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2011年4月18日 (月)

忘れてはいけないこと

安川渓谷を通ることが多くなった。

渓谷入り口の休憩所を通ったのが、ちょうど昼時だったので弁当を食べることにした。

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ここしばらく、3度の食事がただただ食物を胃に詰め込むようなものだったと反省しながら、せめて今日はゆっくり食べようと決めた。

ゆっくり食べるだけで、気持ちまでゆったりになり、食べ終わったあともゆっくりすることにした。デッキの一部にできた木陰に座り、本でも読もうと決めた。車に戻りトランクから見つけた一冊の本は、宇江さんの『森のめぐみ』(熊野の四季を生きる)だった。

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偶然目次の中に、先ほど通ってきた山神神社のことを見つけ、ページを開いた。

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さっき、通りすがり山神様にちょっとお参りしたとき、声かけてくれた私より一つ年下だという方の話と同じ内容が書かれていた。(後で分かったことですが、名も知らないのに私に声かけてくれたのは、最近の神社荒らしを疑ってのことだったようです)

気持ちの良い木陰、山神様で出会った人のことを思い出してからは、本の文字を目で追うだけでした。決して本が悪いというわけではなく、近くに生きた熊野の文化があるのに、文字でそれを確認している自分がおかしかったのです。せっかく『この時』と『この場所』に生きながらなんとつまらぬことをしているのだろう。

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私は、忘れてはならないことを隅っこにおいていたようです。

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安川渓谷の春、日ざしも、木陰も、せせらぎも澄んでいます。

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