住まい・インテリア

2008年12月 3日 (水)

20年住む家

 平成元年にこの家を建てた。

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 昭和60年の初め、設計図と大工さんの作ってくれた材料一覧表を持って山に入った。「この木は、家のどこに使う」と決めて伐採してくれた太郎さんは、木のこと山のことに詳しい人です。そして山から里へ木を出してくる作業も手助けしてくれました。

 山に育っている木の中から、設計図にあわせ必要な木を一本いっぽん選び、伐採したら枝はそのまま残し、かわはぎをし山で自然乾燥させました。木を村道に倒さなければならないところもあって、そのために何ヶ月か通行止めにした事もあった。そして、木が乾いた頃に必要な長さに切って里に運び出し、製材所では目的どおりにそれぞれの木を製材する。若い木で40年生、柱になる木は80年生以上、古い木は130年生くらいでした。

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 そのような方法で家を建てるのはとても不経済なことです。それでもおじいちゃんは、自分の山の木で、できるだけ昔の方法で自分の住む家を建てることにこだわりがあったので、たいがいの材料は自分の山で調達しました。例えば柱は100本近いものになりましたから、他の構造材や壁の材料を入れるとそれを調達する作業は随分なものになったわけです。

 今から思うと、私にとってはとてもよい経験だった。

 

 

 

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