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2010年6月

2010年6月30日 (水)

鹿と稲が教えてくれること

 日曜日の朝、我が家の田を見下ろす場所に住んでいる『としくん』が「鹿が登美屋の田んぼに入った」と電話をくれた。そして、すでに足跡を探ってくれていてどのようにして田に入ったかということも教えてくれた。

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 すぐに準備をして、電気柵の補強をするため雨の中を田んぼに向った。一番魅力的な名前の『腰切れ』という田の端のほうに鹿の足跡と食い荒らされた稲が残されていた。

 結局、補強より根本的に考え直さないと同じ被害に会うと思ったので、電気柵の線も杭もコースも替えることにした。作業は日暮れまでかかり、思い通りに出来上がった満足と一緒に疲れもやってきた。

 今朝は、それから3日目の朝となります。

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 右の大きな足跡は、私の足跡ですが、稲全体を見たら様子が随分違います。よく見たら、食いちぎられた葉の元のほうからもう新しい芽が伸びています。

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 これを見せ付けられると、命さえあればなにがあっても、どうってこと無いのだと納得する。

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2010年6月29日 (火)

せめて

 入院中のおじいちゃん(御坊の父)の看病で家内は一人実家に暮らしています。うまく龍神のおばあちゃんのショートステイがあるときは、こちらのほうから御坊に行くようにしています。

 先日、何か家内の気晴らしになるようなことはないかと考え、ネットで調べたら『ていだかんかん』が上映中だったので、映画に誘いました。

 二人で病院へ洗濯物をとりに行って、家で洗濯を済ますと時間ぎりぎり、映画館へ走った。幸いというか、私達は50歳を越えているので二人で2000円です。あわよくばと思ったけど、私が払った。

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 これまでコンサートや観劇に行くことはあったけど、映画館へ二人だけで行くのは初めてかもしれない。しかも、そこは私達二人だけという贅沢なものでした。飲み物とポップコーンを買ったが、「歯にくっつくから」と途中からつき返された。

 映画館を出て家に帰ると、悪いことはしていないのに、おじいちゃんにすまない気がするのか「もう一度、おじいちゃんを見てくる」というので、私は駐車場で待ち、家内はひとり様子を見に行った。別に変わったことはなかった。

 日曜日には息子と娘が龍神のおばあちゃんを連れて、御坊に出会いに行ってくれたり、さまざまくふうしながら気晴らしになるように考えてくれている。

 龍神で暮らしている私たちが、看病に疲れている家内の姿を見ているわけではないのですが、たまにであった時の様子から想像はつく。 せめて、出会いに行ける日までは、こちらで息子や娘と一生懸命のことをしていようと思っている。

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2010年6月25日 (金)

テントウムシ

季節の花が台所に置かれています。

これらは、じめじめした梅雨の印象ではなく、みずみずしくてカラフル。活けると、部屋中がさっと清々しくなりそうです。

活けるよりも、このまま静かに置いておくのも良いのではないかと、思って見ていたらテントウムシがいる。

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色鮮やかな花に、緑の葉、その上を自在に歩くテントウムシ。

葉っぱの上がよいのか、花の上がよいのか

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色鮮やかですが静かにおかれた花。その上をいそがしく歩く小さなテントウムシ。梅雨の曇り空が嘘みたいです。

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2010年6月24日 (木)

長靴の出番

 もう3年余り履く長靴、かかとから水がしみ始めたので新しいものを買うことにした。息子も娘も田畑を頑張ってくれるのでついでに買うことにした。

 男物は実用的なものの定番があるのですぐに決まったが、最近の女性用はおしゃれなものが多く、以前のレインシューズとは大違いで、選ぶのは大変です。

 ブランド物もあるようで、もちろんアキレスとかではなく、デザイナーでしょうか、人の名前がついたものでした。安いものから選んでくれたのですが、男物2足分とほぼ同額です。

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 左から、娘用、息子用、私用。高価な順も左からです。

 息子は、「もったいないから」とまだ置いたままです。娘は長靴で廊下をうろうろ歩いておりましたが、今は勝手口において出動を待っています。

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 夏至の前日に埋めた大豆が芽を出してきました。

 それぞれの長靴は、これからいっぱいの出番が待っています。

 

