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2010年10月 8日 (金)

『あしべ』で教わること

私と友人は年に何回か田辺のあしべで夕食をいただく。

「秋が過ぎてしまわないうちに行こう」先日友人からの誘いで事務局役の私はあしべに電話を入れた。

「はいはいどうも」いつもの女将さんの声が聞こえると、私のようなものには敷居の高い料理屋さんが急に身近な存在に変わる。

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午後に降り始めた雨が本降りになったころ先についた私は、離れ座敷のようないつもの部屋に通されその贅沢なつくりや、床の花や画を見ていた。

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友人から20分ほど遅れると連絡が入ったので、部屋の障子を開け庭の見える縁に出てそこに座った。女将さんがそのような私をみたのでしょうか、庭の奥のほうにもに明かりがついた。

雨に濡れた庭をしばらく見ていると、部屋に飲み物を運んだ帰り、来年はあの萩をこの部屋の前に植え替えようと思う、百日紅は手前の赤は終わるが、向こうの白が盛りだと教えてくれた。

私は女将さんの話を聞いた後、この部屋で贅沢をさせてもらうことのお礼を言った。

それ以上は言いませんでしたが、ここに来て部屋に座り庭を眺め食事をする時間は、私にとってクラシックを聴いたり、オペラを観たり、美術館へ行くのと同じだと思っています。

ここでの刺激で、自分の暮らしの中の景色をまたひとつ違った感覚でみるようになった気がします。

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