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2010年10月27日 (水)

後悔

急に寒くなった今日は、亡くなったおじいちゃん(義父)の五十日です。天理教では仏教の四十九日を五十日祭としてお祭りするのです。

家内の二人姉妹の妹が日本におれる間にと早く五十日祭を済ませたので、実際の五十日祭として墓参りに行くことにしたのです。

仕事の用事を済ませてから墓に行くことにしたのですが、どうも直接行くのがはばかられて、住む人がいなくなった実家に立ち寄り、カーテンを開き窓を開け何をするともなく過ごしてから向った。途中、近くの店に立ち寄りおじいちゃんが好きだったお菓子をお供え用に買った。

太平洋の波音が聞こえる墓地には、寒い風が吹く中二人三人とお年寄りが墓参りに来られていた。どの方もすぐに帰える様子はなく、草をむしったり掃除をしたりしていた。

私達は筒の水を入れ替え、榊を立て、石塔に水をかけ、好きだったお酒と一緒にお供えを並べた。

終戦後南方で捕虜になって過ごしたときの話に耳を傾ければよかった。太平洋、瀬戸内、日本海、運搬船に乗っていた頃の話も、もっと訊いておけばよかった。もっとやさしくしてあげればよかった。

墓に向って頭をさげ、風の音も、波の音も消えたときそう思った。

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コメント

久しぶりにコメントします。私はまだ一番大切な人を,送っていませんが、日々、後悔しない様にと両親の所に足を運んでいますが、すごく愛おしい~と思う時と、時々どうして歳を重ねているのに~優しくなれないの~って腹を立てて帰ってきます。でも本当に戦争の話や引き揚げの苦悩など嫌がらず聞いて、そしてもっと優しくしてあげ様と思いました。ありがとうございます。
うっふと、私の犬しゃんぷーと重なって思えて、目も耳もまったくで、ヨボヨボ歩いて、そしていろんな事が少しずつ出来なくなっていく姿をみて今まで以上に愛おしくて、つらいです。
昌子夫婦も頑張っています。これからもどうぞよろしくお願いします。

投稿: 横江満里子 | 2010年10月28日 (木) 16時46分

おはようございます

親をみる(見る、視る、看る、観る)って良いですよね。先ず視線に遠慮がいりませんから、心の中までみせてくれる。
喜んでくれたり、甘えられたり、叱られたり、憎まれたり、たまにほめてくれたり。例えば、身近な人の貴重な経験は漢字にすると(観る)かもしれません。

満里子さんのコメントを読ませていただき、揺れ動く思いは同じだと思いました。
甘えるってどういうことなのかと一晩考えてみました。そして、実は自分もそうなのだと納得しました。何をしても許してくれる存在があるから生きていけるのだと。

みんな、誰かに甘えられてウンザリしながら、誰かに甘えてるんですかね

変な話になりましたが、ちょっと心の中の何かが整理できた気がします。

投稿: 英 | 2010年10月29日 (金) 09時21分

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