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2011年2月 4日 (金)

一粒の米

友人から米の注文をいただいた。

精米所へ玄米を運び、夕方白米に仕上がったものを家に持ち帰った。届ける前に何気なく中身を見たら黒いシミのついた米が混ざっている。

これまで、この米を届けても何も言わずに引き取ってくれていたのかとありがたかった。でも、そのままにしておけないので、カメムシに吸われた黒いシミの残る米粒を家内と選った。

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10キロの米を選るのに2時間かかり、選び出した米を一升ますに入れてみたら、たったこれだけでした。

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なぜか、急にこの米が貴重なものに思えてきた。

虫に吸われたものが良いのか、それとも虫の存在が見えるのが良いのか、とにかく何故かはわからない。米を見つめている間に何となく、この薄汚れた米のご飯が食べたくなった。

家内に訊くと、明日のご飯をまだ仕掛けていないから混ぜられるといった。今、台所から米を洗う心地よい音が聞こえてきている。

白い米に混ざったシミのついた一粒の米に罪はない、吸った虫にも罪はない。

P1040838

もうすぐ田に入る季節がやって来る。

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