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2011年2月25日 (金)

春の命

冬のはじめに水の表面が凍ったメダカの暮らす瓶です。このときは水底に命があることは確実だと思えた。

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それからの寒さで全ての水が凍った瓶は、我が無責任さと、死に行く命がこわくて写真に撮ることがはばかられた。

氷が解けた昨日、瓶の中を覗いたらシラスのようになったメダカが底にたまった泥の上に沈んでいた。

今日の午後、この中に命はないと思いながら、水が少なくなった瓶にバケツで水を入れた。急な水の流れ込みで底の泥が舞い上がり水を濁し、その渦の中に白くなった死骸が現れては消えた。

しかし、じっと見ていたらその中で、一生懸命その流れに逆らって泳ぐメダカが見えた。我が目を疑い、水が落ち着いたとき水の中にメダカをさがし、しばらくして姿を見つけたがすぐに隠れてしまった。

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全てが凍りついた瓶の中で生き延びた命は、あたたかな風と、私の反省と、蝋梅のにおいに混ざり合って感じられた。

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