« 身勝手 | トップページ | ヒル »

2012年7月 2日 (月)

花明り

通り過ぎてからその店の話をしたら、「私も気になっていた」「ひとりではちょっと入りづらい・・・」いつになく意見が一致。車をUターンして店に入った。

中辺路町北郡(ほくそぎ)国道沿いの『花明り』。以前から店の名が気になっていた。

小さな店に入ったときラジオから流れていたのはボサノバ、大きなガラス窓。外は川に続く急斜面の雑木林。ガラスとガラスの間に設けられた換気扉から気持ちよい風が流れ込む。料理の内容もとわずに『おまかせ』を注文した。カウンターの中の壁には『雪月花』と彫られた一枚の板。

出てきた料理は、すごい量。

食べ始めたとき、きれいだがとっつきの悪そうな奥さんに「このお味噌は・・・」と家内が訊いた。「それは○○の麦味噌・・・」。私は「では、この漬物は・・・」「主人が漬けた物」「食材は全て家で採れたものです」もう一度「これは違うでしょう」と、いかにも袋から出してきたようなタケノコの佃煮をさしたら、さん竹で先日採ってきたものを煮たのだと返された。

店の名も雰囲気も食事も店主の無駄のなさも何もかもが気持ち良い。桜の季節以外も、そこらのおっさん仲間やおばさんが飾らず入れるのがよい。雪月花に憶う人と静かに食事して過ごせる。

|

« 身勝手 | トップページ | ヒル »

ひとり言」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 身勝手 | トップページ | ヒル »