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2012年8月 8日 (水)

生きる

犬たちの散歩といっても、私と出る場合は片道200m程でしょう。うっふは足を引きずりながら、シェリーは息を荒げて、年老いた2頭はそれぞれの痛みと闘いながら、朝夕の散歩している。日高川に架かる橋のたもとまでアスファルト舗装された歩道を、朝は6時くらい、夕方も6時くらいに歩くのです。

夕方少し遅れたことがあった日のこと、近くの奥さんが「わんちゃんは元気?」と家に来てくれた。その方のお母さんが、うっふとシェリーの姿が見えないが元気かどうか見てきてほしいというので訪ねてくれたのです。

早速、散歩に出た。普段なら、橋のたもとからキャンプ場への道の角で折り返すのですが、その角にある、2頭を心配してくれるおばあさんの家にお邪魔した。

犬達の姿を見て、曲がった腰で家からやっと出てきたおばあさんは、「よかった、よかった。」涙声で声をかけてくれた。老犬とはいっても、ラブラドールは大き過ぎるのか触れようとはしない。別れ際、暑いから気をつけなさい。明日もおいで。と、犬達にやっぱり涙声で話しかけてくれた。

おばあさんは、これまでずっと家の前まで何とかやってきて、ふらふら帰ってゆく犬達を、毎日見てくれていたのです。

次の日は、息子が散歩でお邪魔し、うっふを抱えておいて「これで安心だから」とお願いしたら、うっふを撫てくれたそうです。

しばらくして、家内がお邪魔した。おばあさんが安心してうっふを撫てくれた時うっふはおばあさんの膝にもたれかかった。

命を案じ、その生きる力を見て安心する命がある事など、なかなか気付かないものです。命あるものは、命の限り、生きなければならない。

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