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2010年4月 1日 (木)

大切な時間

 家内の実家のおばあちゃんが今日から入院することになった。朝の受付から各検査を受け手続きを済ませ入院し、すべてが片付いたのは夕方だった。

 病院で車椅子を押したり、待合室で過ごしたり、点滴を受ける間にさまざまな人の様子が見えた。

 車椅子で待っているおばあちゃんが小さな子供をじっと見ているので「小さな子供がいるとほっとする」と話しかけたら、「ほんまやなあ」と応えたまま見続けていた。

 その幼い子のお母さんは、診療窓口で順番を待っていた。先に受付をしている年老いたほかの患者さんと事務の方のやり取りをずっと待ちながら、時々その子をあやしています。見ているこちらがイライラするくらい、事務の方と窓口に背をかがめたお年寄りの話は続きましたが、次に並んでいる母と子はじっと待っていた。

Photo

 おばあちゃんが見ていたのは、幼い子と一緒に気長に待つお母さんの姿だったのかもしれません。

 世の中に大切な時間は、人それぞれでしょう。私は、親子二人の様子を見ながら、じっと待つとか気長に待つ、そのような静かに待つ時間を子と共有するのがこのお母さんにとって何ものにも代えがたい大切な時間なのだろうと思った。

 

 

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