季節の花便り

2008年11月28日 (金)

お茶の花

 寒さを感じ始めたら、お茶の花が咲きます。

 昨夜、この時期としては珍しく勢いのある雨が降りました。朝、散歩に出る頃は上がっていたので、犬たちとトンネルを抜けいつもの柿原の林道に向いました。

 トンネルが抜け国道が開通するまでは、この柿原に車道はなく、川を隔てて向かい側が本道で、つり橋を渡り歩かないと我が家の山には入れませんでした。でもここには柚子があり、梅があり、お茶の木があり、炭窯があり、しいたけを栽培し、手入れする山がありましたからいつもこの辺りには来ていました。子供たちが幼かった頃には遠足と言って、よくここへ連れて来たものです。

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 今も以前と同じように、ここにはお茶の木が数本あり、春には家族で茶摘みに来ています。先日の霜に当たって半透明になった花もありますが、あとから咲いた花がちらほら見えます。

 良い香りがするわけでもない地味で小さな花ですが、冬枯れの始まりに静かに咲く姿は美しい。

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2008年8月 2日 (土)

オニユリ

オニユリって何となくかわいそうな名前です。

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 朝、田んぼの見回りをしていたら、オニユリの花が朝露で光って見えました。「あれっ」これって、ひと月ほど前にササユリが咲いていたところじゃないかと思い出しました。そばにはきっとササの形の葉をつけた軸が立っているはずですが、見当たりません。

 ユリはユリの育つ場所に季節を変えて違う種類の花を咲かせるのでしょう。それぞれ生き物には自分にあった場所があり季節や環境をうまく利用して似たもの同士が上手に住み分けているようです。私たち人は、どのような場所で、どのように生きるのが良いのでしょうか。

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2008年8月 1日 (金)

イワタバコ

 昨年、イワタバコが咲き始めた頃から季楽里龍神で「朝の散策」をはじめ、この花が咲く季節を迎えました。小さな花ですからつい見落としてしまいます。朝、草の中に散った一輪を見つけ手にとってみたら、なんともすがすがしい花です。

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これからお盆にかけて咲き、この花が散ってしまう頃には、秋の風が吹き始めるのです。

 時間はゆっくり流れているようでも、次の季節はすぐにやってきます。この夏こそと思っていることはたくさんあるのですが、たぶん今年も次の夏こそはと後悔しながら秋を迎えるのでしょう。

 おかげさまで、去年と同じ時期に同じ花に出会えることができました。当たり前のようですが、本当にありがたいことだと思っています。  

――暑中お見舞い申し上げます――

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2008年7月10日 (木)

ネジバナ

「ねじばな」が咲きはじめました。

 このあたりでは、あぜ道によく見かける花です。花の時期が草刈のタイミングとうまく合うと短い雑草の中にすっくと咲くのです。

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 棚田をつなぐ狭いあぜ道ですが季節によって様々な彩をみせてくれます。それは、朝夕同じ場所を歩くから分かることで、毎日歩く何気ない道でも、目線をかえてみるとたくさんの発見があるものです。

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2008年6月18日 (水)

ササユリ

 ササユリが咲きはじめました。

 葉が笹に似ているからササユリ。名前は良いし、匂いも良いし、色もよいのに、何故かつぼみは恐ろしい。

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 監視しているような、攻撃態勢みたいな姿です。

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2008年2月 6日 (水)

蝋梅(ろうばい)

息子が家で暮らすようになった記念に蝋梅を植えることにした。

苗木を買って車に積み込むと春のにおいがいっぱいになった。5~6個の終わりかけの花が付いているだけなのに。「これだったら病みこんでも匂いで春の足音を感じられる」息子の記念植樹なのか自分の老後対策なのかわからなくなった。

我が家には少しの山林があるのですが、よくじいさん(父)は「あそこは長女が生まれたときに植えた」「あそこは長男が……」このように、新しい家族の誕生や思い出と山林の手入れを重ねて覚えている。

