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2012年6月

2012年6月29日 (金)

山椒

朝夕欠かせない田んぼの見回りは散歩のようなものです。

ネムが花の用意をはじめ、

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ネジバナが咲いていました。

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帰ると、軽トラの荷台に山椒の実が転がっていた。

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つまむと、山椒のにおいがしました。

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2012年6月28日 (木)

台湾旅行

勤め先の旅行で台湾へ行ってきた。

九份の石段を歩き、眺めの良い場所にも立った。

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そこで、お茶もおいしく頂いた。

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旅行の間、食事が合わない人もいたが私は独特の香りもあまり気にならず、豪華な食事を人の分まで食べた。

でもやっぱり、家が良い。

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朝の田んぼは気持ちが良いし。

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お茶はもちろん、家で採れた物だけでの食事は何にもかえられない。

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2012年6月23日 (土)

ゆうが尽きる

家の仕事で服が破れたり、袖がほつれたり、ひじが擦り切れたりすると家内がツギをあててくれる。すると愛着のある仕事着となる。

そのようなことを繰り返している仕事着は、よほど気をつけないとちょっと引っ掛けただけですぐに破れるようになる。このように『ゆうが尽きる』まで着た服は捨てがたい。

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先日、ついに捨てました。

そして、よそ行きの2着が仕事着になりました。

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2012年6月22日 (金)

大切なもの

大水が出ると水源の調子がおかしくなる。上流からの砂利に埋まったり、流れ出た木屑などで水取りのパイプが詰まったりするのです。

今回も津元の田んぼへ引き込む水が止まり、日が暮れるまでに家内と二人で、久保谷の水源へいった。

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やはり、取り入れ口に木屑が詰まっていた。ごみを取り除き、一回転半しか開いていなかったバルブを一旦全開にする。そうしてバルブから貯水タンクまでのパイプに詰まった土砂などを一気に流して途中が詰まることを防ぎます。それからまた、バルブを閉めたあと、一回転半開いて必要最低限の水をいただきます。

谷に水が沢山あっても少なくても、いただく水は欲張りしてはいけない。田に水を引き入れても、あふれるような事はできるだけしないようにする。

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2012年6月21日 (木)

光にかざす

古い瓶を見つけては家に持ち帰る。

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今のくらしに比べると決して豊かとはいえない時代のもの。

本当の豊かさとは。。。どうなんだろう。

そのゆがみを光にかざして考えてみる。

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2012年6月20日 (水)

どう生きるか

これはホタルブクロ

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緑に花が白すぎてその周りまで白んで、あやしい。

これは、ただの緑

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同じ緑でも、ここに様々な木が混ざり合っている。

特徴はないけどほっとする。

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2012年6月18日 (月)

西澤号

昨年の秋まで家には4台の車がありましたが1台減らし、3台になりました。運転できるのは4人おりますから、それぞれに用が掛かるときなどは困っておりました。

そこで、揺り篭から墓場まで何でもたのめる友人に、50ccのバイクをどこかでさがしてきて欲しいとお願いしたら、5月の連休に家へ運んできてくれた。それがピザ屋が乗っていいるような三輪。

御礼をしようとしたら「何を言う」と一切受け取らない。ちょうど帰ってきていた一歳になったばかりの孫が私にではなく、どこがいいのかこの男を気に入ってしまい、抱っこされて離れない。彼はきっとそれに気をよくしたのだ。

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バイクが来て以来、ちょっと悔しいけど雨が降っていないときはこれに乗って田んぼの様子を見に行っています。先日「調子はどうだ」と連絡が来たけど「孫が来ている時は来ないでくれ」とだけこたえた。

名付けて『西澤号』 

鬼瓦のような顔をした、ヘルスメータが2個ないと体重を量れない身長190センチくらい、でっかいBMWのバイクに乗って遊びに来ることもあるのですが、その様子はサーカスの熊みたいなその友人の名です。

大きな友人と同じで車庫でも場所をとるこのバイク。昨日車庫入れするときこれに軽乗用車をすりつけた者がいて、車屋さんにみてもらったら修理代5万円。

軽乗用車は修理に出したけど、西澤号は元気です。

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2012年6月17日 (日)

妖艶さがしとうたた寝

雨の休日でも4時には目が覚め、4時半には家を出るのが普通。気まぐれで、今日は犬達の世話を済ませてから、田んぼに向かい、6時過ぎに家に帰って来た。

別にまじめなのではなく、癖というか貧乏性なのでしょう。動いて何か家や家族の為になることをしないと不安なのです。

家に帰ると家内は朝ごはんを作って待っていてくれる。このような貧乏性に付き合うのも大変だと思う。食事を済ませた後、家族への反省もあり『ちょっと休もう』と決めた。

「少し遊んでくる」と家内に伝え、妖艶(ようえん)さがしにカメラを持って山へ入った。妖艶と言う響きが良いし、これまでにも『これが妖艶』と感じたことは2回ほどある。この季節、怪しげに美しいものは、やっぱり雨に濡れたもみじかな。P1070523

