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2010年4月28日 (水)

ビスケット

家内の実家の両親は入院中です。 

 おじいちゃんに、おばあちゃんの終わりが近いことを知らせるために洗濯物を持って面会に行った。

 洗濯物の話やら、体調の話をしながらも目的の話はできないでいた。さんざん話した後「おばあは、どうない?」と質問され、ここぞとばかりに様子を伝えた。今からでも病院に外出を頼んでみるがどうかときいたが、すべてお前たちに任すからよろしく頼むという。

 そして、おじいちゃんは部屋に備え付けの家具の引き出しにおさまった、貴重品ボックスを開けた。中にはビスケットが詰まっており、それをかき集めるように取り出し、私の両手にいっぱいくれた。

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 帰り際、おじいちゃんは今度来るとき、カンロ飴と黒糖飴がほしいといった。認知症が手伝っているのでしょうが、こんなとき男と言うものは本当に悲しいものです。

 おじいちゃんと別れ、おばあちゃんが入院している病院に向った。ポケットいっぱいのビスケットを一つずつ口に放り込みながら、おじいちゃんとおばあちゃんのこれまでを思いかえした。

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