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2012年11月

2012年11月23日 (金)

感動と共有

秘密基地に入る道には、ストーブ用の薪小屋があり、葉を落とした桂の木が立っている。

夕食の後、山小屋で翔龍祭開会の時にするインタープリテーションの練習をしようと思い、先に薪ストーブに火を入れに行った。目的はそれだけだったのに、日が暮れてしまうまで小屋で過ごしてしまった。

帰る途中の薪小屋の前、暗闇にカモシカと鹿が仲良く向かい合って立っていた。

家に帰り、玄関先で娘に出会ったが、まずは台所に行って家内にその話した。すると、ここに住んでいるから出会えることなんだ。車のルームミラーで見つけたこともそうだ。と、自分が出会った熊の話を聞かせてくれた。

そのあと、娘にも同じ話をした。娘は、村の文化祭でアコーディオンの演奏がすごかったと話してくれた。

記録された画像も、音もない話ですが、ここに暮らしているからこその感動とそれを共有できることがうれしかった。

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2012年11月21日 (水)

麦まきとウラジロ

夜明けが遅く、日暮れが早く、翔龍祭が近づき、薪割りは進まず、それでも何とか4斗分の味噌は仕込みました。そして、これまた何とか麦まきを済ませました。

町に出た帰り道の虎ヶ峰で、夕日の準備をするお日様が山の端に海を見せてくれたので車を止めた。

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ゆっくりしている場合ではない、帰って仕事を片付け、夜は家でウラジロの整理をしよう。そう決めて車のドアを閉めた。

季節に追い立てられながらの日々も悪くはない。収穫したウラジロを選別しながらそう思った。

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2012年11月13日 (火)

奇絶峡にトロル

田辺市内から龍神へ入る右会津川沿いの道は、途中で奇絶峡を通る。

奇絶峡は、県の自然公園?かな。川には大きな石がごろごろあり、両側に切り立った険しい岩肌が見えるところです。

先日、奇絶峡を過ぎるところの橋を渡るとき『トロル』を見つけた。

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ちょっと見、天狗の様にも見えます。でも、突き出た鼻は火かき棒・・・・そう、『3びきやぎの がらがらどん』に出てくるトロルです。

いつも見る岩肌から、隠れていたトロルが急に現れたのです。橋のたもとに車を停め、これまで通り過ぎるだけだった歩道を行ったり来たりしながら岩の様子の変化を楽しんだ。

きっとあの岩の周りの緑の中に、硬いひづめと大きな角をもった 山羊のがらがらどんが隠れている。

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2012年11月12日 (月)

春と思え

 これまで何回洗濯したか知れない財布も、今時の全自動洗濯機にかかれば、何とか原形は保ったものの、「これは財布です。」か? みたいなことになった。

 30年ほど前、家内の実家からそれほど遠くない場所にジャスコ・オークワがあった。そこで思案の末に買った財布です。タイ製で薄っぺらで安かった。だからこそ私の小遣いを入れるのにちょうど良かったのです。最近になって小銭入れのボタンは取れたけど、別に不自由なく、かえって硬貨を落とさないようにと開くときにはこれまで以上に慎重にした。

 財布を洗濯した家内は、長女に買って送って欲しいと連絡をいれた。服以外を洗濯してくれることはよくあること、それにそう慌てなくても良いのにと思ったけど、数日後財布が届いた。

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 家内に負担をかけないように思ったのでしょう。私宛に添えられた手紙には、財布は春に贈るものだと聞いたから今を春と思え 洗濯した財布は大切に使ったものだから捨てずにコマと一緒にどこかに仕舞って置けばよい。と、いったことが書かれていた。

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 私は、厚くて立派な二つ折りの財布を持つことになった。洗濯してくれた財布は手紙の指示通り、長女が幼かった頃、肌身離さず持ったコマと一緒に棚へ仕舞った。

思い出も気遣いもうれしい、紅葉の春になりました。

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2012年11月 7日 (水)

久しぶりの奈良

 家内が友達のKちゃんと正倉院展を観に行くと言うので、あの人ごみはいやだが久しぶりに奈良を歩くことにした。国立博物館で二人は降り私はそのまま東に少し行き高畑のいつもの駐車場に車を止めた。

 奈良までの運転に疲れ、少しゆっくりしてから歩こうと思ったのですが、あいにく高畑サロンが休みだったので、そのまま志賀直哉旧居に入った。以前は、上がれなかった2階、入れなかった部屋にも入ることができるようになっていた。『暗夜航路』も、『城之崎にて』も読んでいないのに何度ここに来たことだろう。

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 旧居をで、ささやきの小道を歩き、春日大社を過ぎ若草山の下に続く石段の近道をさけ、アスファルト道を歩くと板塀に欄間のような自然のままの杉板がみえる。近くの斜面にある板塀も同じように設えは変わっていなかった。民家とはいえ、私の知る30年やそこらで奈良の風景が変わるはずはないのです。

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家族で何度も何度も歩いた道をひとり歩くのは、また別の趣がある。

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今度は、泊まってゆっくり歩こうと思っている。

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