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2012年6月10日 (日)

積み重ね

 日高川に掛かる小原橋の下に干していた麦を、おさやんが脱穀してくれることになった。

 「え~さん、わしらだけでこなす(脱穀)さか、道の途中にある車を避けちょうくれ(避けてください)」橋の下に続く道に停めている車をどける段取りをしてほしいという内容を言ってくれたあと「我が仕事、しよってよ」おさやんは、私が草刈の途中だと知っているのでそう付け加え電話は切れた。

 お言葉に甘えてと言うわけにもいかないので、ひと区切りつくところまで草を刈って小原橋へ向った。着くと、もう軽トラに一荷積み込み終えたおさやんは、持ち帰えるところだった。おさやんの家で脱穀してくれるのだ。残りを私の軽トラに積みだいぶ遅れてあとに続いた。

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 今年の麦、これまでで最高の出来だったのは草丈だけではなく粒も随分大きい、脱穀機から飛び出してくる粒の大きさに驚く、10年くらい作り続けて初めてです。

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 おさやんとさとみさんは、淡々と作業を続ける。作業が終わり、脱穀機からこぼれた麦を受ける為の箱を見ると『有田みかんの箱』。子供の頃の、みかんはこの木箱に入っていた。40年以上前の歴史ある箱です。

P1070457

 たくさん採れたとか、粒が大きいとか、そのようなものとは関係なく、麦つくりを積み重ねることのほうがずっと重く、意味がある。 麦わらを積んだ軽トラで、小川知子の初恋の人(麦わら帽子のようなにおいをさせて♪・・・)を歌いながらそう思った。

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コメント

久しぶりですね。自家製の麦を使えるなんて最高の贅沢ですね。麦わらを使ってねじり籠を英さんは編めますか?昔よく編んだものです。最近は おさやんもさとみさんも年をとり腰が少し曲がって前傾姿勢になってきましたが元気で百姓してくれているので嬉しいことです。西明の四季を知らせていただき感謝してます。

投稿: おさやんのいもうと | 2012年6月11日 (月) 19時52分

おさやんのいもうとさん

長く更新せずに失礼しました。
麦はまず味噌作りに使います。今年は味噌がいっぱい作れそうでうれしいです。
いつも、西明の田に行くと、皆さんが声をかけてくれたのしいです。
嘆いたり、喜んだり、みんなで分け合っている感じです。
人生いろいろですが、稲作り、麦作り、野菜作りといった部分的なものでも分かち合えることは心強いです。
里帰りされたら、また、あぜ道で出あいましょう。

投稿: えい | 2012年6月13日 (水) 12時12分

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