でも、今日のもみじは妖艶とはいえない。明るいからか、まだ葉が新しすぎるのかもしれない。

それで、妖艶さがしはやめて、秘密基地に行き先日から読み返そうと決めていた、宮本輝編の『別れの船』を開いた。『うむ、なるほど』と最近の出来事で思い当たる節があり関心し目を閉じ、そのまま寝てしまった。

目が覚めたのは昼前。寝起きは、すごく気分の悪かった。妖艶さがしのあとのうたた寝は、目覚めが悪いからやめたほうが良いと思った。

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2012年6月16日 (土)

豊かな谷

 梅雨に入ってはじめてそれらしい雨になった。秘密基地のそばを流れる谷の水も少し水かさを増し、田んぼのことを思うと少しほっとした豊かな夕暮れになった。

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桂にのって弾む様なしずくもうれしい

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基地の周りの苔は水を含み、ひと足出すだけでジュワっと音が出る。

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これで、鳥肌が立つほどの数のアブさえいなければ、この豊かな谷に老いた犬達を連れてこれるのに

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2012年6月15日 (金)

戸に絵

 父が現役でシイタケ栽培をしていた頃のしいたけの乾燥小屋には乾燥機が4台くらいあった。今は1台を残すだけで、農業資材や農機具が場所をとっています。

 これまで、市道からその小屋の入口までは幅1メートルほどの道を歩いていたのですが、この春、軽トラが入れるように道を広げた。そして入口の引き戸の板を張り替えてもらった。

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 どこかの納屋として使われていたものを解体し移築したもので、いつの時代のものか分からないが、両親にとっては苦労をともにしてきた思い出の小屋ですから大切にしようと思っています。

 杉板で張り替えた引き戸に、防腐剤を塗ろうかと考えながら小屋に入った時、ホワイトボードの落書きが目に入った。この落書きを戸に描くと家族に伝えたら娘婿が「背景に青空と雲を書いたらどうか」と言う。私もそれが良いと思う。

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完成はいつになるか分からないけどネ

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2012年6月14日 (木)

白あんの釣鐘まんじゅう3個

 私が耕している田は3ヶ所。一つは西ノ岡、もう一つは幼馴染の公平ちゃんに預かった津本、そして東光寺の柳田です。

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 柳田は我家で一番広い田で、薬師堂の楠の下にあり、先細りに細長い形をしています。道路が通じているのですが、この田だけは共同の水路から水をいただくので、自分の都合で水を引き込めません。それで、田の近くに住む「北のけーやん」が毎年水の管理を引き受けてくれます。薬師堂の北側の家のけーやんですから、昔から北のけーやんです。

 水の世話をしてくれるし、豪快な話っぷりが楽しいので、柳田に行くときはけーやんに出会いに行き、今日は何をしにきたとか、田植えの予定や次の段取り等を報告する。

 春、田植えが済むと、御坊の『たまや』で白あんの釣鐘まんじゅうを買ってご挨拶に行くのが習慣になっている。

 「えーやん(私のこと)が田植えん済んだら釣鐘まんじゅう3つ持て来て、わしらはそいだけで秋まで田の水を見るんじゃ」と、けーやんは他の人に話しているらしい。実は時々畦の草刈までしてくれている。

 

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香る蔓

この季節、朝はたいてい4時に目がさめ、少し明るくなったら田んぼに行く。

そのまま田に行くこともあれば、納屋で片づけをすることもある。天候、昨日の作業、田畑の様子などのほかに自分の気分でどのようにするかを決める。

今朝は、気分で田んぼから。

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あぜ道を歩いている時、甘いにおいに出会い、あの蔓かと白い花に鼻を向けてクンクン。近くに霧を抱かれた杉を見て一礼、帰る頃にはええ眺めやなぁと別れを惜しむ。

その帰り道、川端の道から振り返る。

一日は感動から始まる。 

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2012年6月12日 (火)

副産物

朝夕、田んぼを見てまわる作業は欠かせない。水の調整、雑草、害虫、獣用電気柵、全てに注意しながら歩く。

それが目的なのですが、最近は、見過ごしているさまざまなことを再発見、確認することを意識するようになりました。光、風、谷の音、木の様子、風景、それに思い出が混ざったりします。

我家の棚田の一番上の丸田に立って、

何気ない木の様子にも

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いつもの季節やなぁと思う。

遠くを眺め

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あれっ『家に、この場所と同じ写真があったぞ』とか

家に帰り、アルバムにさがしても見つからず、古いお菓子の缶の中にその写真を見つけた。18年前セルフタイマーで撮った私と末娘。

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時の流れの中で、変わったもの、変わらぬもの。見た目は変わっても本質が変わらないもの。

朝夕、田を歩くだけでも教わることはたくさんある。

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2012年6月11日 (月)

一坪の畑

 85歳になる母は、歩くことがきつくなりました。家の前を通る国道を横断するのも危ない。機会を見ては田んぼや畑へ様子を見てもらいに案内するのですが、実際の作業は私達が休みの日でないとできない。

