちの声が今にも聞こえてきそうな懐かしいたたずまいです。

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 校舎から運動場を隔てた向こう側に、地域の集会所と消防の詰所のような建物があり、その前には閉校のときに立てたであろう碑がありました。

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 校舎も運動場も道より下です。できたのが道路が先か運動場が先かはわかりませんが、高さ3メートルほどの石垣があります。

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 この石垣の中ほどに石がとび出ており、その突起は40~50センチ間隔で端まで続いています。龍神ではこの突起を中岸と呼びます。草を刈るとき上まで背が届かないのでその石を足場にし、石垣をつたって草刈作業をするのです。

 学校も教員住宅も雨風に朽ちてきていますが、校舎のちょっとした細工を見ても、当時のままの碑や石垣を見ても、学校を大切にしてきた地域の人たちの気持ちが伝わってきます。

 春のようなやさしい光の中で、廃校に立ち、自分の中のもやもやした感覚がいったい何なのか考えてみた。

 

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