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2010年3月 8日 (月)

櫂(かい)

私の家が登美屋なのは、筏宿をしていたときの屋号の名残です。

 私が生まれる3年余り前の昭和28年に、日高川の濁流が家の軒下に達する大きな水害があり、以後日高川を筏が流れることはなくなったという。

Img_6845

 筏宿をしていた頃の様子は、夕食の話題にもよく出てくるので、実際の筏師さんに出会ってみようと、日高郡旧美山村のおじいさんを訪ねたことがある。さまざまな話を聞かせていただき興味深かったので、二度三度と通ううちに一本の櫂を下さった。

 同じように筏師をされていたその方の弟さんのもので、亡くなられたとき形見として持っておられたと聞きました。お断りしたのですが、是非にと言われるので持ち帰った。

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 その櫂は秘密基地の壁にかけていますが、美山のおじいさんが私に櫂を下さるとき、「何故ですか?」とは訊けなかった。

 ありがたいことだと思いながら、櫂が筏師さんたちの仕事の中でどのような意味があるのかを想像すると少し荷が思い。

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