 

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2010年6月23日 (水)

生き残ったササユリ

 雨が続くと田んぼに水を引き込まなくてもよいので、ゆっくり田の様子を見て歩くことは少なくなります。それより、大雨の後に棚田が崩れていないか『はらはら どきどき』で近づきたくないほどです。

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 今朝はゆっくり歩いてみました。先日大雨の中で見たササユリは、数本だけかと思っていましたが意外にたくさんあったので驚きました。

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 鹿が葉を、猪が球根をそれぞれ食べるので、年々ササユリの数が減ってきています。たくさん咲くことがよいわけではないのですが、都会の植え込みのように見る花が数種類だけの環境がこの周辺でもできつつあるようです。

 獣害防止の電気柵周辺にだけ、生き残っているササユリが異様に思えます。

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2010年6月22日 (火)

新しい楽しみ

 今年から借地して耕作を始めた田んぼの少し山に入ったところから撮った朝の様子です。右中央あたりが日高川で左奥に向って川はのぼっており、龍神温泉のほうにつながります。

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 手前が、これからずっと稲の水を見に行ったり、ピーマンの収穫に通う田んぼです。

 このような朝の景色も、少しの時間で変わるのですが、それは幻想的だったり、ひどく平面的だったり、色鮮やかだったり、まぶしかったりします。それを一年中味わうというのは本当に贅沢です。

 ところが、それをただ一日中眺めているだけだと飽きてくるものです。刻々と変わる景色を無理なく楽しめるのは、そこに働きかけるものがあるからです。

 田畑があり、土があり、水があって、作物があって、収穫があります。それらと、景色の変化が一緒になって、目に映ったもの以外のさまざまな感動をいただけるのだと思います。

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稲についた小さな雫は贅沢。朝日があたり始めるとき、自分より大きな丸い影を水の下に作るのです。

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2010年6月21日 (月)

ムシロ持ちとシャンプー

 日曜日、急にひどい雨になったりしました。そのような雨が風にあおたれ、オーロラのような白いカーテンのうねりに見える様子を『ムシロ持ち』と呼びます。

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 体調の悪いうっふ(ラブラドール 黄色 ♂)を家に残し、シェリー(ラブラドール 黒 ♀)をつれての朝の散歩から帰ると、急に雨脚が強くなった。よし今だとシャンプーを持ち出し、物干しでシェリーを洗った。

 私は、このように普通の人がしないようなことをして楽しむところがありますが、シェリーには大迷惑なようで「この大雨降りになにすんねん」みたいな顔をして、濡れ鼠になっておりました。

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 でも、大雨の中でのシャンプーはすすぎが楽でよろしい。洗い終わるとほっとしたのか、落ち着いてブルブルしながら自分の小屋に帰っていきました。

 そして今、彼女はピカピカのべっぴんさん。賢そうな顔して部屋で寝そべっています。

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2010年6月20日 (日)

耳掃除の日

「すごいよ!」娘がうれしそうに言う。

夕ご飯の後「おばあちゃん、じゃ、そこに寝転がって。おじいちゃんはその後な」

「やっぱり思ったとおり。いっぱいある」

耳かき、ピンセット、電気スタンド

「おばあちゃん、聞こえるようになった?」

「うん、よう聞こゆる」

「じゃ、そばで見てて」

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昨夜は、おじいちゃんとおばあちゃんの耳掃除の日でした。

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2010年6月19日 (土)

五十日祭

 天理教では仏教の四十九日を五十日祭と呼びますが、それぞれがどういった意味をもっているのか知りません。とにかく今日は、御坊のおばあちゃんの五十日祭です。

 妹がタイで暮らしている都合上、亡くなって2週間後に形式的なものは済ませておりました。今日は、おじいちゃんの看病のため御坊で暮らしている家内のところへ、息子と娘が行き一緒にお墓へ行ってくれました。私は、龍神の両親とともに留守番でした。

