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2010年12月

2010年12月31日 (金)

年越しぜんざい

「ぜんざい食べる?」

さっき歯磨きしたけど、せっかくの誘いなのでいただくことにした。

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いつもながら家内のぜんざいはうまい。感心しながら食べてると『がしっ』小さな石が入っていた。

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我が家のもち米でついた餅、我が家の畑で採れた小豆。だからこそ小石が混ざっても仕方ないし、どちらかと言えば当たり前。そのような状況で今年が終わることが幸せです。

朝から、家内と御坊の家に行き、両親のことでお世話になった方々にこの一年のご挨拶を済ませ家に帰ると雪。

窓の外は今も雪が降り続いております。

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部屋では、薪ストーブが燃えほかほかと暖かい。

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隣の部屋からは、お泊まりに来てくれた小学生に娘が絵本を読んでいる声が聞こえる。

今年も、多くの方々の暖かさに包まれて幸せに過ごすことができたと思う。

来年も、今夜のぜんざいのように、かりっと歯に当たる小石があってもそれを恐れず、その周りにある本当のありがたさを見失なってはならない。

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2010年12月27日 (月)

サンタで反省

我が家は、おじいちゃん達にも子供達(22歳~29歳)にも家内にもサンタさんがやってきます。サンタは枕元にプレゼントを置くわけではないので25日の朝は、みんなワクワクしながらプレゼントをさがします。

サンタは、普段からまじめにしている人にプレゼントを届けるので、私にはきません。と、思ってました。ですから別にさがしもしませんでした。

ところが26日の朝のこと、ごはんを食べようと椅子を見たらプレゼントが・・・・・・・。

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おかしいな~・・・・サンタがプレゼントくれる筈ないのに。

私は、少し反省しながら暖かな夜を過ごしています。

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2010年12月25日 (土)

二頭が一緒に

日暮れから朝までシェリーだけが薪ストーブの部屋でいびきで寝てましたが、さっきからうっふがそれに加わりました。

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年末用榊の出荷準備も終わったし、寒くなってきたので玄関で寝ていたうっふもストーブの部屋に入れてあげようということになったのです。

夫婦犬でも寝室は別でしたから後から仲間に入ったうっふは遠慮して「シェリーちゃんここにいてもいい?」みたいにしていました。シェリーも返事はしませんが「べつに~」みたいな態度でうっふを受け入れています。

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うっふも「叱られなきゃいいか」みたいな態度です。

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トナカイの鈴

今夜も家内と二人、年末出荷用の榊を束ねています。

夕方、久しく出していなかったクリスマスの飾りを出して薪ストーブのそばにおいてみた。

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スポンジケーキが焼きあがり、私達にお茶を入れてくれた娘がそれを揺すったようでした。そのとき「トナカイがやって来る音だ」と家内がいう。子供達が幼かった頃に、この木でできたクリスマスツリーを揺すって鈴の音は聞いたが、トナカイがやって来る音には思わなかった。ところが、お茶を飲みながら聞こえた音は、まさにそれを想像させてくれた。

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さっき外に出てみたら少し雪が舞っています。うれしくなって急いで暖かな部屋に戻り、何度も揺すってみましたが、私ではトナカイの鈴の音は出せません。

トナカイの鈴音はたてるものではなくて、聞こえてくるものなのでしょう。

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2010年12月23日 (木)

楽しみ方

映画館ではなく田辺市の紀南文化会館へ映画を見に行った。

『おとうと』です。すでにDVDになっているし、今日のように夫婦で観に行くなら映画館でも50歳以上の割引になる。映画館はやはり映画を観るようにできているから・・・・と二の足を踏んでいたのですが娘にチケットを渡され「ふたりで行ってらっしゃい」と背中を押されたのでした。

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市民福祉映画会ということで会場は満員に近い状態、お客さんは私達よりもずっと年配の方が中心でした。

1階に席がなくて私達は2階への階段を上がっていた。前を歩くおじいさんは階段に躓き一度は倒れそうになったので手を出しかけたが見事に立ち直った。席に着く寸前に会場は暗くなり何とか席に着くと家内の隣にそのおじいさんが座った。

始まってしばらくすると「うまいなぁ・・・・」とやけに感心したり、次は「あれは肺を病んどるな・・・・」とか「倒れるで」とか「もうそろそろあかんか(死ぬか)」などと言う。結構大きな声で感想を述べながら笑ったり、しゃくり上げて泣き出したりした。

おじいさんは、前の席の背もたれに重ねた腕へあごを乗せてそれをするから、もちろん前の人は席を移動した。私が観ていたのは映画とそのおじいさんでしたが、気付くと、笑いの場面では会場中が笑い、悲しい場面ではやはり会場中からすすり泣きが聞こえた。

