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2012年11月12日 (月)

春と思え

 これまで何回洗濯したか知れない財布も、今時の全自動洗濯機にかかれば、何とか原形は保ったものの、「これは財布です。」か? みたいなことになった。

 30年ほど前、家内の実家からそれほど遠くない場所にジャスコ・オークワがあった。そこで思案の末に買った財布です。タイ製で薄っぺらで安かった。だからこそ私の小遣いを入れるのにちょうど良かったのです。最近になって小銭入れのボタンは取れたけど、別に不自由なく、かえって硬貨を落とさないようにと開くときにはこれまで以上に慎重にした。

 財布を洗濯した家内は、長女に買って送って欲しいと連絡をいれた。服以外を洗濯してくれることはよくあること、それにそう慌てなくても良いのにと思ったけど、数日後財布が届いた。

P1080308

 家内に負担をかけないように思ったのでしょう。私宛に添えられた手紙には、財布は春に贈るものだと聞いたから今を春と思え 洗濯した財布は大切に使ったものだから捨てずにコマと一緒にどこかに仕舞って置けばよい。と、いったことが書かれていた。

P1080309

 私は、厚くて立派な二つ折りの財布を持つことになった。洗濯してくれた財布は手紙の指示通り、長女が幼かった頃、肌身離さず持ったコマと一緒に棚へ仕舞った。

思い出も気遣いもうれしい、紅葉の春になりました。

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