 先日、私達の家を建ててくれた大工の『みちやん』にお願いし、仏壇のそばに天理教の祭壇を作っていただきました。そして仏壇と同じように、朝にはお供えをしておまいりをしています。

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 その祭壇よりもよく目を向けるのは、このブログを書いている部屋の壁に掛けている形見の腕時計です。

 糸でつくろったバンドを見るたび、どのような境遇の中にいても、大切なことは自分がそこでどのように過ごすかだとおしえられる。

 確かに、おばあちゃんという人はそういう人でした。

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2010年6月18日 (金)

返信

 「誰や、郵便受けに変なもの入れたのは・・・・」本物の郵便さんが届けてくれた本物の郵便物でした。

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 裏返すと

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 私の友人が送ってくれたものです。

 このような変わった発想が、私にはないのですが何かお返しをしなければと悩んでいます。絵本に出てくる『おはなし』のようなお便りをくれる友人に感謝しながら・・・・・

 

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2010年6月17日 (木)

大豆の準備

 大豆を作るのは面倒なのですが、そのようなことには関係なく両親の仕事を作るためにはなくてはならないものになっています。

 何か目標を作ってあげることは健康上大変意味があるようです。ところが、大体こちらが受身になることが多いので、つまり両親の都合でこき使われることが多くなるのが大変なのです。いずれにしても、親が健康ならこちらは少々つらくても我慢しなくてはなりません。

 春、一度水を引き入れ起こしてみたのですが水持ちの悪い田(水漏れの多い田)があり、すぐにドロドロの田はひびだらけになる有様でした。

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 今年の大豆はここにしようと計画し、朝からもう一度耕運機を入れ起こしなおしておきました。

 夕方、息子と娘それに両親5人で畝を立てに行きました。

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 歩くのがやっとの母、すぐにイライラが出る父、息子と娘がご機嫌をとりながら二筋分のマルチを掛け終わる頃には暗くなっていました。明日からまた雨だと聞いていたのでほっとです。

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 親の健康を理由にして作る大豆ですが、味噌の原料になるし、これで作った豆腐はまた格別でしょう。山側に残した場所はおばあちゃん用の歩道。三世代で畑仕事をするのも良いものです。

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2010年6月16日 (水)

うどんをなめたらあかん 男の料理教室

 今日は私が会長を務める男の料理サークルの教室です。メニューはうどんと山菜てんぷらとおにぎり。

いつものように、この人の都合に合わせたのに今日の日を忘れてしまう、新造さんを親分の命令で家までお迎えに行くと「そうか今日か?」鋸もって納屋から出てきた。

新しいメンバーも加わりいつものように夜勤明けの講釈師やら変なやつらが集まった。

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わいわいがやがや、やかましい人から

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黙々 ひたすらまじめに取り組む人まで

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まじめにこねて

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まじめにふむ

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ふんで寝かせたら大きさをそろえて切ります。

そのときはみんな納得だったけど、太く切ってしまった麺を気が遠くなるほど茹でた。そうしている間に、不揃いなおにぎりも完成

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「なんだ、うどんか」と馬鹿にしてはいけない。小麦粉をひも状に固めたものをあごが疲れるほど噛む「これも、うどんか」みたいなうどんでした。

ほんまに、うどんをなめたらあかん。

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 料理は下手でも楽しく作って、片付けは大真面目にするのが男の料理教室の良さです。

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2010年6月15日 (火)

鳴き声の後に

昨年休耕して3年ほどの田を借り、ピーマンと稲を作るための準備を秋から始めておりました。作業に取り掛かったとき田んぼの草は軽トラの背丈ぐらいでした。

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息子が蜂に刺されながらも何とか草刈をすすめ、ススキの株をトラクターで起こして行きました。

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今年、少しずつ耕運機で起こしなおし、まずはピーマンを植えました。他の田は水をためながら、何とか田んぼらしくなりました。

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畦塗りを済ませると昨年の様子が嘘みたいな立派な田んぼになりました。

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ちょうど田植えをする頃アカショウビンが向こうの山のほうで鳴き始めた。

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その鳴き声の後に梅雨がやってきたのです。

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2010年6月 8日 (火)