そしてエンディングが流れ始めたとき、会場中から拍手がおこった。明るくなると、そのおじいさんが「すみませんなぁ、入り込んでしもうて、昔から映画観たらこうなるんでなぁ・・・・」前の席の人と家内に頭をさげた。

私達は、スポーツやライブは別として、映画などでは個で楽しむことを良しとし、人前で感情を表に出さないことの方が多い。今日は家内の隣に座ったおじいさんに、そして途中からは会場の人たちに感動を共有させてもらいながら映画を観た。

ものの楽しみ方。先輩達に教わらなければいけないことは沢山ありそうです。

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2010年12月22日 (水)

冬至の奇跡

今日は冬至。木に残しておいた柚子を朝のうちに篭いっぱい収穫した。これで今夜は、柚子の中に風呂があるみたいにできる・・・・・。夕方家に帰ると、家内がご近所や近くの友人に配ってくれたらしい。私は篭に残された柚子を見て、我が家だけで意味のない贅沢するよりずっと良いと納得した。

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夕食後、温めの湯にゆっくり浸かりながら、柚子で遊んでいて気がついた。『浮かんでる柚子はみんな逆さまになっている』「よし奇跡をおこそう・・・・」一つずつ上を向くように浮かべることにした。なかなか上向きには浮かばない、何とか上向きに浮かべることができても少し波を立てると『くるん』と逆さになる。

格闘の末ついに私は、すべての柚子に奇跡をおこした。ところが湯からあがろうとして、これまた一苦労。身にまとわりつく柚子を手でどけると『くるん』それで誕生日のロウソク消しの練習のようにふうふう吹いて、少しめまいを感じながら柚子を動かした。そして、立ち上がろうとして波を立てると『くるん』、それをなおして、ゆっくりゆっくり立ち上がり急いで風呂から出た。

「お母さん、奇跡や奇跡。今やで、風呂に入るのは」「じゃ私入ろうかな」「あかん、お母さんや」この奇跡は夫婦で分かち合うべきところだ。それを娘に取られたら私の苦労は無駄になる。

家内は、「ああ、ええお湯だった」・・・・・苦労した奇跡には何も気付かず、私に何の問いかけもなく風呂から出てきた。奇跡の内容を伝えておけば良かったとは思ったが、それを言って馬鹿にされても悔しい。よくよく考えたら、50過ぎの大人は普通こんなことをして喜んだりはしない。

さっき見に行ったら、柚子はすべて逆さまに浮かんでいた。こうして奇跡は湯に隠れ、冬至の夜は過ぎていったのでした。

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2010年12月21日 (火)

年末のにおい

松脂のにおいは年末のにおいです。

農協に出荷する榊(さかき)も、年末は縁起物の松竹梅を付けます。買ってくれた人は、三枚重ねているササをひろげ神棚にお供えします。普段榊だけの地味な神棚に少しの彩りを添えることになります。

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この年末の榊をくくる部屋は松のにおいが満ちています。松脂のにおいは年末のにおい、黒く汚れてひび割れした手は少し痛いけど良いにおいがします。

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四季の花の自然に香ってくるもので季節を知ることもありますが、年末の松のように季節の作業の中にも香りがあります。そのようなにおいの感じ方は私達にとってとても大切なことです。

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2010年12月20日 (月)

にんにく

ひと月ほど前になりますが、ポケットの中から『にんにくのひとかけ』が出てきた。翔龍祭で大江君から買ったにんにく3玉の内の『ひとかけ』だと思うのですが、「この偶然の出会いが貴重」みたいな感じになって勤め先の小さな花壇に植えた。

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それから何日もしないうちに、芽が出ていた。毎日見ていますが少しずつその芽は成長しています。これがぐぐっと成長してにんにくの固まりができるのです。その固まりには七片くらいがつくことになります。それを次の種にするとどうなるかと指を折ってみた。

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この勘定で植え替えをしていくと来年は7本の芽が出る。次の年は49本、その次は350本ほどになる。そうなると数年後には広い畑はいるし、毎日にんにくを食わなければならなくなる。

大変なことになりそうですが、せっかくの出会いです、じっと成長を見守りながらこの先の段取りを考えようと思っています。

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2010年12月19日 (日)

ジャズライブ

唐口さん達のジャズをききに龍神村福井のGワークスに行って来ました。

Photo

夕方6時からの開演だったので、それに合わせる為、朝から薪運びをし、株田起し(稲を刈った後の田を耕す)を済ませ、犬達の散歩も早めに済ました。家内と二人急いで家を出たけど会場に着いたら3分遅れ。

ぎっしり満員です。仕方なく隅っこのほうに入っていったら座敷のようになっているところがありました。皆さん遠慮しているのか人が少なかったのでそこに座った。

ところがそこは一等席、ステージの正面、音も良いし、一番奥に座ると背中は壁、8時過ぎまで贅沢な時間を過ごしました。

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ギターもトランペットもボーカルもすごく良かった。それが証拠にライブ途中から家内のうたた寝が始まったのです。我が家の音楽評価基準、『眠くなるかならないか』を見事クリアした内容でした。

