切り抜き
一ヶ月ほど前、家内が旅行に出た間、大学生の末娘が来てくれており、うれしくて久しぶりに読み聞かせをした。昔話が良いかと思ったけど南木佳士さんの『トラや』を読んだ。しばらく読んで声をかけると、起きてるよと返事が来るからまた続きを読む。結局いつもと同じ、私が先に眠ってしまった。
先の連休に婿の車に乗せてもらい家族で町に向かう途中平井堅の曲が流れた。聴きながら、新聞で『大きな古時計』の時計はどこにあるのか、その物語はどのようなものか等の記事を見た話をした。見たけど読んだのではないこと、後で読みたくてどこかに置いたことも付け加えた。
みんなは「読みたい」と興味津々だったので、どうしてもその記事を見つけようと決めた。
一昨日勤め先で新聞を整理した。もちろん目的はその記事を探すためだ。新聞置き場の片付けが済んでも見つからずトイレまで探したけどだめだった。あきらめイスに腰掛けた時、机の左すみにそれはあった。
『今度、イギリス中部にあるその時計があるホテルに行こう』とメモを書いて、娘たちに送った。
もし実現できたらそのホテルで、少し濃い目のコーヒーを飲んで、子供たちに読み聞かせをしてやろう。
最近のコメント