そういえば「花の散歩道を作って」娘の期待に、ヒメシャラを植えた。「びわ大好き」びわを植えた。桃、イチジク・・・全部鹿が食ってしまった。今残っているのは落ち葉が香ばしい桂ぐらいかな。桂を植えた頃は、こんなに香ばしいとは知らず、木の近くに住むおばが、毎日お茶を炒っているとばかり思っていた。

家族の成長や自然の移ろいを目だけではなく、匂いや音や風、さまざまなもので感じたいものです。

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2007年8月12日 (日)

秋の始まり

初夏の名残にノリウツギの花が終わりかけ、変わってハギが咲き始めています。

天気予報では晴れマークでしたが、朝から雲が広がり濡れるには丁度よい雨を少し超えたくらいの雨になりました。

午後には晴れ、風が出てきました。暖かい風でしたが、においは秋のものでした。

このあたりでは、初盆を迎えた家の縁側に仮家(かりや)と言う、骨組みは竹で、小さな祠はひのきの葉っぱで囲った祭壇を作り、お盆を迎えます。

そうして、亡くなった方に縁のあった人、近所の人が来て仮屋にお参りします。

お盆には、みんなが集まって西国33箇所のご詠歌を歌い供養します。

終わりの日、仮屋を川に運んで燃やし、お供えを川に流し霊をお送りするのです。

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         棚田 -今の様子-

お盆が終わるとゆっくりゆっくり秋に向かいます。

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2007年7月11日 (水)

リョウブ

令法(この字で良いと思います)が咲き始めました。

 この木が庭先に来たのは、家が建ってすぐの頃でした。

山に遊びに行ったとき、土砂と一緒に崩れ落ちた朽ち木の中に生えていたもので、そのときは何の木かも知らず、そのままだと枯れると持ち帰って庭に植えたのです。

 割り箸ほどもない細さの幹でしたが、特徴的な木肌と、すっくと伸びる枝、きれいな新芽が気に入っておりました。

何年かすると、白く伸びる花が咲き始め、その内清々しい姿は梅雨から夏にかけて、我家の庭になくてはならないものになりました。

ここで家族と同じ時を過してきたリョウブ

夏の日差しが続けば、しおれる時もあるけど

たっぷり水をやれば、立ち直るのです

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      畑から朝食の食材を採って走り帰る母ちゃんとリョウブ

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2007年7月 9日 (月)

わくわく

季節によって咲く花は変ります。

ぼーっと歩いていても、ふと立ち止まって見つめる事があります。

毎日同じ道を歩く楽しみのひとつです。

同じ道を安心して、ゆっくり歩くと毎回違う何かがあります。それがうれしくて同じ道をあるくのです。

例えば

朝はなかった鹿の足跡を夕方の散歩で見つけると、それだけでわくわくし、うれしくなります。

今朝のわくわくは黄色い花

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名前は知りません。

散歩道ではじめて見る一輪

夕方

わくわく気分は冷めていないのに、花はしおれていました。

小さな蕾を3つも残して

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2007年7月 6日 (金)

合歓木

合歓木の花が咲き始めました。

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この木は、夕方になると葉が閉じるから、「寝むの木」かと思ったら変な字を書くんですね。

葉っぱを手に取りもむと泡がでるから、幼かった兄と私の間では「石けんの木」と呼んでいました。

二人して石けんを作ろうと、いっぱい葉っぱを採ってきて、ザルに入れもんだが泡が立っただけで、石けんにはならなかった。

そのころ住んでいた古い家は川端にあり、川向かいは、今キャンプ場になっていますが太い合歓木がありました。

大雨が降り、日高川の水面がこの木の枝を洗い始めると、高いところにある公民館に急いで避難するのでした。

多分、人の役に立つ木ではないと思うのですが、楽しかったことと、恐かったことが重なる木で、毎年花の時期になると懐かしく思い出します。

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