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2010年12月12日 (日)

山祭り

今日は旧暦霜月七日です。

昨日、家内がぼた餅を作ってくれていたので、日が暮れてから山小屋の近くに作った山神さんにそれをお供えした。

山祭りの日、山に降り立った山神さんが木の本数を数えており、人が山に入ると本数に加えられ、木になってしまうらしい。

そこまで考えて夜のうちにお供えをして家に帰ってきたら『季楽里龍神』で行っている『朝の散策』の予約が入っていた。山に入らなければならない・・・・

今朝、まだ暗いうちに『塩と米』を渡されて家を出た。夜が明ける前の散策の道、塩と米をまきながら、入り口で、太い木に向って、カーブを曲がるたびに・・・・いたるところで頭をさげ『お世話になります』『ちょっと失礼します』『木ではありません』・・・・・。

おかげで、お客さんと一緒に人間として山から帰って来たのでした。

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2010年12月 9日 (木)

言う人が言うと

 昼間ウラジロを採っては夜選別する暮らしも今日で終わりです。家族でこの作業をして得ることができるであろう十数万円は新しい年を迎えるためのボーナスです。貴重な現金収入であることももちろんですが、年末のこの作業は、『かさ地蔵』のお話みたいで好きです。

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 夕ご飯の後おばあちゃんを離れに送っていくとき、親友のかよちゃんが届けてくれた勝手口の大根と白菜に目をやり

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「あの小さい一粒の種が、こがに(このように)大きゅうなるんや」とおぼつかない足取りの割りにはしっかりとした口調で息子(私)に言い聞かせた。

何気ない一言でも年季の入った人が言うと重みを感じる。

は「一粒の種が・・・・一粒の種が・・・・」と繰り返してみた。

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2010年12月 4日 (土)

意地でも

和歌山に竜巻予報が出て雨が降った夜が開けたとき、シェリーのところへ様子を見に行くと

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小屋の戸が開いていた。

前日の夕方から朝まで開いたままでしたが、彼女はずっとここにいたようです。それが証拠に、散歩に出ると待ちかねたように用足しをしました。

息子にこのことを話したら「シェリーはさみしがり屋で、この小屋が一番落ち着く場所みたい」だと言う。

我が家へお嫁に来てすぐに『この家に残るのは私、出て行くのはあなた』といって『うっふ』を追い出したシェリーです。雨が降ろうが、風が吹こうが、戸が開いていようが彼女は意地でもこの小屋を出ることはない。

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2010年12月 2日 (木)

形見分け

柚子を収穫し果汁(柚子酢)もしぼった。この雨が上がって本格的に寒い季節に入ればポン酢の仕込みです。

柚子以外の材料は田辺市内に買いに行く。

醤油は秋幸さん、

鰹節は芦口さんです。

鰹節を削っていただくのに他のお客さんの邪魔になっては悪いので龍神を出る前に電話を入れた。店に着くと昆布も去年と同じように大きな箱から取り出してくれた。

帰り際「これを使って欲しい」と奥さんが犬用のダニ避け薬をくれた。その意味が分かったので「『サン』のですか?」私の問いに急に涙声になって、こんなに辛いとは思わなかったとサンが亡くなった話をされた。サンは我が家の愛犬と同じいたずらっ子のラブラドールです。

私は、店を出るとき礼とともに、もしポン酢が美味しくできたら届けますと独り言のように言った。薬を受け取ってから店を出るまで奥さんの顔を見ることはできなかった。

鰹節を一年に一度だけ買いに行くお店のよくは知らない奥さんですが、「優しい人なのだなあ」と思い、うちの犬達より一回り大きな黒ラブの『サン』が果たした役割が分かった。

今年も美味しいポン酢ができそうです。

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2010年12月 1日 (水)

上山路越え

龍神村宮代から旧美山村寒川(そうがわ)へ越える昔の道が林道に分断されながらもところどころ残っている。

その二つの村をつなぐ道は、私の暮らす集落から二つの峠を越えることになる。こちらから地蔵辻が一つ目の峠で、二つ目が上山路越えです。

おじいちゃん(父)の世代の人たちにとっては通いなれた道だったようで、以前林道を走っていたら「この辺りにあるはず」と父が言い、林道のすぐそばの尾根に道しるべの地蔵さんを教えてもらった。

先日そこに行ってみた。

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変わらずその地蔵さんは立っていた。

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三叉路になっていたのでしょう、美山村寒川側から上がって来たところの側面には、『右ハ かいの川(甲斐ノ川) 左ハ 宮代』と記されている。

190年ほどの月日が流れ、その頃の様子はわかりません。今度ここで一日過ごしてみたら少しは何かを感じるかもしれないと思っています。

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