ダニとせんねん灸

 脳梗塞を起こし右半身が動かなくなった実家の父の看病についていた家内が帰ってきた。娘に「お母さんは皮膚に変な物ができて・・・・」

 こんな話に付き合いたくはないので黙って台所から離れたら「ダニや!ダニ!」と笑い声とともに聞こえてきた。こんな話は大好きなので台所に戻った。

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 「とってよ」家内の声をよそに娘と虫眼鏡やらデジカメ持ってきて、肩に食いついたダニを興味深く眺めた。一週間ほど前に山へ榊を切りに行ったときついたのでしょう。それから肩に食いついたままのご苦労なダニを取り除く作戦を開始した。

 前回、サロンパスを貼って息苦しくしてとろうとして、ぽんぽんに足が腫れた経過があったので、今回はせんねん灸作戦をした。

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 灸が消えた後、手でつまんでプチッととった。虫眼鏡で見たら肌に何も食い込んでいなかったので、この作戦がやっぱり良いようです。

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2010年6月 3日 (木)

最初の幸せ

 御坊のおばあちゃん(母)の命が今日か明日かという4月末、家族でおばあちゃんが生まれ育った、龍神村殿原のモロジマへその時のための水を汲みにいった。

 日高川の支流である丹生ノ川に架かる橋を渡ってすぐの集落に一軒の家があり、そこから今はだれも住んでいない、モロジマはそう遠くはないのですが、歩かなくてはなりません。

 竹藪を過ぎると、杉の植林の中に田んぼの跡や屋敷跡があり、人が暮らしていたのが嘘のように静かな場所です。岩と呼んでよいほどの大きな石がいくつかあり、さらに進むと岩井谷という谷があります。谷に下りてみると本当にきれいな流れです。

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 娘がその流れの中に入り水を汲むことになりましたが足元が滑りそうで、裸足で挑戦です。それでも何とかビンいっぱいいただくことができました。

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 岩と大きな石の間を流れるきれいな水を見ていると、おばあちゃんの最初の幸せはここに生まれた事だろうと勝手に思った。

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 不謹慎かと迷いながらの水汲みでしたが、みんなで木漏れ日の下に立ちおばあちゃんも見たであろうケヤキを眺めた後、言葉にはしなかったけど来て良かったと満足しモロジマから帰った。

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2010年6月 2日 (水)

当たり前のこと

 龍神村もけっこう広い。国道から少し谷を入ったりしたところに数軒の集落があったりする。

 今日、国道から市道に入りその先の林道に向った。市道には落石の事故を予防するためにネットが張られていました。よく見かけるものなのですが、少し違ったのはそこには竹箒が何本か、かかっていたことです。

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 たぶんネットの隙間からこぼれ落ちた石や、木の葉を掃除するためでしょう。集落から国道に出るたった一本の道ですからここに住んでいる方々がいかに大切に思っているかがうかがえます。

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 もしかしたら、当たり前のこととして竹箒で掃除しているのかも知れません。

 『ここにゴミを捨ててはいけません』などという看板が急に恥ずかしく思えてきた。

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2010年6月 1日 (火)

わさ植え

 今日は『わさ植え』です。

 朝ごはんの前、木札に植える品種と裏側に今日の日付を記入します。それをもって行き、植え終わるとすぐに各田んぼに吊り下げ収穫まで残します。吊り下げる場所はそれぞれに田んぼに立てている表札の板です。

 そうすることで、家族の誰もが田の話題を共有することができるし、ISOで言う確実な識別が可能になるからです。

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 田植えはじめといっても、周囲の早い人から比べるとひと月遅れですから、向こうに見えるよその田は、しっかり株をはっています。最近は、段々田植えの時期が早くなっているけど、我が家は反対に遅くなってきています。

 両親は夏休みの宿題を2学期に入ってからするようなとらえ方をするのでしょうか、ヤキモキしています。特に母は「気になって、気になって・・・」と言っておりました。今朝「西の岡の丸田から植えるでぇ」を言った瞬間、にこっとしていました。

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 田植えをしながら、例年の5月はじめより涼しい気がしました。

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