 そこで、母のために一坪程の畑を離れとの間に作った。ところが『これは畑ではない』みたいに一向に興味を示してくれなかった。

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 まあその内にと思っていたら、父のやる気にスイッチが入った。キュウリを植え、ナスを植え、トマトも計画中。それを見て仲間に入りたくなった母でしたが、「狭いから二人は無理」父は仲間入りを許さない。

 羨ましそうにしている母を見ては「おじいちゃんに育ててもらってそれを食べようか」となぐさめています。

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2012年6月10日 (日)

積み重ね

 日高川に掛かる小原橋の下に干していた麦を、おさやんが脱穀してくれることになった。

 「え~さん、わしらだけでこなす(脱穀)さか、道の途中にある車を避けちょうくれ(避けてください)」橋の下に続く道に停めている車をどける段取りをしてほしいという内容を言ってくれたあと「我が仕事、しよってよ」おさやんは、私が草刈の途中だと知っているのでそう付け加え電話は切れた。

 お言葉に甘えてと言うわけにもいかないので、ひと区切りつくところまで草を刈って小原橋へ向った。着くと、もう軽トラに一荷積み込み終えたおさやんは、持ち帰えるところだった。おさやんの家で脱穀してくれるのだ。残りを私の軽トラに積みだいぶ遅れてあとに続いた。

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 今年の麦、これまでで最高の出来だったのは草丈だけではなく粒も随分大きい、脱穀機から飛び出してくる粒の大きさに驚く、10年くらい作り続けて初めてです。

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 おさやんとさとみさんは、淡々と作業を続ける。作業が終わり、脱穀機からこぼれた麦を受ける為の箱を見ると『有田みかんの箱』。子供の頃の、みかんはこの木箱に入っていた。40年以上前の歴史ある箱です。

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 たくさん採れたとか、粒が大きいとか、そのようなものとは関係なく、麦つくりを積み重ねることのほうがずっと重く、意味がある。 麦わらを積んだ軽トラで、小川知子の初恋の人(麦わら帽子のようなにおいをさせて♪・・・)を歌いながらそう思った。

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2012年6月 9日 (土)

育つ命

今年のバルブ調整は「1回転半」と決めました。

 幼馴染から預かった田は、谷の水取り口からホースを使って一旦タンクに溜めたあと田に引き入れるようになっています。

 その水取り口のバルブ調整を今年は1回転半と決めたのです。昨年は、バルブが閉まった状態から2回転半以上は開けないようにしていましたが、今年の田植え準備時期の谷は心細くなるような流れでした。それで自主規制したわけです。

 この水量では、預り稲を植えるために耕した田全部を養うことはできませんので、休む田もあります。しかし、それもまたよし。野菜を作ったりすれば、楽しいかもしれません。

 もち米も7aほど植え、5月末には田植えも終わりました。一昨日は家内が一人で植え直しをしてくれました。

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 そして、昨日からは待ちに待った雨。今朝もその雨は残りました。

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 谷の水も少し増え、涸れかけていた命はよみがえりました。

 ひと月ほど先に植えた人たちの田は株もしっかりしてきています。

 終わると思ったことでも、欲を捨てれば命はつながる。涸れかけた命でも、状況が変われば生き生きとします。自然とは有難いものです。

 育つ命がいっぱい見える今日になりました。

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2012年6月 3日 (日)

流れ込むもの

秘密基地に行くと、しばらくはそこで過ごす。

窓は外の風景を切り取る

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窓を開けると谷の音が流れ込む。その小さな作業が普段聞き逃しているよい音をおしえてくれる。

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窓を閉めると、音は消えガラスを通して緑が流れ込む。

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2012年6月 1日 (金)

麦秋 2012

麦がいろづき始めた。

2012

 冬の間、動物の被害にも会わず、遅霜にも負けず、こんなに立派な麦をはじめて育てた。2週間ほど前から黄色のくちばしを持った私たちが「きりきり」と呼ぶ小鳥と、鳩がやってきて仲良く麦の穂を折って食べている。

 5日ほど前には、おさやんがやってきて「今年もこなすで・・・・」と麦の脱穀を今年も宣言しに来てくれた。「よう出来とるさか、ちいたぁ鳥にやろうこたあのう(少しは鳥にあげてもよい)」そう付け加えて帰った。

 朝、田の水を見て回る時、鳥たちがあっちでもこっちでも麦の中から飛び立つのを見ては「ちったぁ、やろうこたぁ」とひとり呪文のように言う。

 麦が出来過ぎて、今までにないことが起りそうで怖い。

 自然も、地域も、家族も、個人も微妙なバランスでなんとか生きている。目につくのは、不都合や、不足。満たされていることは、当り前とも思わず見過ごしてしまう。

10年あまり作り続けた麦がはじめてうまく育ったが、そのことをなぜか喜べない。鳥の羽音が少しその不安を消してくれる。

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